« 前へ | Main | 次へ »
外資SPA頼みの夏商戦?
 コーディネーターから上がって来た五月末の店頭スタイリング報告を見ると、国内ブランドがごく一部を除いて夏物売れ筋の色替え/素材替えリピートに終始して店頭の変化が限られるのに対し、外資SPAではカジュアルからエレガンスまで、来シーズンに繋がりそうな鮮度あるリゾート企画が新たに投入されていた。
 国内ブランドのGW明け以降の夏物/晩夏物新提案が年々細って行く中、外資SPAは五末に至っても鮮度ある夏物新企画を投入しており、六月に入ればプレフォール商品も入って来る。バーゲン時期の混乱も館の営業政策に左右されない彼らには関係ないから、夏商戦は外資SPA頼みという状況が色濃くなって来た。
 もうひとつ、注目したいのが国内企業が開発・導入したグローバルブランドで、Eコマースのネオグラフィック社が立ち上げたLA発ポップカジュアルの「GROWZE」、サンエーインターナショナルがリン・スーチン社との合弁で立ち上げたLA発セレクトショップの「プラネットブルーワールド」が目を惹く。五月末のスタイリング報告でも両者は鮮度あるスタイリングを打ち出しており、鮮度を欠く国内マーケットに喝を入れている。
 等身大感覚が染み付いた国内ブランドが売れ筋のリピートに終始する中、外資SPAや国内企業の開発・導入するグローバルブランドの役割が加速度的に大きくなっている。伊勢丹本店婦人服リモデルの衝撃にせよ、グランフロント大阪の開業における「ZARA HOME」への取材集中にせよ、国内業界のガラパゴス感覚がマーケットの期待と乖離しつつある事を直視すべきであろう。
 2013/05/27 09:26  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ