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グランフロント大阪インプレッション
 昨日はグランフロント大阪の内覧会にスタッフを連れて出かけたが、全館を一周して一通りテナント店舗を撮影するだけで午後一時からリミットの四時まで歩きっ放しで、さすがにクタクタになってしまった。
 店舗面積4万4000平米に266店舗というグランフロント大阪はターミナル施設としては例外的に大きい上に多数のショールームが加わり、南館も北館もレイアウトがモールのようにすっきりしている訳ではなく、施設空間全体としては歩き切れないほど広い。187店舗が結集する南館は「ミッドランド」を思わせる不要な吹き抜けに加えて1〜3Fの一等地をパナソニックのショールームが占め、存在が解り難い裏通りもあって商業施設としては好ましいレイアウトではない。インテリア/生活雑貨中心に58店舗が点在する北館も「キッテ」を思わせる巨大な吹き抜けとショールームの混在で客足は途切れそうだし、1/2Fには存在が解り難い区画もあってテナントが可哀想。駅ビル的な高販売効率が望めるのは南館の表通り、デッキで繋がる北館2F接続部と直下の1F部分に限られそうで、初年度予算の400億円から大きく化けるのは難しいと見た。
 テナント構成で特筆されるのが大手セレクトチェーンの大量出店で、「クロムハーツ」や「スティーブン・アラン」まで7店舗を投入したユナイテッドアローズを筆頭にパルグループ、アーバンリサーチ、ビームスが各3店を出店している。とは言え、取材陣が集中したのは北館1F入り口に陣取った「ZARA HOME」で、内覧開始と同時に多数が南館を走り抜けて殺到するという人気ぶり。もちろん私もその一人で、タレントまで動員したTVクルー勢と撮影アングルを争う騒ぎとなった。
 「ZARA HOME」の主力はホームリネンで、「ラルフローレン」や「ローラアシュレイ」と人気を分けそうなエレガントに洗練されたテーブルリネンやベッドリネンがカラーグループ別に美しく陳列されていた。お値段も「ローラアシュレイ」並みでファストというポジションではない。私も買いたくなる商品が少なからずあったが、シーツもコンフォーターカバーもホテル形式の布状で日本式にフィット状や袋状になっておらず、家人の負担を思うと断念せざるを得なかった。極めて魅力的とは言え、日本国内での多店化には課題が残る。


 2013/04/24 13:12  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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