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転ばぬ先の杖なのに
 今週26日(金)に開催するSPAC研究会では10年以降に開業した主要商業施設の直近評価と今秋以降に開業する主要商業施設の売上予測を発表するが、開業前の売上予測でダメ出しした商業施設は例外なく結果も不調で、なんで出店したのか訝られる。転ばぬ先の杖として精密な予測を提示しているのに、様々な事情で出店してしまうケースが後を絶たない。メンバー企業でもそうなのだから、非メンバー企業では死屍累々なのだろう。
 10年以降開業主要35SC中、明らかな不振SCは12、好調SCは絶好調5SCを含む12で、ベスト5は三井アウトレットパーク木更津、三井アウトレットパーク滋賀竜王、テラスモール湘南、ルクア、イオンモール甲府昭和だったが、ワースト5は該当デベの恨みを買うのは御免だからメンバーだけの内緒にしておこう。今秋以降に開業する主要SCでお勧めはターミナル立地では京王吉祥寺新駅ビル、JR大分駅ビル、郊外立地ではイオンモール和歌山、さいたま新都心駅前開発などだが、危ないSC名を挙げるのは止めておこう。
 出店の失敗は数千万円の損失を招くから慎重な選択が望まれるが、デベの提供する情報は一方的で誇大広告を否めず、抱き合わせ出店の誘惑などもあって判断を誤る事も多い。当社のように関連データを積み上げた精巧な予測システムを駆使すれば、ほぼ3%以内の誤差でSCの売上は予測出来るものだが、元より活用しない会社も多く、情報を手にしても種々の誘惑に負けてしまう会社もあり、売れっこないSCでも一応は小間が埋まる。が、結果は当社の予測を裏切る事は極めて稀で(評価SCがに化ける事はある)、×評価SCがに化けた例は皆無だ。テナント出店する企業は「転ばぬ先の杖」を軽視しないで大きな損失を避けて欲しいものだ。
 2013/04/22 09:53  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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