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SC開発が再過熱する?
 毎年、全国主要SCの売上を集計して立地/タイプ別の指数を算出し、これから開設されるSCの売上予測のベースとしているが、12年度の売上指数は10年振りに上昇に転じた。上昇率は立地/タイプで異なるが、ローカル立地よりメトロポリス立地、量販店核より百貨店核の方が伸び率が高い。平均すればSC協会発表値の101.5に収斂されるのだろう。
 今月26日に開催するSPAC研究会では、この指数を使って今秋以降に開設される主要SCの売上を推計してメンバー企業の出店判断に役立てて頂くとともに、10年以降に開業した主要SCの直近売上動向を報告する。開業直後は開店景気に沸いても二年目、三年目と失速するSCもあり、経年変化の確認が欠かせないのだ。
 三月の百貨店や主要専門店の売上伸び率は驚異的だったが、大都市と地方都市、百貨店と量販店の明暗が拡大している。今の動向から見れば13年度は政府の目標とする2%を超えるのは確実だ。13年度の伸びを今から予測するのは気が早いと思われるかも知れないが、来年開業するSCの売上を予測するには一応の目安が必要なのだ。
 SC売上がインフレに転じた事は新規開発や増床を考えるデベロッパーの背中を押し、開発のペースが加速すると推察される。90年代の規制緩和から00年代に規制強化に転じ、改正都市計画法の施行で一気冷却したSC開発だが、景気の回復とリート資金の流入に加えてTPP交渉を背景に規制緩和に転ずるなら再び過熱しかねない。消費が回復に転じても少子高齢化と生産の空洞化が止まる訳ではないし、国家の巨額負債も消えはしないから、ほどほどに・・・・・
 2013/04/16 09:32  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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