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激変するメンズファッション
 昨年末に13AWのゼネラルディレクションを終えてクライアント向けの個別ディレクション製作も一巡しようとしているが、メンズの変貌振りはレディス以上だ。クライアント向け個別ディレクションを製作するのにファッション誌やコレクションのネット画像をチェックしていると、洗い加工物やダメージ加工物はおろかナチュラルなカントリーアイテムまでデッドストックに見えて来て、時代の一変を痛感させられる。ピッティなど未だクラシック感覚を引き摺っているようだが、一部の先鋭的なデザイナーはミニマルモードに突っ走っている。
 コレクションシーンはともかく、現実のマーケットがどう動くかだが、13SSはキレイ目ナチュラルなゆる細フィットに動くもののワンウォッシュは根強く残りそうだが、13AWになるとノンウォッシュのゆる細フィットが主流になり、アウターは薄くて軽い合繊系機能素材やニット/ジャージが圧倒して重くてごついカントリーツイードなどは過去の遺物になってしまいそう。そんな中、合繊系ミニマルアウターやジャージ/ニットジャケットのインとして拡大しそうなのがニットPOで、ネップ感のあるミドルゲージのゆるタートルやハイゲージのタートルが最有望と思われる。
 そんな13AWでは品質感のあるモードなビジカジが伸びる一方、加工感やラフな崩しを訴求するカジュアルは壊滅的な売上減少に直面するだろう。ようやく底を打ったかに見えたジーンズカジュアルは再び底割れ、カントリーやブリティッシュを深追いするセレクトも苦戦を免れないだろう。
 13AW、日本のメンズファッションは激変する。上げ潮に乗るブランドやストアの一方で売上の急落に蒼くなるブランドやストアも頻出するだろうが、日本の男が「等身大」を脱して格段に格好良くなるのだから歓迎すべき変化と言うべきだ。
 2013/02/15 15:05  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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