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祭りの終わり
 4月13日付けのブログ「SCに観覧車は不要です」で冗談ぽい企画のSCに警鐘を鳴らしましたが、5月7日には名古屋港イタリア村が自己破産を申請して同日付けで全従業員を解雇し営業を停止、16日には千葉ニュータウンのビッグホップガーデンモール(観覧車を建てたアウトレットモール紛いの冗談SC)などを運営する商業デベロッパーのミキシングが民事再生法の適用を申請して同日、保全命令を受けました。まさに当然の帰結と言うしかありません。SCには冗談も吉本も観覧車も不要で、商圏と立地の特性に素直にひたすら真摯に現実的に企画・開発するしか成功のチャンスは無いのです。当社のSC企画はAからZまで計算と検証に基づいてひたすら真摯に組み立てるもので、冗談は一切ございません。
 世の中には怪しいけど上手く行っている事業が山程ありますが、やがては化けの皮が剥がれるものです。銀座のクラブみたいに法外な価格を付けている百貨店がいつまでも続く訳がないし、5掛け消化仕入れのTVショッピングの熱気が醒めるのも時間の問題だと思うのだけれど、世の中には溝に金を捨てる快感を忘れられない人も沢山いるのでしょう。
 GWから咲き誇っていた我が家の薔薇達もようやく盛りを過ぎ、アンクルウォーターの真紅の花びらがポーチの階段に降り積もる様はヴィスコンティのキネマのようです。祭りの終わりは切ないですね。百貨店と百貨店アパレルも滅びの美学を演じているのでしょうか。諸行無常ですな。
 2008/05/19 11:50  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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