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神宮外苑に巨大UFOが降りる?

 神宮外苑の国立競技場が、バクダッド出身の女性建築家ザハ・ハディッド氏の未来感覚表現主義デザインによる巨大UFOを想わせるメガロ建築に建て替わるそうだ。同氏のデザインはコンペ参加46作品中、突出して目を惹く斬新なもので、審査委員長の安藤忠雄氏も絶賛していた。ザハ・ハディッド氏はロシア構成主義を原点に未来感覚の躍動的な表現主義建築を提案して注目されて来た建築家で、広州のオペラハウスやグラスゴーのリバーサイド博物館など斬新な建築に加え、インテリアからスニーカーまでデザイン活動を拡げている。
 経済成長著しい中国沿海大都市やシンガポールに較べると経済活動が停滞する近年の東京は斬新な新建築が限られていたが、これで面目躍如となる事が期待される。完成は2019年3月と随分先になるが、アジアの僻地に転落しつつあるバラック都市、東京にシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズに匹敵する?ランドマークが登場するのは喜ばしい限りだ。
 とは言え、シンガポールではION、Paragon、VIVOcityなど商業施設でも斬新な表現主義建築が競われているのに、日本の商業施設は関東大震災直後の看板建築を思わせる張り簿てバラック建築やオフィスビル然とした味気ない箱形建築ばかりで較べる術もない。フィリップ・スタルクの奇抜な建築(吾妻橋のスーパードライホールが代表的)がニョキニョキと東京に出現したバブル期の再現も今更どうかと思うし、森ビルの六本木ヒルズや表参道ヒルズのように建築に凝って家賃が高騰するようでは困るが、アジアのファッションキャピタルに伍するには商業施設開発者の文明観や建築的美術的見識が問われよう。
 2012/11/28 10:10  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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