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マイケル・ジェフリーズに続け
  Gilly Hicksのブルース・ウェーバーによるプロモーションフイルム( www.gillyhicks.com )がポルノかアートかと米国では物議をかもしているが、私にはアートとしか思えない。アングロサクソンの瑞々しい若者の裸体がネイティブなリゾートに遊ぶ様は爽やかなエロスに溢れ、ミケランジェロのダビデや遠くギリシャ・ローマの彫刻に通ずるものがある。
 アバクロやホリスターでWASPなキャンパス文化を提唱して来たマイケル・ジェフリーズCEOの美意識はアングロサクソン優越の純血主義に貫かれており、ブルース・ウェーバーの描く若者達も店頭でHei!と声を掛ける若者達も皆、アドルフ・ヒトラーの夢見た金髪碧眼のアーリア民族の逞しき若者を想起させる。そのどちらもギリシャ・ローマの雄々しき美意識へのオマージュが通底している。
 そんなアバクロ文明の本質を知らずしてカジュアルウェアの形だけ取り込んでも、お兄な、あるいはエロ可愛い別物でしかなく、マイケル・ジェフリーズの夢見るWASP文明の若者像とはほど遠い。109にも郊外SCにもアバクロに匹敵するほど確固たる美意識や文明観を持ったストアはまったく見当たらない。日本のカジュアル文明とはその程度のものなのだろうか。世界で最も進化して独自のレイヤードを花咲かせた日本の消費者に対し、独自の文明観とウェアリングを提案して突出したブランディングを果たすカジュアル企業が出て来てもよい頃ではないか。カジュアル企業のCEO達よ、マイケル・ジェフリーズに続け!!
 2008/04/25 11:46  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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