乞う御期待です
 先週は木曜日、金曜日と月例の「販売情報交換会」を開催しましたが、真っ青だった9月からは回復したもののカジュアル系とセレクト大手は苦戦を継続し、11月の弾が見えない百貨店も見通し暗いという発言が目立ちました。大衆は住民税大増税で、お金持ちはバブル崩壊と税制改悪で、どちらも財布の紐が引き締まってしまい、ファッション消費に浮かれる気分ではありません。しばらく続いた大量出店にもブレーキをかける時が来た様です。
 先週も7ブランドのVMDクリニックがあり、今週は2ストアと1ブランドのVMDクリニックを行います。VMDクリニックをやればMD展開の不備が露呈しますが、有力ブランド/人気ストアと言われているところも悉くMDの基本が出来ておらず、月度の中核アイテムが欠落したり季節のカラーストーリーが混乱したりと酷いものです。MDを担当する人材のキャリア(店舗運営経験不足)や基本教育の欠落が要因と思われます。11月8日開催の「バイヤー/MD育成マーチャンダイジングゼミ」ではMD組み立ての基本から最新の調達手法ミックスまで詳細に解説しますので、乞う御期待です。
 2007/10/22 09:26  この記事のURL  /  コメント(0)


新ブランドは屍の山
 先週は火曜日に浦和パルコ、水曜日に有楽町マルイを取材し、これで今秋の主要新設商業施設を一巡しましたが、商品的にもVMD的にも何の感激もなく、小細工で誤魔化した新ブランド/業態の濫造にうんざりしたというのが実感です。
 浦和パルコは70年代の錆び付いたゾーニング手法を引き摺ったままで、雑居ビルのリニューアル物件かと見紛う混乱と泥臭さが売りのようでした。あれもこれもちょっとづつという総花的構成で何処にも強みがなく、郊外大型モール並みのスペースを活かし切れておらず、わざわざ見に行く事はないと思います。有楽町マルイは悲願の銀座進出という事もあってか目一杯力が入っており、有力アパレルなどの新ブランド/業態をズラリとラインナップしていました。既存ブランドの構成を変えただけとか既存ブランドを組み合わせただけとか既存ブランドにセレクトや雑貨を加えただけというインスタントなものが大半でしたが、インパクトある新ブランド/業態もチラホラ。伊勢丹が平場的な統一環境を訴求するのに対し、マルイは平場まで路面店的なファサードを構えたインショップに統一しており、良く言えばノードストロム的、悪く言えばグランディオ的(駅ビル型)と表すべきでしょう。こちらの方は一見の価値があると思います。
 過去数年の新ブランド/業態の命運を調べてみると累々たる屍の山で、無事に離陸したものは十に一つもありません。業界紙などで撤退が報じられるのはごく一部で、何時の間にか消えていくものが大半です。やめときゃいいのにと思ったものは100%挫折していますし、なんとかなるかなと思ったものも二つに一つは破綻しています。止める勇気、止める組織的手順(スクリーニング)がホントに必要だと思います。
 新ブランド/業態の離陸条件の研究も佳境に入って来ました。10月26日のSPAC研究会での発表を乞う御期待です。
 2007/10/15 14:32  この記事のURL  /  コメント(0)


こんなに店作ってどうなるの
 先週は木曜日に町田東急ツインズの取材があり、今週も火曜日に浦和パルコ、水曜日にマルイ有楽町店を取材します。町田東急ツインズは東急百貨店町田店をテナントビルに改装したもので、ファッションビルとしては大型ですが中身は郊外SCの要素も強く、はっきり言ってナンダカよく解らなかった。「団塊ジュニアカップルのカジュアルファッション」がテーマだそうだけど、町田の他ビルにハマらないテナントを寄せ集めたというのが実感です。
 しばらく続いた浮かれ消費にも世界的な景気後退や住民税大増税などの冷水が浴びせられ、9月の売上は惨澹たるものでした。涼しくなった10月は回復するにしても、年末商戦は苦戦が避けられそうもありません。世の中、洋服なんか買う浮かれ気分じゃないのに、こんなに続々と店作っていったいどうなるの。開店景気が一巡すれば木枯らしが吹き込む事になるのでは。
 今月末のSPAC研究会では、05年来、大量に開発した新ブランド/業態の総点検をします。来週からその準備で真っ青ものの忙しさになりそう。ちなみにこの間の新ブランド/業態の離陸率はほんの数%。「gu」のように50店も作って予算比3掛け、某百貨店ブランドのように30店近く作ったのにブランド廃止になりそう、といった酷いケースが幾つもあります。『溝に金を捨てる』という諺がありますが、まさにそれを演じたケースが山程あるのです。そんな調査をしていると、最近の商業施設の乱開発とテナントの大量出店を冷ややかな目で見てしまうのも仕方ないでしょう。ちなみに、優良企業が揃ったSPACメンバーでも過去15年間の退店率は61%。10店出して4店しか残らないという結果です。旧借家契約下でもこんな実情ですから、定期借家契約が主流となったこれからは10店出して1店残るかどうかという時代になるのでしょう。
 2007/10/09 11:15  この記事のURL  /  コメント(0)


売上報告は真っ青もの
 先週は木曜日(レディス)/金曜日(メンズ)に月例の「販売情報交換会」がありましたが、各社の報告する数字は真っ青もので、26日段階では前年をクリアしている百貨店は皆無でした。専門店各社も真っ青ものの状況は同じで皆、残暑や前年踏襲MDを要因に挙げていましたが、ホントは所得税減税廃止に続く住民税大増税が真犯人に違いありません。お金持ちは株価や不動産ファンドの急落で、庶民は給与手取りの減少で、ともに財布の紐が硬くなっているのでしょう。もとよりファッションなんて不要不急の気分商品ですから、モードだトレンドだと業界が盛り上げても、景況感が冷えれば一番に手控えられてしまいます。当社コーディネーターの報告によると、月末の店頭では鮮度ある冬物アウターやニットが出揃って来たとの事ですから(「SPACレポート」の最新スタイリング動向は必見です)、10月の販売は盛り返すかも。期待しましょう。
 今週は3日(水曜日)に出店戦略をテーマとしたSPAC月例会を開催し、最新の出店条件と来年開設大型SCの格付けを発表します。乞う御期待!!木曜日には「町田東急ツインズ」の取材に出掛けます。
 2007/10/01 10:30  この記事のURL  /  コメント(0)


他人事ではありません
 先週は「ミニバブル崩壊」なんて他人事のように書いたけど、6月以来の小売株急落には正直、ビビッてます。ポイントやユナイテッドアローズの株価は暴落に歯止めがかからない状態で、いったい何事が起こっているのかと思うほど。6月までは月度の売上も堅調だったし、7月はセール前倒しの反動で落ち込んだものの8月も堅調だったのに、なんでこれほど急落するのか業績からは想像がつきません。消費の先行き不安という事なのでしょうが、9月の売上次第ではさらなる下落が危ぶまれます。残暑もあってか入って来る売上状況は低調ですから、月計が公表されればどうなるか恐ろしい。
 先週は大宮のホテルでテナント企業向け、六本木ヒルズでアナリスト向けの講演があり、4件のVMDクリニックをこなしました。木曜には月例の「出店案件審査会」を主催し、9件まとめて格付けしましたが、駆け込み開発の不良物件が多くお勧め物件は二つに留まりました。10月3日開催のSPAC例会では6月以降に格付け検証した19物件をまとめて発表するとともに、過去一年間にメンバー企業が出店した数百の事例を分析して出店条件の変化を詳しく報告します。乞う御期待!!
 2007/09/25 11:21  この記事のURL  /  コメント(0)


ミニバブル崩壊が始まりました!
 体調を気遣いながら少しづつアクセルを踏み込むように仕事をこなした先週。某大手アパレルのブランド・ポジション分析(何せ十幾つもあるから手間取る)や今週の二つの講演の準備、11月開催セミナーの構成企画などの間に、某外資ブランドの来SS期MD展開設計や幾つかのVMDクリニックをこなし三連休に逃げ込みました。
 世界的な好景気も米国住宅バブルの崩壊から陰りはじめ、円安外需依存で走って来た国内景気にも息切れの兆しが見えだした夏休み明け。企業景気がほとんど勤労者所得に及ばないまま、ミニバブルは明らかにハジケ始めました。ゴールドマンサックスによるティファニー銀座ビルの超高値買収を最後に、バブリ続けていた不動産価格が下落に転じたのです。折り込みチラシでも値下げ物件が目立ち始めるなど、潮目の反転がはっきり感じられます。値上がりを期待して高値掴みした不動産ファンドなど、市場価格が急落しています。また、失われた十年を繰り返す事になるのでしょうか。
 冷却が目立つのはアパレル消費も同様で、何年も絶好調で来た有力企業さえ急減速しているのには風向きの変化をはっきり感じます。ここ数年、若者人口が急減する中を販売員不足を押し切って大量出店してきたツケが回って来たのでしょう。販売員さえ足らないのに、そんなに店作ってどうするの。百貨店のOL市場はもうお終いで、急増したファッションビルや駅ビルにもやがて秋風が吹きだすのかも。大人市場は人口減さえないもののモードやブランドへの関心が急速に薄れ、背伸びしてファッションを追うより等身大の自分流ライフスタイルに関心が移っています。「モードな服とかブランドなどどうでもいい」というのが大人の本音なのかも。妻宛に大量に送られて来る百貨店やブランドショップのカタログやDMが目も通されないまま捨てられているのを見るにつけ、ひとつの時代の終わりをはっきり感じます。
 2007/09/18 09:54  この記事のURL  /  コメント(0)


ダウンしてしまいました
 先週は月曜夜に仙台で閉店後のVMDクリニックがあってお泊まりになり、火曜もお台場で閉店後のVMDクリニックがあって帰宅が11時過ぎになり、水曜には某社が買収したカジュアルチェーンの再生案提出があって、おじさんはもうへばってしまいました。木曜朝はベッドから出られず、仕事は午後からという体たらく。それでも、某郊外ターミナルビルのテナント構成と売上予測を木金で仕上げ、ようやく週末のゴングに救われました。仙台でのVMDクリニック後には売場のお嬢さん達に囲まれての飲み会があり、これがダウンのきっかけになったようです。40代までだったら楽しさが先立った飲み会もこの齢ではダメージの方が大きく、可愛いお嬢さん達にも申し訳なく悔しい限りです。
 今週は某大手アパレルのブランド・ポジション分析提出や某カジュアルチェーンの業態再生案企画、某外資ブランドの来SS期MD展開設計などの傍ら、幾つかのVMDクリニックをこなします。ようやく朝夕は涼しくなって過ごし易くなりました。なんとか体調を整えて頑張らなくてはなりません。
 2007/09/10 09:21  この記事のURL  /  コメント(0)


バブルは何時、ハジけるの?
 8月31日にビッグコンベンションを終え、週末は脱力してしまいました。経営層に特化するためSPAC月例会ほど盛況ではありませんが、中期の戦略をズバッと言い切る重要な場で、やる方は真剣そのもの。終わるとグッタリくるほどです。日米のデータを総結集して「百貨店/量販店の衣料部門は半減する、だから必死で脱出せよ」と言い切ってしまいました。
 30日には「銀座マロニエゲート」のプレスプレビューに行って来ました。銀座らしからぬミックス感やストリート感が漂う渋谷/原宿系セレクトショップやブランドショップのオンパレードで、意表を突く大胆な構成に驚かされました。一足先にセレクトショップを集積してひとブロック裏にオープンした「銀座ベルビア館」が苦戦する中、ここまで突っ走るとはバブルとしか言い様がありません。「新丸ビル」にせよ今回の「銀座マロニエゲート」にせよ、売上と収益をきちんと積み上げる発想からは決して出てこない遊び心いっぱいの構成で、バブルな御時世を痛感させられました。玄人が頭を傾げる業態開発と大量出店に暴走する企業が若者に享けたりするのもバブルゆえかも知れません。今度のバブルは何時、ハジけるのでしょうか。
 2007/09/03 11:01  この記事のURL  /  コメント(0)


ドカンとお金持ちになる方法
 先週は夏休み明けでまだ本調子でない中、神戸、福岡と出張が続き、週の後半は月例の「SC案件審査会」と「販売情報交換会」をこなしましたが、さすがに金曜日はボケが出ました。業界では伊勢丹と三越の統合交渉が木曜日に大詰めを迎え、カリスマバイヤーはIYの衣料事業部長を降り、某大手アパレルでも気になる人事が発表されました。『ゆく河の流れは絶えずして・・・・・』ですな。
 来週金曜日はいよいよ半期に一度のSPACビックコンベンションです。ゴールドマン・サックス証券株式会社のマネージングディレクター諸江幸祐さんをお招きし、M&AとかMBOとかドカンとお金が動くスキームをお話頂きます。コツコツ仕事に励んでいてもなかなかお金持ちにはなれませんから、一気にお金持ちになる方法を教えてもらいましょう。
 2007/08/27 10:12  この記事のURL  /  コメント(0)


目の玉プライスに腹痛続き
 8月11日から9日間の夏休みが明け、今日からまた忙しくなります。休み前から積み残した課題を思うと憂鬱ですが、31日にはSPACビッグコンベンションが迫っており、シャキッとして頑張るしかありません。今日からようやく新しいスタッフも一人加わり(かなりのキャリアがある方です)、なんとかアクセルを踏めそうです。それでもヤング〜109系担当は欠員したままで、片肺飛行には変わりありません。
 夏休みはほんとは軽井沢に籠って読書に集中したかったのですが、家族の強い希望で沖縄のめちゃエクスペンシブなリゾートに滞在しました。「ケチルな!」とどやされてレンタカーも使えず、ホテル差し回しのハイヤーで送迎となりましたが、行きはクラウン、帰りはデカいBMWと性に合わない車に2時間も押し込められ、うんざりしました。クラウンのロイヤルサルーンは狭いし、安っぽいビニールレザーが壁紙のように継ぎ剥ぎされた内装にはゾッとしました。BMWの740はデカいのにトランクが狭くてバゲッジが2個入らず、リアシートに3人が押し込まれたばかりか、クラウンと大差ない安っぽい内装にビックリ。おまけに、軽乗用車のドアが当たっただけでドアがベッコリ。これではブリキ細工同然ではないですか。こんな安手の車に一千何百万ものプライスが付けられているのは狂気だと思いました。我が家の小市民的な320Eワゴンは隅から隅まで高品質に徹して頑丈このうえないのに遥かに安価で、良心的な商品だと惚れ直しました。もちろん、レザー張りの内装には継ぎ剥ぎは一ケ所もありません。
 ホテルの部屋は評判通りの広いスィーツで、シャワーブース付きの広いバスルームがダブルある上に専用ガーデンにはジャグジーが備わるという3バス付き。室内のクリーンナップも完璧で、目の玉が飛び出るほどのルームチャージもやむを得ないと納得したのですが、肝心のジャグジーが動かない。仕方ないので露天風呂と割り切って海風を楽しんでいました。滞在2日目の夜になってようやくジャグジーは直りましたが、その頃には露天風呂ごっこにも飽きてしまい、スキューバ・ダイビングに夢中でした。
 館内のレストランは和食レストランを除いて目の玉が飛び出るほどの価格設定で(周辺相場の倍以上?)毎夕、食べてる間に価格ストレスでお腹が痛くなるほどでした。この価格がストレスになるような小市民は来るなという事なのでしょうが、ハワイのフォーシーズンズ(ワイレアとファラライ)でもお腹が痛くならなかった私が腹痛に苦しんだというのは、エクスペンシブな価格に見合う品質と洗練を欠いていたという事でしょう。
 とは言え、ホテルの従業員は皆、素朴なほど親切で、トラブルへの対応も誠実でした。気難しい親爺にもいやな顔ひとつせず、とても感じよかった。オキナンチュの純朴で親切な人柄は噂通りで、ハマる人が多いのも理解出来ました。それでも価格ストレスで腹痛が治まらなかったのは、私が貧乏すぎるからでしょうか。ホテルの客層を見ても普通の家族連ればかりでスーパーリッチ風の人は見当たらず(身に付けている装飾品やウェアのブランドには超目敏い私が見て)、ハワイのフォーシーズンズの洗練された客層とは天地の差がありました。普通の家族連れが目の玉プライスに耐えられるとは信じ難い経験でした。
 2007/08/20 10:27  この記事のURL  /  コメント(0)


夏休みは南のリゾートで過ごします
 先週は何人かのトップと面談し、買収審査や買収企業の再生、事業撤収といった相談が続きました。7月から継続している魅力的な某アパレルのデューデリが大詰めを迎える一方、夏休み明けからは某カジュアルチェーンの再生計画立案に取り掛かりる事になり、ドラスティックな御時世を実感しています。週末は例によって軽井沢のコテージで過ごしましたが、東御の温泉や千ヶ滝の渓谷遊びで消耗し、夕食もルームサービスで済ませてバタンキューという有り様でした。
 今週はクライアントへの『MDディレクション』解説セミナーや『VMDマニュアル』導入研修セミナーなどが続く一方、秋物の立ち上げに伴って『VMDクリニック』も始まります。でも、金曜日まで頑張れば11日から9日間の夏休み。夏になってからの週末は軽井沢に行ってばかりでしたから、夏休みは南のリゾートで過ごします。夏休みが明けたら一気に忙しくなりそうですから、ゆっくり休ませてもらいましょう。
 2007/08/06 10:00  この記事のURL  /  コメント(0)


ヒルズ族なんかなりたくない
 先週はクライアントへの『MDディレクション』解説セミナーや某郊外ターミナル駅ビルのリモデル戦略提出、バーゲン明けの時期を活用したVMD研修セミナーなどをこなす一方、二人のエグゼクティブと会いました。一人は某大手アパレルの副社長で、途中から社長も加わってブランド政策やMD展開を熱く議論。一人は某海外大手アパレルのトップで、英語でのやり取りにはちょっと疲れたかも。来週は四人のエグゼクティブと会わなければなりません。チャンスもあればリスクもあるトップとの面談にはそれなりの準備も必要で、神経も使います。そんな週末は軽井沢に行くに限ります。
 先週末も当然、軽井沢に行きました。妻子とスヌーピーをステーションワゴンに押し込み、軽井沢を越えて東御のヴィラデストガーデンへ直行。ランチの後で農園を散策し、午後遅くに軽井沢に着きました。別荘物件を二三物色した後はコテージで涼しい夜を過ごし、朝の散歩を楽しんで午後には大山町に帰って来ました。土砂降りの中を投票所へ行って怨念の一票を投じた後、フィットネスで無理矢理脂肪を落とし、かろうじてイタリアンスーツが着れる体型まで押し戻しました。十余年通ったこのクラブも来年3月で閉鎖される事になりそうで、新しいクラブを物色中です。条件に合うのは六本木ヒルズにあるホテルのクラブしかないのですが、ヒルズ族なんかなりたくないので他を探しています。あんなとこ行きたくないよネ。
 2007/07/30 10:51  この記事のURL  /  コメント(0)


脱モードなトレンドなのです
 先週末から『08SS版MDディレクション』のクライアント向け解説が始まりましたが、モードトレンドよりライフスタイル感が優るシーズンだけに、ビジュアルの乗りは今一つ。そのモードトレンドさえ主流はレトロ・アメリカン/レトロ・フレンチカジュアルですから、バリだミラノだといった大人のモード感を期待する向きには肩透かしもいいとこ(クラシック・フェミニンとかソーシャライツ・モダンとかは継続テーマで鮮度はいまひとつ。)。これでいいんでございましょうか♪♪♪♪。トレンド探しをするよりライフスタイルセンターのテナントミックスを組んでいる方が乗りがいいのは否定出来ません。これも時代の空気なのでしょう。
 週末は野暮用があって都内に留まりましたが、エアコンも効かないほどの暑さと湿っぽさには閉口。さすがの我が家のデッキも涼風とはいかず、エアコン頼りに部屋に籠って読書で気をまぎらわせました。次の週末は絶対、軽井沢に行くぞ!!でも、日曜夕刻までには帰って来て必政権転覆の怨念の一票を投票するのだ。
 2007/07/23 10:48  この記事のURL  /  コメント(0)


トレンドより季節感
 5月末から取り掛かっていた『08SS版MDディレクション』が先週でようやく仕上がり、今週中にグラフィックを完了して来週からクライアント向け解説セミナーが始まります。レディスではモード志向が後退して等身大のナチュラル志向やライフスタイル志向が高まるという構成。メンズでもモテ志向から自分志向への変化が顕著で、メトロ&モードな艶志向とナチュラルな等身大志向が鼎立する構図となりました。どちらもモードトレンドが弱いだけにビジュアルのインパクトを出すのに四苦八苦しました。等身大のライフスタイル感が強まる分、トレンドより季節感を重視したMD展開が求められるシーズンとなりそうです。
 週末の軽井沢は台風に降りこめられ、せっかくのコテージライフも楽しさ半分、開き直り半分。風雨の中、スヌーピーの散歩も兼ねてプリンス・アウトレットの中をウロウロ。来月の沖縄旅行用のリゾートアイテムを買い揃えました。月曜になってようやく雨が上がったと思ったら新潟で大地震。柏崎原発がヤバいという報道にリゾート気分も一瞬、吹き飛びました。大丈夫という報道に気分を取り直し、何時もの通り旧道ロータリーの川上庵で巨大海老天付きのせいろそばを味わって帰路に付きました。
 先週末はヤナセが550のワゴンに乗れと言うので試乗しましたが、400馬力近いパワーでグイグイ引っ張られるのに恐れを為し、今回は乗り換えない事にしました。今の320E4MATICワゴンでも十分に速いのに、550なんか乗ったら即免停になってしまいそう。『君子危うきに近寄らず』という事にしました。そんな事があってか320Eワゴン君は一生懸命走ってくれ、軽井沢からの帰途は10.9km/lという新記録の燃費を発揮。まだまだ第一線で頑張れますと意志表明していました。
 2007/07/17 10:17  この記事のURL  /  コメント(0)


もっと自然体で
 シークレットセールからバーゲンまでDMが山のように届いていましたが、結局は何処にも顔を出さず、週末は軽井沢に行ってばかり。モードを追う気分にはなれず、心と身体に気分のいい事をしたいだけ。マーケットの心がリゾートを彷徨っている時に秋のモードだトレンドだと騒がれてもうざいだけです。ファッション業界って、マーケットとは乖離した思い込みで動いているのかも知れません。
 先月のSPAC研究会では店舗スタッフの危機的不足情況を改めて実感させられましたが、20代以下の若い人たちが急減少しているのが根本的な背景です(地区別の不足率は同若年労働者有効求人倍率とまったくスライドしている)。にもかかわらず、若向けのファッション店をどんどん増やしている事に無理があるのでは。お客様も販売員も急減する中、なんで店だけ増やすのでしょうか。
 人口が急増している老齢層向けのお店をもっと増やした方が自然ですが、幾つかのチャレンジが手酷く失敗した事もあってファッション業界の動きは遅々として進んでいません。米国ではロハスなベビーブーマー(日本の団塊世代に近いがもっと年齢に巾がある)を狙った新業態開発が盛んで既存業態のお店も急増しているというのに、どうしてでしょうね。“SOMA”なんて500店舗が確実とまで言われています。日本でも“ハブ・ア・ナイストリップ”など伸びている業態も一部にあり、明らかにマーケットは盛り上がりつつありますが、おじさん/おばさんたちは心と身体に気分のいいライフスタイル志向が強く、ファッション業界が考えるモードな視点にはまったく興味がないようです。ファッション業界ももう少し顧客目線に立ち、マーケットの本音ニーズに対応した方が良いのではないでしょうか。自然体なら何もかも上手く行くものです。


07年1月期末で588店まで急成長した白人マダム好みミセスカジュアルSPAの「Chico’s」が04年8月に1号店を開設した、ミセス向けランジェリー&アクティブウェア(ヨギー系)とカジュアルの「SOMA」。1月末で52店に達し、500店の目標も確実視されている。
 2007/07/09 10:51  この記事のURL  /  コメント(0)


ファッションベンチャーよ来れ
 6月28日に開催したSPAC6月例会は200名近い御参加を頂いて会場は満席となり、先月以上の盛況となりました(当日の様子は こちら)。販売員の採用と育成・定着というテーマはメンバー企業にとって深刻な課題のようで、90社のメンバーのほとんどが出席されました。当社が全力を挙げて米国調査した3月の米国注目新業態研究は140名ほどの御参加に留まってガックリきましたが、4月のSC出店戦略、5月のMDプロセス再検証、6月の販売員採用・育成と鰻上りに参加者が増え、メンバー企業数も90社の大台に乗りました。
 SPACは当社の研究活動の根幹を為すものでコストパフォーマンスも高く、適確なマーチャンダイジングと効率的なSPAビジネスモデル、ブランディングを志向するファッションベンチャーにとっては必参画の経営実務研究会です。8月31日開催のビッグコンベンションでは『労働価値にレバレッジを掛けよ』をメインテーマに、投資ファンドや不動産ファンドのスキームを如何にファッションビジネスに取り込むかを追求致します。まだ参画しておられない企業もこの機会に御参画されては如何でしょうか。
 ※SPACの御案内はこちら
 2007/07/02 09:50  この記事のURL  /  コメント(0)


マーケットの風向きが変わった
 百貨店ブランドからSPAブランドまで秋物展示会が一巡し、晩夏の打ち出しが出揃ってみて、マーケットの変質をつくづく実感しています。昨秋物から今春物まで席巻したモードシフトがマーケットに飽きられ、より等身大のライフスタイル感覚が強まっているのです。創り込んだシルエットやオーバーなディティール、小奇麗すぎる面が疎ましく思われ、ソフトコンシャスで自然なシルエット、控えたディティール、ナチュラルな面が心地よいという方向にマーケットは向きを変えたようです。
 アラサーを狙って開発された新ブランドの多くがオーバートレンド・オーバーディティールで苦戦し、モードトレンド系ラグジュアリーブランドの人気が低迷する一方、ナチュラルなライフスタイル感の強い本音服SPAの伸びが目立ちます。後者を代表するのがヤング〜アラサーのナチュラル・レイヤード系、セクシーガールのネオ・ロコ系〜アラサーのサーフ・カップル系、ニューミセス〜ママ子のナチュラル・ライフスタイル系などで、価格もお手頃です。モード・コンシャスなアラサーがトレンドリーダーという認識は現実のマーケットと乖離しているのではないでしょうか。
 毎月、店頭の品揃えを目前のマーケットに合わせて再編集していると、風向きの変化を刻々と感じます。同時期の先物展示会を見ていると、認識のズレは否めません。モードトレンドの先取りとマーケットの実感反映のバランスが崩れているのではないでしょうか。それとも、開発の射程距離が伸び切ってマーケットとの時差が肥大しているのでしょうか。トレンド7に対して季節感3といったブランドが苦戦する一方、トレンド3に対して季節感7といったSPAが伸びているというのが実感です。
 2007/06/25 10:15  この記事のURL  /  コメント(0)


思い立って軽井沢へ行きました
 15日に開催した『ブランディングVMDゼミ』には90名近くが参加され、会場は熱気に溢れていました。ディスプレイまがいのVMDが横行する中、売上とブランディングに直結する営業的VMDを教える業界唯一のセミナーとし応分の評価を得ていますが、ファッション業界の大半はディスプレイをVMDと思い込んだままで、大勢を覆すにはほど遠いのが実情です。10月開催の『VMD再編集運用ショップ運営ゼミ』、11月開催の『ブランディングVMDゼミ』には是非、百名を超える参加があって欲しいものです。
 週末になってあんまり天気がいいものだから、ちょっと軽井沢に行きたくなりました。手早くホテルとレストランを予約し(ラッキー!)、3人と1匹を4MATICのステーションワゴンに押し込んで1130時に自宅をスタート。2時間弱でスイスイと軽井沢に着きました。旧道ロータりーの山本麗子さんの店でランチを済ませ、南軽井沢に出来て間も無いワンちゃん同宿ホテルにチェックイン。シヤワーを浴びてスッキリした後、東御のヴィラデスト・ガーデンファームへと浅間サンラインをドライブ。玉ちゃん自らのサーブでサンセット・ディナーを楽しんだ後、新作ワインなどを買い込んでホテルへ帰着。日曜日の午後には大山町の自宅に帰って来ました。
 軽井沢の薔薇園はようやく満開を迎えた所でしたが我が家の薔薇達はすっかり盛りを過ぎ、御近所さんにも「終わってしまいましたネ」など言われてちょっと寂しい感じ。でも、その陰でブルーベリーやレモンの実が熟しつつあるのは楽しみです。夕闇のデッキガーデンで緑陰の涼風を味わっていると、軽井沢よりよほどリラックスした気分になります。このぐらい気分のいい別荘を軽井沢に建てるといったい幾らかかるのかなどと考えているうちにトロトロと眠気が足下に迫り、週末の宵も終わろうとしています。
 2007/06/18 09:58  この記事のURL  /  コメント(0)


加藤さんの活躍に期待
 元オンワード樫山専務で4月までレナウンの副社長を勤めておられた加藤嘉久さんがGW明けからフランドルに移られました。物づくりと戦略は栗田社長、営業とMDは加藤さん、という分担になるのでしょう。原糸メーカーと取り組む商品開発で突出する一方、MD展開や店舗間の在庫の振り回しなどの営業運用が今一つだったフランドルですが、加藤さんがメスを入れれば短期で大幅な改善が望めそう。物づくりから店頭のMD展開まで一貫する効率的な体制が築けるのではないでしょうか。加藤さんの活躍に期待しましょう。
 『ブランディングVMDゼミ』の開催が15日に迫っています。既に先月末で定員に達した為に大きな会場に移しましたが、その後も参加が増え続け90名近くになっています。スタイリング提案から洗練の陳列手法まで、ストアをブランディングするVMD技法をビジュアルに提示する本ゼミの次回開催は半年後になりますから、御興味のある方はお急ぎお申し込み下さい。
 2007/06/11 12:33  この記事のURL  /  コメント(0)


セレクトはトロい!!
 セレクトショップというと斬新な商品が揃っているというイメージがあるが、実態はかなり異なる。前月のSPAC月例会のアンケートによれば大手セレクトショップの商品回転は3回転未満で、イメージのコアとなる欧米インポート商品は2回転未満に留まっており、斬新さを期待できる状況とは言い難い。ブランドショップがスパイス程度に入れているインポート商品もすべて2回転未満で、インポート商品が鮮度の足を引っ張っている実態が明らかになった。
 インポート商品が2回転未満に留まっているのは欧米ブランドが年2回のコレクション制をとっているためで、コレクションからのセレクトではどうやっても2回転を超えられない。その壁を破るのが欧米ブランド(ファクトリー系)への期中別注だが、近年はユーロ高もあってかつてほど行われていないのが実情だ。90年代にはセレクトショップの魅力の一角を支えていた部分だけに、復活が望まれる。
 欧米からのインポート商品でもソンチェなどの現金問屋街やマートでの当用買いは別で、それだけ取れば4回転以上も可能。ただ、それらの商品では斬新さや格感が出せないから、どうしてもブランド物のコレクション買い付けが主流になってしまう。結果、インポート商品の回転はトロくなり、それをコアとしたセレクトショップの商品回転もトロくなる訳だ。
 もちろん、インポート商品をコアに国内ブランド買い付け商品やオリジナルのOEM商品が加わってセレクトショップの品揃えが構成されるのだが、国内ブランド買い付けもせいぜい年4回、自由な調達サイクルが組めるはずのオリジナルOEM商品もネタが年2回ゆえに精々年4回というのが実態。結果、セレクトショップの商品回転は3回転未満に留まってしまう訳だ。これでは斬新という状況にはほど遠い。
 最近のセレクトショップ人気は実態と懸け離れたブランド神話に後発顧客が踊っているようで、シーズンの立ち上げはインポート商品のデリバリーが遅れてスカスカな事が多いし、ピークでは値入れを取り過ぎた割高なOEM商品が氾濫してチープ感が漂う。いったい何処が斬新なのか、何が魅力なのか、玄人目には理解し難い。過去のブランド神話で食っているとしか思えないのが実態だ。このままではやがて一気に潮が引く事になるのでは。
 2007/06/04 10:13  この記事のURL  /  コメント(0)


SPAC研究会は大盛況
 先週はトップへの政策提案が重なり、幾つかのVMDクリニックもあって神経を使いましたが、おおむね順調にまとめる事が出来ました。『在庫圧縮と消化回転向上への調達・配分・運用手法総研究』をテーマに5月24日(木)に開催したSPAC研究会には190名を超えるメンバーが参加し、SPAC史上二番目の盛況となりました(様子はこちら)。6月から新たに2社が入会され、メンバーは90社の大台に乗りそうです。緻密な研究活動と時を得たテーマ設定が評価されたのでしょう。6月研究会は店舗要員の採用と育成・定着をテーマに28日(木)に開催しますので、御参画を検討される企業はオブザーバー参加をお申し込み下さい。
 5月中、楽しませてくれた薔薇達も盛りを過ぎ、我が家のデッキガーデンは眩しいほどの太陽と緑に溢れています。オリーブやレモンの花も散り、小さな実がふくらみ始めています。今年は日射しに恵まれ、豊作が期待出来そうです。
 2007/05/28 09:43  この記事のURL  /  コメント(0)


お早めにお申し込み下さい
 先週木曜日に開催した『SC出店戦略ゼミ』は予想外の好評で満席となり、生活雑貨やフードサービス、ゲームセンターなどアパレル以外の企業も増えました。毎回、常連の方も多く、SC選択では本当に助けられたと御礼まで頂きました。11月に開催する次回はもう少し大きな会場を手配しなければならないでしょう。6月15日に開催する『ブランディングVMDゼミ』も出足好調で、今月中に満席になりそうです。ブランディングに直結する洗練された陳列手法を学びたい方はお早めにお申し込み下さい。
 木曜/金曜の夜は月例の「販売情報交換会」を開催しました。5月直近の都内百貨店販売状況はレディス/メンズとも4月よりやや好調のようですが、3〜4月に全面リモデルした両百貨店は連休明けは一気に減速しているようです。もともと無理の有るゾーニングが指摘されていただけに「やっぱりね」というのが実感で、年間予算の達成はかなり苦しそう。商品動向ではレディス/メンズともビビットな綿の夏物を飛ばしてアシッドな麻混の晩夏物が台頭しており、シルエットも緩くなっているようです。レディスではワンピース/チュニック、麻系ハイゲージニット、ギリ短から膝丈までの丈パンツやワイドパンツ、メンズでは綿麻のシャツライクなライトジャケットと衿変化ポロシャツが好調との事でした。
 今週はトップとの会食や面談が重なっており、新たなプロジェクトの依頼も幾つかあって神経を使う週になりそうです。24日の木曜日には『在庫圧縮と消化回転向上への調達・配分・運用手法総研究』をテーマにSPAC月例研究会を開催します。ポイントの桜井常務とジャパンイマジネーションの小嶋専務のパネルも行いますので、御興味ある方はオブザーバー参加をお申し込み下さい(SPAC入会を検討するトップエグゼクティブに限定させて頂きます)。
 2007/05/21 10:45  この記事のURL  /  コメント(0)


「SC出店戦略ゼミ」を開催します
 先週は連休明けでスロースタートとなりましたが、某ブランドのMD戦略提案や「商業界」「販売革新」の原稿をこなす一方、企業再生ビジネスの準備も着々と進行。そのうちお話できる時も来るでしょう。週末は妻と愛犬を伴って目黒川沿いを散策。80年代初期からタイムスリップしたようなセレクトショップが点在する中、美味しいケーキ屋さんや手作りっぽいカフェを楽しみながら午後の時間を過ごしました。お上りさんが溢れる表参道と違って人通りは疎らで、桜並木が日射しを和らげてくれる下、二人と一匹でトロトロ散歩しました。
 今週は木曜日に「SC出店戦略ゼミ」を開催します。今秋から来年に掛けて開業を計画している主要大型SCの商圏/競合環境を検証して売上と販売効率を予測するもので、ほぼ+−5%以内の精度を実証しています。昨年開業した主要大型SCの開業後の営業成績もほぼ予測通りで、当社のSC格付けを信頼して出店の可否を決めているテナント企業では後悔するような出店はまずないはずです。業界紙などでダメSCへ出店するという報道を見る度、なぜ当社のSC格付け情報を活用しないのか(恐らく知らないのでしょう)、大枚を溝に捨てる愚行を残念に思います。とは言え、今回のゼミは会場が狭く、もう一席しか残っていません。御興味ある方はお急ぎ下さい。
 2007/05/14 10:54  この記事のURL  /  コメント(0)


SC栄えて古き街廃る
 GWの前半は土建屋政治とイオンSCによって廃墟と化した故郷の街に久方ぶりに立ち寄りましたが、青春時代に散策した美しき山畑は道路と脈絡ないミニ宅地開発に分断され、見る影もありませんでした。水草が茂り魚影が走っていた清らかな小川やレンゲ畑も宅地に成り果て、かつては多くの画家が好んで住んだというこの城下町の面影は完膚なきまでに破壊し尽くされていました。年老いた両親が棲む屋敷町の一角こそまだ面影を残していましたが、空家となって朽ち果てた古屋が目立ち、老人だけがひっそりと棲むロストタウンに成り果てていました。
 柳川や萩のような数少ない例を除き、日本中の地方小都市を皆、このような姿にしてしまった土建屋政治と開発至上主義を果たして文明と言えるのだろうか。旅行で訪れたフランスやイギリスの田舎町の美しき田園風景を想うたび、やり場のない怒りがこみ上げて来ます。今朝の新聞はイオングループが開発投資を倍増する事を伝えていましたが、これでまた廃墟となる街が増えるのでしょう。『SC栄えて古き街廃る、山河もまた荒れ果てる』などと詠いたくなってしまいます。
 などと想いを巡らしながら、GWの後半は初夏のそよ風が吹き抜ける我が家の緑陰で微睡んでいます。八分咲きの薔薇達に囲まれて時の流れも忘れ、傍らで日向ぼっこする愛犬スヌーピーを薄目で見遣りながら寛ぎを満喫しています。ちなみに我が家の薔薇はつる薔薇からイングリッシュローズまで約50本あり、満開直前の今は400〜500輪が咲き誇っています。来週末のピークには600輪を超える花が咲き揃うのではないでしょうか。明日からはまた仕事に追われる日々が始まるのかと思うと、ちょっと憂鬱です。
 2007/05/07 11:01  この記事のURL  /  コメント(0)


神業的パフォーマンスかも
 先週は27日開催のSPAC研究会の準備を進めながら、名古屋出張を含めて朝に夕なに7回計12ブランドのVMDクリニックをこなし、その合間を縫って「ファッション販売」のカラー原稿を仕上げるというハードな一週間でした。VMDクリニックは開店前か閉店後しか出来ない仕事ですから正に夜討ち朝駆けで、長距離移動もともなって睡眠時間に食い込み、さすがにバテてしまいました。GWを控えて“売れる陳列構成”を求めるブランドのニーズが集中し、超多忙なスケジュールになってしまったのです。
 VMDクリニックは、ブランドのポジションと周辺のスタイリング傾向を熟知した上で、手持ち在庫を最適なシーズン/テイスト・ポジションとルック/パワーアイテム訴求に再編集し、売上と消化回転を極大化する一方でブランディングを積み上げていくという、繊細かつダイナミックな業務です。実行にあたってはスタイリング/MD訴求の感度、周辺ライバル動向やシーズン進行の掌握が不可欠で、短時間に状況判断力と創造力を発揮しなければなりません。極度の集中力を要するため2時間が限界です。売れてないショップも即時に売れ出すというちょっとしたマジックですから、傍観者には一種の神業的パフォーマンスに見えるかも知れません。
 今週はGWですからお休みが連続しますが、中日にはまた出張のVMDクリニックなどがあり、プロジェクト業務が詰まっている事もあって出勤します。GW後半はどこへも行かず、デッキガーデンの満開の薔薇達を眺めて過ごすつもりです。
 2007/05/01 09:58  この記事のURL  /  コメント(0)


再度、スタッフを募集します
 今年の始めからスタッフを募集しているのですが適材の応募が限られ、増加する業務をこなし切れなくなって来ました。当社のMDコーディネーターは時間をかけて育成していく専門職で、素養と意欲がしっかりした人でないと育成が難しいのです。
 アシスタントバイヤーや店舗MD、あるいは商品企画業務のキャリアがある20代後半の方を採用し、ブランド知識やマーケティング、商品構成やMD展開手法を徹底して仕込んでいくもので、2年ほどでいっぱしの仕事が出来るようになります。育成するには展示会やコレクションはもちろん、国内外の新設SCやリモデル百貨店のほとんどを見せ、毎シーズンのように欧州や米国を視察させて視野と知識を広げる必要が在り、少なからぬ費用をかけています。情報の仕込みと研究が7割、業務としてのアウトプットが3割、というのが仕事の実態でしょう。
 2〜3年しっかり取り組めばバイヤーやMDへのキャリアアップも容易で、業界人としての可能性も大きく拡がりますから、有給のビジネススクールみたいなものかも知れません。もちろん、長く勤めていれば知識と経験が蓄積され、ブランド/業態開発や商業施設の構成企画などもこなせるようになりますから、待遇もどんどんアップしていきます。
 このMDコーディネーターという職種、キャリアアッブの可能性が拡がる有望職なのに一般的でないせいか知られておらず、応募が限られるというのが実情です。基礎教養が豊富で洋服の基礎知識があり、商業施設やブランドが大好きでいっぱい見ているという方、是非チャレンジしてみて下さい。
 ※応募の方は当社ホームページの募集フォームからアクセスするか、採用担当の深野まで直接お電話下さい(03-3403-8233)。
 2007/04/18 12:15  この記事のURL  /  コメント(0)


ショックでした
 先週は12日に『ショップ運営ゼミ』を開催し、好評の内に終了する事が出来ました。セミナー準備の合間を縫って某ブランドのビジネスモデルの件で神戸へ行って来ましたが、神戸お嬢ならではの洗練されたライフスタイルMDを生で見て、独身時代の阪神間お嬢達とのキラキラした日々を一瞬、思い出してしまいました。それは32年も前の事なのに、芦屋の夏の宵闇の薫りや明け方の三ノ宮駅ホームの倦怠など、昨日の事のようにリアルに感じました。青春の日々は良い事ばかり憶えているものですね。
 せっつかれていた販売革新の原稿と某大手アパレルの新ブランド企画ガイドをようやく片した金曜日の夕刻、ガーンというニュースが入って来ました。それはオンワード樫山が米ラルフローレン社のTOBに応じてインパクト21の全株式を売却し、事業から撤退するというものでした。ラルフローレン社は他株式も総て買い入れ、インパクト21は上場廃止になってしまいます(日本経済新聞)。米ラルフ社は米国でも03年にジョーンズアパレル社との“Lauren”ライセンス契約を強引に打ち切り、訴訟沙汰の果てに3.6億ドルもの解決金を支払って直販化したという経緯があり、日本での直販化も時間の問題と見ていましたが、いざ現実となるとさすがにショックでした。
 2007/04/16 14:24  この記事のURL  /  コメント(0)


いやな御時世でございますネ♪♪♪
 先週は「ファッション販売」カラー原稿のメ切りがあり、ららぽーと横浜、流山おおたかの森SC、東京ミッドタウンを計6ページにまとめました。某セレクトショップのフラッグシップについてレポートするというWWDの原稿依頼は、ちょっと考える事があって断ってしまいました。先月も某百貨店リモデルのカラー原稿を、取材した上でお断りしています。
 昔は手厳しく書いても正論なら受け入れられたものですが最近の業界人は心が狭く、もろ逆恨みされて出入り差し止めとか契約解除とか実害が発生する事もあり、わずかな原稿料の百倍もの実害が出た事もありました。事実と異なる提灯記事を書く気にもなれず、いやな御時世でございますネと世を儚んでおります。『最近、企業もの記事をあまり書いていないですね』などと言われる事がありますが、書くに書けない事情なのです。
 加えて最近は上場企業でも秘密主義の所が多く、決算書や広報資料以上の情報をまったく出してくれず、肝になる実情がつかめないケースが大半なのです。広報/プレスの締め付けも厳しく、持ち上げてくれないなら協力しないという姿勢に徹しています。これでは提灯記事しか書きようがなく、かつての小島節を期待する向きには応えようがありません。
 5日に開催した『セレクトショップ/百貨店自主売場MD&売場運営ゼミ』は期待したほどの集まりではありませんでしたが受講者の評判は良く、なんとかなったかなというのが実感。百貨店人は権威主義で実務の勉強に積極的でなく、毎回、失望させられます。今後は百貨店を対象としたセミナーはやりたくありません。12日に予定している『売場運用ショップ運営ゼミ』はお集りが良く、もう数席しか残っていません。御興味ある方はお急ぎお申し込み下さい。
 2007/04/09 10:42  この記事のURL  /  コメント(0)


東京ミッドタウンに外人租界を感じました
 東京ミッドタウンは六本木ヒルズと較べると施設の配置が解り易く、ギラギラしたスノビズムも適度に抑制され、落ち着いた雰囲気で好感が持てました。オフィスやレジデンス、ホテルが主役の複合都市開発で、商業施設は「ガレリア」を中心とした2万4000平米ほど。その「ガレリア」とてレストランやサービス関連が主役で、ファッション関連は上品かつコンパクトに抑えられていたのが印象的。その中で「リステア・ミッドタウン」だけギラギラ目一杯、スノビズムを追っていたのが不思議でした。
 個人的な印象を言えば、六本木が特別な外人租界だった60年代の選民的クローズド・コミュニティの今日的再現が暗喩されているように感じます。「ガレリア」のパブリックデザインなどに当時のキャピタルヒルトンやオークラのジャポニスムを想起するのは私だけでしょうか。とまれ、東京ミッドタウンは六本木ヒルズのように大衆のスノビズムを刺激する事を避け、この高価なコミュニティに暮らす選ばれた人々に最高の快適さを提供する事に徹していると評すべきでしょう。
 私はと言えば、都市生活で一時のファーストクラスを味わうフライト感覚は好みませんから、東京ミッドタウンにははまらないでしょう。ましてや、セレブ気分でのショッピングなど、まったく興味がございません。でも、年末年始などにリッツカールトンのクラブスウィートをとって一時の外人租界を味わうのもいいかも知れません。
 今週は木曜日に百貨店の自主売場やセレクトショップを対象にしたMD&売場運用ゼミを開催します。まだお席がありますから、御興味ある方は是非、御参加下さい。
 2007/04/02 11:32  この記事のURL  /  コメント(0)


東京ミッドタウンに行きます
 先週も幾人かが当社を訪れ、R氏は米国のアパレル業態開発、Y氏は壮大な資本戦略を語ってくれました。R氏のひたむきな研究熱心さ、Y氏の謀略を熱く語る姿に思わず引き込まれてしまいました。いろんな人が訪れてそれぞれに熱く語ってくれるのはうれしいものです。私はと言えば幾つかのVMDクリニックをこなし、木曜/金曜夜の「販売データ交換会」を仕切る合間を縫ってコソッと名古屋を調査に行きました。都心の某大型物件の開発プランを立てるためです。それ以上は内緒です。
 月曜午後には東京ミッドタウンのプレス・プレビューに行き、幾つかの義理があって夜のレセプションにも顔を出します。バブルっぽいプロジェクトが溢れかえる東京ミッドタウンは疲れそうで、早々に撤退するつもりです。ちなみに、六本木ヒルズは何度行っても右も左も解らず、這う這うの体で逃げ帰っています。よほど性に合わないのでしょう。東京ミッドタウンも同じようになるのでしょうか。
 
 2007/03/26 15:03  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール

小島健輔(こじま けんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。

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