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心頭滅却しても…
一週間がかりでPCの移行をほぼ完了することができた。

 アウトルックでの検索がインデックス処理により若干怪しいことを除いて、ほぼ完璧なはずだが何が漏れているか油断は禁物だ。

 バックに黒田官兵衛が1.5倍速で流れているところに、「心頭滅却すれば火もまた涼し」とのフレーズが飛び込んできた。炎の中で滅却した僧侶たちは150名が焼き殺されたという。

 併せて思い出されるのは、「断じて行えば鬼神もこれを避く」だ。大学時代の友人K氏の口癖がこの二つの故事成語であった。春日井で家業の楽器店を継いだ彼とは一回生のときから親しくしてもらい、渋川海岸で腰まで水に浸かりながらフリスビーを楽しんだ。

 彼とはさほど麻雀を一緒した記憶はないが、危険牌を切るときやそれが通ったときに決まって呟いていたのが当該台詞だ。それ以外にも、“セーフ自民党”や“遅いことは牛でもやる”など懐かしい響きがある。

 恥ずかしながら、主観と客観の一致を検証する術がないという哲学的命題を学習したのはつい最近のことだ。思い起こせば新入社員のころの三年間、M上司にさんざん「君は主観で仕事をしすぎる」と諭され続けたが、その真意が少しだけわかったような気がする。

 滅却するのも断じるのも当事者の主観であるが、客観的レスポンスとしての生死や鬼神が避けるかどうかは全くの別問題であり、必然的因果関係があるわけでもない。

 ビジネスの世界での成果や周囲との関係性は客観事象に他ならないが、そんなことはお構いなしに主観的自分の世界で仕事を進めていた私のことをM上司は許せなかったのであろう。

 どのように客観的世界を生きて、どのように主観的に滅んでいくか。昨日の加護野節で、「小保方さんの気持ちはよくわかる」との振りが印象的だった。喩えられたのは、鍵を無くしたひとが明るい街灯の下で必死で探し回っているシーンだ。通りがかって、「どうしてここと探しているのですか?」との問いに対して返ってきた答えは「明るくて見やすいからここをさがしています」だ。

 ありそうな場所を探すのではなく、調べやすい場所を探すのが人間および社会の性だということだ。私たちは、できることをできる範囲でやりながら日々を過ごすうちに一生を終えてしまう危険性をはらんでいる。やるべきこととやりたいことをその先におかないと街灯の下での鍵探し人生に終わりかねない。その意味でも昨日のW同窓生の言葉には重みがある。

 さて皆さん、それぞれの人生、どう仕上げますか
 2014/06/30 19:47  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
久々に…
久々に…が二件の日曜日だった。

 岡山で事業を営んでいる中学高校の同窓生からTELがあったのは二週間前のこと。三年前の同窓会で名刺交換して、よくぞ覚えてくれていたものだ。

 彼は今の事業を立ち上げて18年目になるが、とても頑張ってここまで来たようだ。一世一代の大勝負に出るので、事業計画の立案と計画書の作成をヘルプして欲しいとのこと。概要を聞くまでは半信半疑であったが、およそ二時間にわたってヒアリングしたところ筋はとてもよい戦略だった。

 三品先生がおっしゃる筋の良さは体感でわかる程度の鍛錬は積んでいるつもりだが、鳥肌が立つほどというわけではないが十分に理論構築可能な筋の通ったストーリーが構築できると実感した。楠木先生のストーリーまで昇華させることができるかどうかは、今後の腕の見せ所になるが、ワクワクするプロジェクトになりそうだ。

 午後からは本当に久しぶりに恩師加護野先生の講演を聴きに神戸大学に。今春出版された“経営は誰のものか”に関わる議論で、衰えのない歯切れの良さには改めて脱帽させられたとともに久々に脳みその洗濯をすることができた。懇親会までは残れなかったが同窓生四人ともおよそ一年半ぶりの再会。もうひとり博士課程で頑張っていると聞き、私もどうするべぇとちょっと考えた。

 55歳までは突っ走るつもりで独立して、そのマイルストーンが再来年には訪れる。勉強は怠っていないが、博士論文を世に残すことに対するちょっとした気に掛かりは持ち合わせている。博士号というタイトルには何の魅力も必要性も感じないがこのまま埋もれるのもどうかな?と。

 今日の同窓生が中学高校時代に社会に出てから打ち込んだくらい練習に打ち込んでくれていたら、全国大会行けたかもねと大笑いしながら。彼は中学のバレーボール部のエースアタッカー、高校のハンドボールでは45度のキーパーソン。私はいずれもキャプテンを務めながら、バレーではセッターでハンドではポストプレーヤー。練習に来ない彼のマネジメントには苦労させられた(笑)。

 その彼の言葉で印象に残ったフレーズはこうだ。身の丈はわきまえているので、全国区で大きな口をたたくつもりはないが、岡山の今携わっている業界ではこの俺が居たというアイデンティティとレピュテーションは残したいと。

 自分の身の丈に添うアイデンティティ。これが本日W氏から私が頂戴した本日のキーワードだ。加護野先生からは、相応の歳をとってから取り組むべきテーマがあるというメッセージだった。

 併せると、年相応で身の丈に相応しい取り組み課題は何かという命題になる。あと二年でそれを選び取らねばならない。
 2014/06/29 18:59  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
ミトコンドリア
高校のときの生物の先生をミトコンとあだ名していた皆さんは少なくないと思われる。

 今は亡き我が母校のM先生も“ミトコン”の愛称で親しまれていた。牛乳瓶の底のようなレンズの向こうでクリクリと輝いていた愛らしい瞳が忘れられない。

 さて、ファッション業界で「しまむら」がミトコンドリアになろうとしている。

 生物界のドメインは、細菌と古細菌からなる原核細胞と真核細胞に分かれる.。もともと、嫌気性が主流の時代に酸素をもちいて効率的にエネルギーを生み出していた細菌がミトコンドリアだ。

 ひょんなことから酸素を使うことができない真核細胞の中に入りこんだミトコンは、宿主との共生生活にすっかり馴染んでしまった。やがて宿主に大半のDNAを奪い取られたミトコンは、二度と外の世界で単独の暮らしを営むことはできなくなった。

 私たち宿主は超高効率のエネルギー変換装置を手に入れることができて、めでたしめでたし。

 ミトコンドリアを「しまむら」に、宿主を量販店に置き換えると現在進行中の出来事を生物学的見地から見立てることも見通すことも可能となる。

 ミトコンと宿主と、ハピネスをゲットするのは果たしでどっちだ?もしくは、どちらでもなく絶滅に向かうのか?
 2014/06/25 08:53  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
14年ぶり
今度は、14年ぶりだ。

 トレーニング後の体重の終値が、60sの大台を割って59.8sの数字を記録した。学生時代のベストは始値で58.5sなのでまだまだ遠く及ばないが、社会人になって終値での大台割りは14年振りの快挙である。

 入社した会社が福利厚生施設としてジムとプールを備えていたので、同じ職場の先輩と筋トレを始めたのは23歳のとき。25歳からは設立されたハンドボール部で、練習したり試合に出たりの数年間。筋トレとスウィミングは異動や職種によりブランクがあったりなかったりで、
30歳の頃には体脂肪9%台もあったりと。(当時の測定機のレベルでの誤差の可能性も大)

 ダイレクトマーケティング(通販)を担当していた2000年頃の8月に終値50s台をマークしたのを最後に十数年が経過した。

 独立後暫くは休日もままならず必死で仕事をしてきたが、6年前からスポーツクラブに入会して、隙間時間を見つけてはタラタラと1q泳ぐことを続けてきたが維持はできても減にはとうてい及ばず。

 一念発起して筋トレを10数年ぶりに再開しておよそ一年。以前のように限界がきてからあと3回上げるような過酷さもなく、それでも小さい筋肉で10〜20s、大きい筋肉で20〜50sのウェイト増を実現し、若かりし頃の7掛近い最大ウェイト値あたりにはもってこられた。

 昨年は月二回ほどのペースだったが、年明けからこの半年はおよそ週一のペースをキープでき、数カ月前から開始した糖質ダイエットが相乗効果をもたらした。

 さて、ここからは維持モードに突入するか、筋力の限界突破モードにするか、社会人になって未体験ゾーンの始値での50s台を目指すのか、オプションはいくつかある。

 直近の体脂肪は18%ほどだったので、上っ面の脂肪は減ったものの内臓脂肪はまだびっしりと茂っている。太ももの筋肉はパッと見で往年のおよそ半分しかない。やはりここは大きい筋肉量の増大と内臓脂肪除去モードが正解だろう。

 内なる課題が軌道に乗ったら、次は外なる課題に目を向ける必要がある。ニコチンとアルコールだ。次の一年で内なる課題に、その次の一年がいよいよ外なる課題となるか…。
 2014/06/24 08:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
7年ぶり
ついにVAIOを卒業する時がやってきた。

 VAIOのXシリーズを7年近くメインのモバイル端末として使ってきたが、シリーズが終了しVAIO事業が売却されたのを機にNECのZに乗り換え、ほぼ一日がかりで移行作業に追われた。

 にも拘わらず完全移行には及ばず、今週いっぱいは全機種VAIOを携えて出張に出ざるを得ない。これまでVAIOを4台使って来たが、もういい!ソニーとの関わりは小学生時代まで遡り、家にあったトランジスタラジオはもちろんSONY。中学生になって買ってもらったラジカセは型番が忘れたがそれもソニー。スカイセンサー5900でラジオオーストラリアのワライカワセミの声を聴き。大学生になって揃えたコンポーネントも、カセットデッキはもちろんSONTで。

 パナソニックもソニーもシャープも一時代を終えた。三洋電機は消滅した。半世紀以上生きていると、さまざまな遷ろいを経験するのは当然のことであるが、去来する思いもさまざまである。原体験も含めると生涯お付き合いしたいブランドなのだが、一時決別である。

 こんな思いで商品やブランドを見ている消費者がいることを、MDや事業責任者は自覚した上の日々の業務に邁進してほしいものだ。
 2014/06/22 18:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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