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やっぱやられた
アンドロイドが4.0になって、やっぱやられた。

 メールソフトが改悪されている。送信済のアイテムは用もないのに半年以上前のデータまで保存されているにもかかわらず、用のある受信アイテムが三日分ほどしか参照できない。あれこれ触ってみたものの、保存キャパのコマンドは見当たらず、とりあえずアンドロイドでは過去メールをトリガーにしたアウトバウンド型のコミュニケーションはできないものと諦めるしかない。

 このようなユーザーのストレスは、OSの開発担当者はわかっているのかいないのか?サプライヤーとして良かれと思ってあれこれ工夫をしているだろうことは想像されるが、そこにはユーザーの使用場面のどこまでが反映されているのだろうか?

 昨日の測定機器メーカーさんでの研修で、強烈なプロダクトアウト型の発想を指摘させてもらった。ロジカルシンキングのフレームを通じてアプローチはできているのだが、いかんせん発想の全てがサプライヤー視点で、ユーザーの属性やシーンに応じた切り口は皆無であった。

 ターゲティングやポジショニング、マッピング等、多くの企業や担当者が多大な労力を投下して数知れない絵を描いていることと思われるが、ユーザー視点で切り込まれていないと、それは徒労に終わりかねない。

 感性的にアップルは性に合わないが、ユーザー視点という面では一定の信頼がおけるので、iphone5でメールストレスは解消することが期待される。反面、iチューンを使用することの強制や各種ソフトのダウンロードによる稼ぎ方には支持できないアップルの手口も少なくないので、私のデバイスとOSの流浪の旅は果てしなく続くこととなる。
 2012/10/21 17:42  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)
勝手なことを
 ギャラクシー2がOSの更新を知らせてきたので、暫く放っておいたのだが、さる日曜日、とある拍子で更新してしまった。

 アンドロイド4.0は最新の装備だとは思うが、してしまったと後悔系の表現になっているには訳がある。さまざまな機能が進化はしているのだろうが、ようやく慣れたインターフェースが変わることはスマホに限らずOA機器や電化製品におけるストレスの第一となる。

 未だにウィンドウズ系のソフトが2003のままの企業や個人が少なからずいるのは、必ずしもコスト面だけが原因ではない筈だ。その上、いろんな設定が勝手にデフォルトされたり、変更されたりもする。早速デザリングでは勝手にセキュリティ設定が変わっており、状況を理解して回復させるのに無駄な数分を浪費させられた。メールソフトのハンドリングも私にとっては改悪されているし、これだから勝手なバージョンアップは困ったものなのだ。

 うかつにSNSに手を出さない理由のひとつもそこにある。自分では見えなくて、自分のコントロール性を超えるところで、自分のマシンもしくは自分の情報が制御されてしまうことは、ストレスどころか恐怖感すら覚えてしまう。しかしながらそれを超えるだけの利便性や期待値を感じる人々がたくさんいるので、現状の活況があるのだろうが、私はいましばらく自分自身の問題としてはSNSは静観だ。当然ビジネスでの活用には積極推進というか、今やマルチデバイス、マルチコンテンツは必須なので仕方のないところである。

 かく言う私は、ギャラクシー2からiphone5に乗り換えることにした。ギャラクシーが4か5くらいになったら、また戻ってくることにしよう。
 2012/10/16 08:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
出会いは廻る
先日、私のブログにレスをいただいたH女史とお会いした。

 某セレクトショップのウィメンズグループを束ねる大役を担っておられるのだが、勤め先や職種よりも人間力が前に出てくる魅力的な方であった。人生においても大きな山谷を経験しておられることから塗り重ねられた厚みと、それ以前にご自身の持ち前の持って生まれたリズムがとても素敵な大人の女性だった。

 話せば、共通のやネットワークには驚くほどの人物が出てくるわくるわで、ほんの一時間強の時間にすぎなかったが、濃いティータイムを過ごすことができた。

 故あって、フェイスブックをはじめとするSNSには情報を上げない私なので、本ブログを通じたコンタクトがほどよい湯加減に映る。

 20年振りに接した「ゾウの時間ネズミの時間」の本川達雄教授の最新書「生物学的文明論」を帰りの道中で一気に読み干した私にはその湯加減が心地よい。

 15億回の与えられた公平な鼓動の中でいかなるスピードの人生を歩むのか。そこでは、エネルギーとスピードがトレードオフの関係になる。もちろん私達人間はエネルギーを自生できるシステムではないので、スピードは外部資源を浪費することになる。

 インターネットが扱う情報的経営資源の特徴は、同時多重利用性と複製容易性に集約される。そのスピード価値が浪費する最大のエネルギーは人間の心理的エネルギーに思えて仕方ない。

 一昨日、4時間ほど会社のメールサーバーがダウンする事態に見舞われたが、世の中の三連休明けの真昼間であったことから、どれだけ精神的に疲れたことか…。

 神経を削りながらスピードという濃密さを享受する間に心拍数が15億に達した時に寿命は尽きてしまう。本川教授のテーゼは、私達に文明との付き合い方を問いかける極めて本質的な議論であった。
 2012/10/11 21:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
現場の柔軟性
 JALの搭乗券の裏側で展開されるハンバーガーチェーンのキャンペーンがまた延長された。かれこれ、3年ほどになろうか、少なくともあと何カ月かは楽しめそうである。再上場を果たしたJALではあるが、マイルの大判振る舞いが終了してから当該キャンペーンが始まったような記憶がある。

 ここ何年かは渋いスピードでしか溜まらなくなったマイルであるが、月に2〜3個は当たっているであろうビッグマックは小さな楽しみではある。我が家にとっては、地方で独り住まいしている大学生の息子達の貴重な食料となるからである。

 ところで、当該キャンペーンの現場での取り扱いにはバリエーションがある。シームレスなロール状の搭乗券印刷用紙の裏にプリントされている関係上、一枚の搭乗券の裏に複数の景品と複数のチェックボックスが含まれる場合が大半となる。

 約款としては、おひとりさま一回のご利用につき一枚しか使えないとなっているが、このルールが厳密に適用されることは滅多にないそうだ。(使うのは専ら嫁はんなので)

 ところが、チェックボックスの運用には地方による違いがあるらしい。地元の神戸では半チェックが施される。もたった景品に関わるチェックボックスは全部埋められるが、もし他の景品の一部が印刷されていた場合には、そこは次にも使えるよう空欄のままにしてくれるそうだ。

 東京では容赦なく一回の利用で全てのボックスが消し込まれる。それが、息子達が使う盛岡や鳥取では「もう一回使えますよ」と優しく返してくれる場合が少なくないという。地方によってプライスに格差をつけるというイノベーションを断行した同社なので、サービス水準の格差もあってよいということだろうか。

 先日、某アパレルの本部販促担当者が嘆いていた。店頭のスタッフが自分が気に入らないと本部配給のノベルティをお客様に配らない。自分にとって面白くないプロモーションには手を抜く等、オペレーションの徹底がままならないそうだ。

 折しも、お客さん(敢えて純言葉)のご要望と喜びと、会社側の都合とのコンフリクトをモチーフの一つにしたNHKの朝ドラ“純と愛”の出だしが好調である。主人公の純の一挙手一投足、ハンバーガーチェーンのキャンペーンのその後の展開に学ぶべきところありだ。
 2012/10/06 12:30  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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