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コンペ進行中
競争環境の中で切磋琢磨することは企業にとっても個人にとってもとても大切なことです。

 マイケルポーターによって競争戦略や競争優位性というキーワードが一般化して早や四半世紀になります。とはいえ、競争を避けることも立派な経営戦略になり得ますので、私はこれまでできるだけその作戦を採ってきました。

 唯一の例外は、パートナー企業が営業活動を行って私が登壇講師もしくはコンサルタントとして動くケースです。前者は、年間何件ものペースで揉まれた末の案件が私に回ってくるのですが、後者はそれほど回数が多いわけではありません。

 前者と後者の中間案件と後者案件が同時に進行しています。片や3社、片や何と8社のコンペとのこのと。どちらも全力を尽くして私の意を伝えることができれば、受注につながるかどうかは別問題として相手の心の中に何かグッとくるものを残すことができればと、日々時間を割いております。

 それぞれ、あまり具体的なお話しをすることができなくて残念ですが、共通して感じるキーワードは"縁(えにし)"です。私が高校時代に読んで観た「将軍」で何度も繰り返された「武士に限らず人間は"前世の縁"の中に生きて、生かされている」という教えを思い出します。
子供ながら"縁"とは何ぞや?と日々問いかけていたことを鮮明に思い出します。

 しがらみや運命と言ってしまうと、ありきたりの概念にしかなりませんが、縁という日本語には特別な響きを感じるのは私だけではないと思います。

 つづら織られた縁という糸の絡み合いの末に今の原反があって、それに整理、加工を加えてテキスタイルになっていく。縁に縁を重ねることすなわち人生であり、どんな生地に仕上がるかは私たちそれぞれの腕の見せ所です。

 残反にならぬよう、お互いにココロして人生に臨みたいものです。
 2011/12/20 21:58  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
中畑新監督
中畑新監督のキャッチフレーズは、"絶好調"を封印して"熱いぜ"でいくとのこと、どちらにせよ元気Onlyの超アナログに変わりはありません。

 ビジネスコミュニケーションの研修で、たびたび中畑氏のことを引き合いに出させていただいてきました。世代的に同氏のことを知らない若手が増えつつある昨今、これは私にとってはありがたい人事です。これで、少なくともあと数年は中畑氏をサンプルに受講生の学びを深めることができるからです。

 あれもこれもと総花的に理屈を伝えても人は動けるものではありません。直球が来たらこうして、カーブだとああして、ランナーがスタートを切ったらあれして、フルカウントになった時には…とまくしたててしまっては相手はフリーズしてしまいます。

 そんなときは、見逃し三振だけはするな!というシンプルなコミュニケーションの方が優れている場合が多いと教えます。あれもこれもに耐えられるペアは、野村さんと古田さんくらいのものです。

 一方でジャイアンツ時代の長嶋さんと中畑さんの会話は秀逸だったそうです。長嶋さんが、「バーっときたら、ガーっと行け!」と指示したところ、中畑さんは見事そのとおりにヒットを放ち、周囲は???だったと言います。感性に基づくテレパシー的コミュニケーションとでも申しましょうか。その手のやり取りに長けた野球人の顔はたくさん浮かびます。

 ビジネスコミュニケーションにおいては、感性×テレパシーよりも理性×具体的資料の方が多いのですが、要はバランスが大切だということです。エンタメ稼業の人々は前者のみで周囲を楽しませればそれでよいのですが、ビジネス稼業の人々はそれだけでは飯が食えません。

 ここで難しいのは、後者だけでは人も組織も気がもたないという点です。来年は横浜にどんな風が吹くのか楽しみです。
 2011/12/13 18:34  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
はじめてのファッション業界
 ファッション業界のクライアントに対してMDやマーケティングの分野でレクチャー的コンサルティングを行うことは本業のひとつですが、ロジカルシンキングのパッケージプログラムの登壇講師として初めてファッション業界を経験することができました。
一年目〜三年目を対象とした若手研修の中で、私は二年目のクラス22名を担当させていただきました。

 その会社は、MBAの仲の良い同級生が出身だったり、元の専務や経営企画室長お二人や、店舗ビジネスの責任者、通販ビジネスの責任者etc.数え切れないほど、お世話になった方がたくさんいらっしゃいますので、私も気合が入った一日を過ごすことができました。

 タイトなスケジュールなので、あまり脱線することができなかったのが残念ですが、ファッション製品をロジックツリーで分解するとどうなるか、クリエーターのやっている仕事は無から有を生み出すことではなく有に対する情報処理に過ぎない、フェルミ推定的に考えると今後の百貨店マーケットはどうなる…、自分の担当範囲の仕事を系になぞらえると、オープンシステムとして外からリソース(エネルギー)を得ない限りは発展、成長はなくシュリンクするのみ、いいものを高く売ることがこれからのカギになる等々、少しは固有のメッセージも織り交ぜることができました。

 数名の方と名刺交換もさせていただいて、そのうち東京勤務のT氏とは麹町で飯を食うことになりそうで、いいご縁を頂戴することもできました。

 知的体育会系を標榜しておられる同社でありますが、理科系頭の人材の少なさが気になりました。お二人ほど、とびきり理科系頭の方がいらっしゃったので、Minmumは満たしていますが十分かというと???です。

 片や、理科系デジタル人間に偏り過ぎてバランスを失っているアパレル企業もありますので、過ぎたるは及びませんが、ほどよいバランスが求められるところです。

 次回は、理科系デジタルとは真反対の中畑新監督を取り上げてみたいと思っています。
 2011/12/11 17:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
内柴が堕ちた
 柔道の内柴が堕ちた。

 締め技では、落とすか落とされるかの勝負に命を賭けている彼らですが、内柴は自ら堕ちてしまいました。本人は抗弁しているようですが、いい大人が十代の若人を相手に、言い分もなにもないでしょう。

 残念ながら、このような勘違い族はアパレル業界の身近なところでも散見されます。

 いまさら蒸し返しても仕方がないので不要なヒントワードは避けますが、私と誕生日が13日しか異ならない、いいオッチャンが刑事事件を起こしてしまったことは(私にとっては)記憶に新しいところです。

 ビジネススキルとしては優秀な人材であることは100%認めますが、彼は何かをどこかで勘違いしてしまったようです。事件以降は賀状のやりとりしかできていませんが、おそらくこちらからもあちらからも声を掛けることなく、互いに一生を終えるのだろうな…と。

 卒業生仲間や同じアパレル崩れの連中の間でも、"勘違い族"の話題には事欠きません。以前、塀の内側か外側の問題ではなく、皆が塀の上を歩いていて、後はどちらに落ちるかの問題に過ぎないという趣旨のブログをアップしたことがあります。

 私たちは常にどちらに落ちても不思議ではない危うい境目を歩きながらビジネスや私生活を営んでいます。

 謙虚に頭を垂れて、生かされているという気持ちを忘れないで、決して金メダルや勲章はなくても人として真っ当かつ大きな人生を歩みたいと、改めて心に念じさせられる事件でした。
 2011/12/06 21:57  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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