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正規分布
享年59歳の某企業グループの総裁の訃報がありました。

 ビジネスをご一緒する機会は希少でしたが、業界では有名な中堅企業のトップのご逝去です。二年前のあるパーティでご一緒しただけですが、あまりにも早すぎるお召しに絶句です。
私が物心ついた時代の親の定年が55歳であったことは、以前にも書いたことがあります。

 秀吉や信長の時代に50代と言えば長寿でした。私も当年とって晴れ?の50代。正規分布は様々な事象を説明するときに有効なフレームワークですが、余命を正規分布的に語ると…。

 私が60歳までに逝く可能性が17%、70歳まで生きる確率が66%。70歳を超える確率が17%と仮説を立てることができます。

 どの確率に落ち着くかは、神のみぞ知ることですが、ここまで生きてきたこと自体がある程度のありがたい確率の元にあることを自覚せねばなりません。

 私たちは、自分では制御不可能なある種の確率の世界において生かされているに過ぎません。その延長上にあるのが宗教であると私は考えます。

 酒煙草ともにたしなむ私が何を言う権利もありませんが、ビジネスの世界に置き換えても、同じ法則に支配されていることに変わりはありません。

 みなさん、正規分布についてまじめに考えてみませんか?実はMDもその法則の下にあったりしますよ!
 2011/05/30 21:55  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
ルクワに思う
3.11.の影響でJR博多駅のスタートアップは私たち関西人にはアレっという感じでしたが、大阪駅の再出発は流石に盛り上がっています。

 大阪ならでは?の物理的問題が二点勃発しています。ひとつは、ホーム全体に大屋根があるので各ホームの屋根はどかせる予定だったのですが、風による雨の吹き込みが予想外にあるようで、予定が頓挫しているとのこと。今回の台風では大屋根の下もびしょぬれのこ
とでしょう。

 所詮、商業レベルの人間の想定力がどの程度なのかは、フクシマが教えてくれています。
ふたつめは11Fのパブリックスペースの喫煙所の是々非々です。あの大きな施設で喫煙可能場所はここだけなので、愛煙家の私としてはありがたい次第ですが、なんせオープンスペースで家族やカップルも集うところですので賛否両論です。

 同じフロアに行きつけのスポーツクラブのエントランスがある私にとってはGood JobなのですがJRの担当者は頭を悩ませているそうです。

 総じて、二つのことが言えるような気がします。第一は、人間がない知恵を絞っても自然の力には到底抗うことはできないので、自然のあるがままにということです。大屋根を施したから風雨がしのげるなど、もってのほかの発想。雨に打たれて風に吹かれてなんぼです人間は。

 次に、只でくつろぐことができる人工のスペースにおいて、どちらの権利も関係ありません。煙が嫌ならそんな商業施設に来なければいいし、煙草を吸いたいなら同じくそんな場所に来なければいいということ。

 大きな人為的な投資がなされた施設を無償で楽しんでいるのだから、そもそも権利だの義務だの議論をする資格すらないことを、そこに集まる人々は考えるべきです。みんな大きな勘違いをしています。

 そもそも、前の会社で汐留のオフィスに通った際に感じた違和感ですが、人間の認知と制御のサイズを超えた街を作られても、そこで暮らしたり仕事しても、まったくもって落ち着かないということ。

 大きすぎて、冷た過ぎて、生きている実感を感じることはできませんでした。自分サイズで生きることを目指したいと思います。
 2011/05/29 20:59  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
大学生その後
大学での講義が半分ほど(7回/全15回)進行しました。

 寝るわ、しゃべるわは、緩和はしましたが根絶はしません。お金を出しているあなた方が寝るのは自由です。ただし、真剣に聞きたい他の学生を邪魔する権利はありませんとメッセージを伝えてきていますが、あまりに堂々と熟睡されると、こちらが萎えてしまいます。
 
 一方、出席票を通じて書いてくるコメントや質問にはキラッと光る内容が少なくありません。
思いのほか、ちゃんと聞いているではないか、問題意識があるではないかと感じさせられる学生がたくさんいます。

 残念なのは、そのような彼ら彼女らと講義中にリアルに相互作用を発生させることがなかなかできないことです。ゼミであればいろんな議論を深めることができますが、120名のクラスではほぼ不可能です。

 お金を貰っている時間にさらにお金を払って参加してくれている企業内の研修講師を正として考えると、大学生とまともに向き合うことはできないと理解しました。

 限られた時間内に端的に問題意識をキャッチして的確なソリューションを提供する、クイックかつピンポイントのコンテンツが前者には求められます。後者には、比較的長期にわたる粘り強い議論を通じてまずは問題意識を醸成させて、そこにジワっとうすく基礎となるコンテンツを塗り重ねていくというイメージです。

 考えてみれば至極当たり前の構造ですが、塗装で言うと下塗りに相当する大学生への教育には一定の時間と粘り強いリピートが必要ということになります。

 非常勤で一講座だけのお付き合いでは到底理想の姿には届かないことを実感しています。一期一会の企業内研修では届かない何かを求めてチャレンジしている大学での講義ですが、まだまだ課題は山積みのようです。
 2011/05/26 21:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
世の中狭い
17人の中堅の面々と二日間を過ごしました。

 前の会社の元人事部長の姪御さんがいらっしゃいました。会社名を聞いて親近感が湧いたと声をかけてくれました。

 ウズベキスタンからの好青年は神戸大学の後輩だと握手を求めてきました。私の本籍地である岡山県鴨方市の隣町の高校出身の方もいました。

 一憶2千万人の中の一人に過ぎませんが、繋がり(ネットワーク)には恐ろしいパワーが秘められています。

 米国の東海岸から西海岸の人物に手紙を届けるのに、5人ずつたった5回で到達したという実験はあまりにも有名です。

 私たちは広い世界に生きてはいますが、そこに存在する“つながり”には何か特別な意味がありそうです。

 つながりを築くことと、つながりに気付くことが人間にとっては極めて大切な営みであることを再確認させられました。
 2011/05/11 22:59  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
会議の行儀
極めて行儀のよい会議に同席させていただきました。

 広告宣伝販促系の横断会議と各サイト毎の店長ミーティングは、とても行儀のよい会議でした。

 ファシリテーター役がきちんと仕切り、参加者はそれぞれ何かしたらの発言は行い、時間も数分の狂いなく終了。社員個人のビジネススキルや組織間連携の未成熟が課題であると、経営トップはおっしゃいますが、そうではない一面もあることが判明しました。

 メインは、ライン系の主たるミーティングであるチーム別のPDCA会議ですので、それを拝見してからということになります。

 会議のココロは、“会して議する”ことにあります。

 “会して議せず”“議して決せず”“決して行動せず”“行動して結果出ず”

 会議の歩留は加速度的に減少していきます。会して議せずが論外であることは明白です。皆さんの会議、議してますか?
 2011/05/05 18:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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