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全てお見通しでした
若かりしころの浅はかさをしみじみと内省させられています。

 某クライアントで2年ぶりの選択型研修でした。指名型やMUS型のT研修では受講生の一定のコミットメントが担保されるのは当然ですが、選択型では様々な色どりを見てとることができます。

 比較的若くして肩書もあり、第一印象的には目立つなと感じさせられた受講生が、二日間を通して振り返ると肩透かしという結果に終わり、とても印象に残ってしまいました。

 その彼は、それなりの能力と優位性があり、日常業務においてもそれをそつなく発揮して、さらには選択型の研修カリキュラムに手を挙げて来られたと見受けられますが、参加することそのこと自体でパフォーマンスを示し、その時点で終わってしまっていて、全身全霊で取り組んで大きな宝物を持ち帰ることができたかどうかというと、甚だ疑問が残る…、と私には映りました。

 全部で30名の受講生でしたが、全員のの背景やコミットメント具合、来週以降どのような変化が訪れるのか訪れないのか、手に取るように目に浮かびます。それくらい講師から受講生は見えているものなのです。

 前職で32歳前後の頃、M職(管理職層)昇格研修にて担当講師に指摘されたことを思い出します。「達観して、わかった風な口を叩いてはいるが、一歩引いて見ていてその場には入り込んでいない貼りぼての君がそこにいる…」と。

 そもそも、急成長のアパレルに入社したのに、大量採用世代の私たちは単なる年功序列に押し込められて、しかも大きな役職のある方々は、人間的には魅力的なのですが、能力的には???という人々に囲まれて、なんでやねんの十年ほどを過ごした末のようやくの管理職層昇格にあたり、そのときの私は棘が立ちまくりという感じだったように記憶しています。

 研修会社も講師名も覚えてませんが、顔は鮮明に思い浮かぶその講師に、オッサン痛いとこつくけど何言うてんねんというリアクションでしたが、今になってつくづく心に染みわたるものがあります。素直に全くその通りでしたと今は言うことができます。

 私がもっとも気にかけ大切にしたいと思っているクライアントと“貼りぼて”というキーワードでシビアな議論をしたところなので、こんなブログになりました。

 目は口ほどにものを言いますが、他人は自分以上に自分を見ているものです。
 2010/11/26 20:42  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)
機内アナウンスにて
JALの機長からの挨拶で、いつもとは異なるフレーズが流されました。

 いつもなら(とはいっても、ない時もあるのですが…)、「数ある航空会社の中から、日本航空をお選び頂き云々…」という謝辞が流されるようになってから久しくなります。(当然、再建モード以降のお話しです)

 今日は、それに加えて“新幹線”という新しいフレーズが足されてアナウンスされました。どこまでがマニュアルで、どこからがアドリブで、どれほどMUSTなのかは知りませんが、ちょっと新鮮かつ親身に感じられたことは事実です。

 欧州では、ライアンエアー社がLCCの最右翼として凄いことになっているようです。神戸空港はスカイマークに乗っ取られ、挙句に彼らはエアバスを導入して長距離国際線に参入するとのこと。

 4倍以上の上代を乗せて、百貨店をはじめとする老舗チャネルで安穏としていた昭和アパレルが、ユニクロやしまむらや外資黒船にしてやられたと同様の構図が、航空業界でも繰り広げられています。

 いや、むしろ空の世界で先行して惹起したことが遅行してアパレル業界で起こっているに過ぎないのかもしれません。

 このように、時間軸と地理(業界)軸が私たちの宿命的座標であることは、何度か言及してまいりました。

 地理軸は不動ですが、時間軸の異なる連中が砲撃をせざるをえないことは宿命的必然として理解はできますが受容することはできません。

 様々な地理軸(業界)のリーダー達が、英知を問われています。
 2010/11/24 23:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
ありがとう!ヤマケン
昨年9月6日付の記事にコメントを頂戴したヤマケンと一年ぶりの再会でした。

 二年次の合宿研修で3日間をご一緒させていただいたのが昨年ですが、一年の歳月を経て彼は“成長”というよりは、“膨張”しておりました。(失礼!)

 ご本人曰く、ビール太りとのことなのでひと安心しました。仕事上のストレス太りだったらどうしようかと…。

 VAIO君が御機嫌を損ねてしまい、プロジェクターとの接続ができないというアクシデントに見舞われた本日でしたが、とても爽やかな後味でビールを楽しませていただいております。それもこれも、ヤマケンをはじめとする熱い受講生の方々のおかげです。

 ヤマケンとは未だ実現していない“関西飲み会”のMUSTを再確認し、同じ講師仲間の“激熱タッキー”が明日関西に来て、受講生達と飲み会をやるという話を聞かされて。

 “○○学級”なる存在の静かなる継承の息吹を感じて、ちょっと今夜は深酒でしょうか。

 風は逆向きで冷たいですが、ガンバです。
 2010/11/19 21:00  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
それがこれです
09年2月24日付でアップしたそれがこのアイテムです。

 見た目は判別がつきにくい、ただの肉塊ですが、これはもうB級の極致であります。

 “つなぎ”とその店では言いますが、私にとってはホルモンそのものです。

 それは、決して“放るもん”ではなく、真正面から受け取るべきキーアイテムです。

 閑話休題の一コマをお送りいたしました。
 2010/11/18 22:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
打倒上司!
ロジカルシンキング受講生の修了宣言での一コマです。

 「打倒!主査」「打倒!課長」というお二方のコメントがありました。これまでも、何がどうして上司に突っ込まれていたのかよくわかった、という趣旨のコメントは沢山ありましたが、ド直球の表現が二人もいたクラスは初めてです。

 それくらい、学習内容と日ごろの主査、課長の言動の両方ににインパクトがあった(る)のだと拝察されます。

 勝海舟がアメリカから帰朝した際に御老中から再三再四問われて返答した明答があります。(“日本人とユダヤ人”(山本七平)より)「アメリカでは、政府でも民間でも、およそ人の上に立つ者は、みなその地位相応に怜悧でございます。この点ばかりは全く我が国と反対のように思いまする」と発言して、「この無礼のも控えおろう」と叱りつけられたのだそうです。

 私の新入社員時代〜10年間ほどは、勝海舟的印象は持ちながら、それを正しく発信する場と修辞を持ち合わせなかった、うっ屈した社会人青春時代であったと回顧させられます。

 小学一年生のときに、春の遠足を引率してくれた六年生はもの凄く大人で頼りになる存在だと映りました。この歳になって、新入社員〜社長までを俯瞰してみると、子供で頼りにならない大人が山ほどいる現実に驚かされてしまいます。

 打倒の対象とされるお二人は、もの凄く大人で頼りになる人材であると想像します。そのような上司がいて、そのような上司に本気で立ち向かおうとしている部下がいる該社は、大した器だと感心させられます。

 私は勝海舟とは比べ物にならないちっぽけな砂粒のような存在ですが、たかが若造にその程度の印象とストレスを与えた会社と業界に過ぎないということを肝に銘じる必要があります。

 絶対的に会社や業界がレベルが低いと申し上げている訳ではありません。組織や社会が急成長期や成熟期にそのような制度不全や制度疲労を引き起こすということに警鐘を鳴らしているだけです。
 2010/11/12 21:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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