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本音の人事部長
本音で語っていただける人事部長さんがいらっしゃいました。

 今年の新入社員のフォロー研修に向けた商談での一コマです。コンペ中ですので、研修をお世話させていただけるかどうか現時点では不確実ですが、実にさわやかな議論をご一緒できて、私的には超スッキリしています。

 見た目、きれいなレポートが上がってくる場合をもって研修の成功とする方が、見えやすいしわかりやすいけれど、実のところ、ちょっと驚いて悩みに陥ってもらいたいとのこと。

 研修を受けて、なるほどとは感知したものの、小さく優等生的に答えを出すことはできず、本当に理解の入口に立つことができた受講生が、これは大変なことになってしまった、ちょっと真剣に考えねばならないが、ちょっとやそっとじゃ出口は見えそうにない…と、そんな情景を思い浮かべておられます。

 小さく出来上がってしまうのではなく、ショック療法的に脳みそにズレを起こさせて、その隙間に新しい何かを埋め込んで欲しいというリクエストです。

 好き放題を言って申し訳ないと恐縮されながらも、測りにくいし見える化できにくいが、そういう研修が最も効果が高いと看破しておられて、心の底から感服させられました。

 最後に3割という意味の深い数字まで頂戴しました。10人のうち3人が気づいてくれれば、ととらえることもできますし、みんなが気づいてくれたけど、実践できるのは10回のうち3回しかない…など、これまたリアリティ溢れる迫力の数字感です。

 このような人事部長が見守ってくれている会社の若手達は幸せ者です。そんなことはつゆ知らずの当事者でしょうから、是非とも受注してメッセージの懸け橋になることができればと強く感じました。
 2010/08/30 19:33  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
本当のシステム屋さん2
面白いビジネスモデル構想が動き始めました。

 もちろん箱を売るのではなく、手直ししながらデータベースを多重販売するのでもなく、トランザクションに課金する訳でもなく。

 世間にベンチマークは存在しますが、それをファッションビジネスに応用するとどうなるのか、その進展と結末が楽しみです。

 自己増殖が可能なデータベースを仕込んで、システムとは別次元でお金の流れを発生させる…

 フリー経済モデルの応用形でもあり、開発機能に付加価値を提供するものでもあり、マッチングビジネス的とも言え、ギャザリングのような側面もあり、これはイケてます。
 2010/08/29 19:13  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)
猿軍団続報
展示会を拝見させていただきました。

 Sブランドはニットにグイグイっと力を入れて迫力あるMDが展開されていました。これで生活雑貨の世界観と品揃えがもう少しすっきりすると、鬼に金棒になると確信しました。

 Nブランドの空間演出は最高でした。こんな雰囲気の部屋で過ごす時間は、さぞ快適なものになるだろうと癒されました。秋にはこれまでにない大型売り場にチャレンジされるとのことで、ブランド責任者の方が、とにかく自分達が楽しんで取り組むことだとおっしゃっておられたのが印象的でした。オープン当日まで、雑貨集めにメーカーさんを飛び回るそうです。

 Rブランドには若干の迷いを感じました。威を放つ商品が数多くあるにもかかわらず、何か訴え掛けてくるものに不足感が否めませんでした。あと一歩、ガンバ!!

 2010/08/28 18:51  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
編集する側される側
 友人のコンサルタントから、09系ブランドの経営者の言葉として間接的に次のような話を伺いました。

 日本のファッション業界を駄目にしたのは、「不動産」と「雑誌」であると。

 不動産は、そのコストの高さとディベロッパーの存在の二つの意味合いが込められているのだろうと推察しました。

 雑誌に関しては、編集者の意向や、ピックアップする権限を有しているスタイリストの問題を指摘しておられるのだろうと考えられます。

 アパレルは、館と雑誌に取捨選択される側にいて、極めてつらいものがあります。こぞって、大型の編集型売場が模索される理由のひとつには、そのことが関係しているはずです。

 前職でも、大型のストア業態や雑誌型の通販ビジネスを立ち上げるときの経営トップの趣旨に、選ばれる側ではなく選ぶ側、すなわち編集される方ではなく編集する方に回らなければ、ずっと厳しいビジネス環境に耐え続けなければならないというものがありました。

 これらは、ビジネス側の事情に過ぎませんので、プラスして顧客にとっての価値が伴ったときに大型編集売場の正解が見えてきます。

 以前は、SCや百貨店がその役割を果たしていたのですが、求められているのは“なんでもあり”ではなく、一昔前の言葉で表現すると“専門十貨店”ということでしょうか。

 シャープにフォーカスされて絞り込まれた世界観の中で、十二分な選択肢と奥行きがキープされている、そんなコンテンツミックスとMDが必要とされています。

 既存のコンテンツをかき集めて並べただけでは、それは実現できませんので、そこが各社の腕の見せ所となります。
 2010/08/22 17:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
インプットとアウトプット
インプットとアウトプットの認識が仕事人生を変える契機になるのだと確信しました。

 本日、NHKと同じ顔で繊研に出ていた後輩のN氏と少し遅めの晩飯をご一緒しました。インプットとは、自分がどのような意思に基づき、何にリスクを張って、どんな成果を期待するかの、内発的完全自己制御項目です。

 片やのアウトプットは、ランダムウォークの果てに到達する、有無を言わせない客観的結果と定義できます。

 前者と後者のバランスに疑問をもったとき、人々は組織人としての自分と自然人としての自分を強くを内省するものなのです。加えて、アウトプットは他者にとってのインプットに相当することから、いわゆる丸投げ、パススルーする上司に出くわして、結果オーライは自分の勲章で、結果×なら他人のせいという現象に出くわしたとき、ある種の見切りが発生するのだと考えられます。

 パートナー的に動いてきたK氏が、つくづくコンサル業について考えさせられたと深い呼吸をしておられました。当事者としての遂行ステージに立つことはできないのがコンサルビジネスの宿命ですが、インプットとアウトプットの道筋が見えなくなると、いくらブレーンワーカーの私達でも、マインド的には混乱が発生します。

 アウトプットは、なるようになる!インプットだけは己の信念に基づいて曲げることはしない。さらに他人のインプットに相当するアウトプットには自信と誇りを有している。

 これは、会社人間にとっても必要条件ではありますが、十分条件ではないですね。
 2010/08/18 23:48  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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