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岩が転がった
山が動いたというフレーズは陳腐化してしまったので、岩が転がったと表現したいと思います。

 山よりも岩の方がスケールは小さいですが、岩の転がりの方が身近でかつ今後の発展性を期待させるニュアンスがあります。

 ドラッカーが看破したように、30年と続くビジネスモデルは存在しえません。政治システムは別次元で動いている可能性があるとしても、やはり半世紀は少し長すぎました。

 前職の経験で申し上げますと、今となってはSPAと呼ぶことができる新業態も、その黎明期にはモタモタとして、業務改善の連続でした。

 まずは、これまでの与党以外でやってみて、という趣旨の投票での現在の結果を真摯に受け止めて、新政権が地に足の着いたさらなる改善をどれほどまで施すことができるのか…。楽しみに見守っていきたいと思います。

 かのSPAは、30年の半ばである十数年を経た今、すでに仕組みの齟齬を露呈してしまっています。

 ムーアの法則ほどのスピードではないですが、確実にビジネスモデルのライフサイクルは短縮化され続けています。
 2009/08/31 07:54  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
ニアミス
ニアミスが発生しました。

 集合研修の受講生の中に発熱を訴える方が二人出ました。お一人は、翌日回復したのですが、他のお一人は急に39度まで熱が上がってリタイアされました。

 当日の検診では詳しいことはわからなかったのですが、極めて新型の可能性があるとの医師のコメントが出されました。

 つまり、同じ場所に居合わせた私たちは全員が濃厚接触者ということになったのです。

 その日は、帰省中の長男をはじめ、部活を頑張っている次男のために三ノ宮で時間をつぶして、サウナで高温滅菌を施して、久々の神戸の焼き鳥屋で一人飯を喰って、寝るだけの状態で家に戻りました。

 週末および来週の予定がどうなるかと、バタバタと善後策に終われましたが、結果、陰性であったとの連絡があり、ことなきを得た次第でした。

 各人、各社とも危機管理には万全を期していることと思われますが、本件に関してはここまできたら予防というよりは、いかに共存するかというフェーズに入っていると考えられます。

 数年の間に全国民が罹病するとしたら、予防するよりもいかにそれを平準化して社会生活を平常利に維持するかに邁進するべきことは明らかです。

 企業法務に、臨床と予防と戦略の3ステップがあると申し上げましたが、その間に“共存”フェーズがあるということは、今回の騒動で大きな勉強になりました。

 清濁併せ呑む、とはちょっとニュアンスが異なるかと…
 2009/08/30 20:56  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
ヒューズと蝋燭
在庫誘導の師匠は、相変わらず活躍のご様子でした。

 還暦を目前にして、ますます血色もよく、自分もあと一回り頑張らねばと思いを新たにいたしました。

 さて、彼はIYの衣料品の黄金期を築いた昭和の生き証人の一人ですが、現在のCVSの源流を語るキーワードを改めて教えられました。

 それは、ずばり“ヒューズ”と“蝋燭(ろうそく)”です。今のセブンでも蝋燭はワンフェイス割かれていますが、さすがに時代柄、ヒューズは置かれていません。

 早朝7時から深夜23時までの営業時間すら画期的であった昭和40年代ですが、ちゃんとヒューズと蝋燭が品揃えとして置いてある意味を、今一度深く考え直してみるべきです。

 ファストファッションも新しくて素敵なコンセプトですが、そういうところにコンビニエンスと安心感の源泉があるのも否定できない事実です。要は、自店にとって欠いてはならない定番とは何かという議論です。

 定番とカテゴリーキラー、安心と斬新、コンビニエンスと新規性などの対極の概念を極めた結果が、MDのコンセプトを熟成します。

 変わるものと変わらないものという議論が誰によって、どこでどのように語られようが、それは大きな問題ではありません。

 人類の普遍的テーマと、現代と自分が属するフィールドで、それをどの様に再現するかの問題に過ぎませんので。

 やっぱ、師匠は師匠でした。深いですがシンプルですね、MDのプリンシパルは。
 2009/08/26 00:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
黄金比と白銀比
黄金比や白銀比は、視覚的に美しい比率として私たちは認識していますが、大いなる自然の法則がその裏にはあります。

 数学の世界では、フィボナッチ数列が黄金比の1.618…に収斂していくことが知られています。フィボナッチ数列とは、1,1の数列からスタートして、直前の二列の和を次の数字にしていき、1,1,2,3,5,8…と続けていくものです。

 植物や生物の世界でも黄金比がいたるところで存在することもよく知られています。すなわち、黄金比には数学的に法則的根拠があり、そのことが生きる上でも意味のあるバランスをもたらすことに繋がっているというわけです。

 また、同様の比率に白銀比があり、名刺やコピー用紙の縦横は白銀比になっています。

 このように生物学的にも数学的にも、その結果、視覚的にも意味のあるバランスとなると、私たちのVMDだけでなくMDにも応用したくなりますよね。

 白銀比をプライスラインに適用した成功事例は、いくつか経験がありますが、カラーバランスやアイテムバランスにも必ずや美しい法則があると考えられます。業態や立地の議論、すなわち出店ロジックにも応用可能であると考えます。

 今夜は、在庫誘導の師匠S氏と何年か振りにお会いします。はたして、どんな科学的議論が盛り上がるか?はたまたただの呑み会で終わるか…
 2009/08/25 09:23  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
背景と慣用の違い
「関サバ」「関アジ」を“カンサバ”“カンアジ”と読む若者あり。

「関ジャニ」を“セキジャニ”と読む年配者あり。

それぞれが自分固有の背景と慣用というフィルターを通して勝手に世の中を見ています。
お盆には、それぞれ世代間や固有の背景の相違を認識した上で、親族の方々や旧友の方々と相互理解を深める機会をもつことができたでしょうか?

このような違いに着目することも、ガラパゴスマーケティングの応用になります。決して世代という問題だけでは片付けられないと思われます。

 2009/08/16 15:34  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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