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面白くなりそうです
5月に入ったら、研修モードからコンサルモードに切り替えです。

 怒涛の4月の間に、いくつかのプロジェクトが動き始めようとしています。ひとつは大手専門店のPB。次は、リテールSPAとディベロッパーとのコラボ、最後は、川上系専門商社のイノベーション。

 どれも必然性があって、ファッション業界の大きな流れに乗っかった上で一石を投じることができるような、そんなエキサイティングなプロジェクトです。

 さらには、元オリンピック選手の展開している“コト”に魅かれて、彼女のオリジナルプランド商品の立ち上げを応援したり、WEBショップを立ち上げようとしている編み立て技術を遺伝子とする企業を支援したりと、盛りだくさん(てんこ盛り)の毎日が続いております。

 景気の風向きが、何も創意工夫しないで儲かるビジネスをことごとく否定していることから、一般的には閉塞感を感じざるを得ない昨今ですが、イノベーションというフィルターを通して見てみると、こんな面白い時代はないと感じられてなりません。

 本当に面白くなりそうです。面白くするのは、私も含めて業界に属する私達みんなです。OS社のYさん、一緒にやんちゃしましょうね。
 2009/04/30 23:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
怒涛の4月
怒涛の4月がようやく終わろうとしています。気がつけば、ブログが10日ほどほったらかし。(焦)

 思うところあって、この4月は新入社員とそれを受け入れるリーダークラスの研修を13日入れました。およそ40日強、休みなしで突っ走っていますが、充実度「超高」です。

 昨年の4月には“24年の歳月を経て”というタイトルで書かせていただきましたが、その続編的に議論を展開します。

 前職で新入社員のときのボスが、ほぼ今の私の年齢(還暦一回前の年男です)でした。三年間、ずっと怒られっ放しでしたが、「そりゃそうだ」と大納得の現在です。

 昨年まではそれほどまでに感じませんでしたが、この年齢と実務上のキャリアからみると、新入社員の発想と振る舞いがどのように映るのか…。当時、反発系の態度や視線をビンビンに発信していたであろう自分のことを思い出すと、空恐ろしくなります。(汗)

 そんな当時の私に比べて、昨今の新入社員の真っ直ぐで素直なこと。教える方、伝える方としてはとてもやり易いのですが、一抹の不安を感じないでもありません。

 巡り巡って、私は独りで世間の荒波の中をアップアップしながらも、泳ぎぬいています。会社や先輩が暖かく育てることも重要ですが、自分で考え、自分のせいにして、自分で生きていける人間を輩出するには、ちょっと異なるアプローチが必要です。

 それは、集合研修では絶対に教えることの出来ない、OJTによる究極の教育です。当時のボスにはもう十年以上もご無沙汰になります。無性にお会いしたくなりました。京都の嵯峨野でいらっしゃるので、連休中にお邪魔するオプションは考えられません。

 連休終了後の新緑の嵐山を訪ねてみようと思います。その際にどんな議論が展開されるか、乞うご期待ですね。私のGWは、おそらく一日あるかないかです…(その経緯は次回にでも)

 2009/04/29 19:39  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
スーパーバイザーと店長とチーフ
火曜日の上京軍団は、セブンイレブンの“スーパーバイザー(SV)”の一団ですが、前職でSPA型のショップを複数展開するにあたり、いわゆるチェーンオペレーション理論をGMSやCVS業界を中心に学習し、幾多のベンチマーキングを行いました。

 そのひとつに同社のSVの仕組みがありました。ドミナント方式の出店を標榜する同社は、6〜8店舗程度のショップにつきひとりのSVを置き、担当店舗を巡回させ、店舗オーナーの発注支援を行うのが主たるミッションです。

 店頭の在庫の減耗が全額店舗側負担で、その額にも本部側からロイヤリティがチャージされる方式には是非論もありますが、SVの指導に基づき、店舗責任の下に発注が行われる仕組みの完成度(本部側にとっての)は極めて高いものがあります。

 一方で、アパレルで100%店舗責任で発注が行われている事例は少数派です。内見会や展示会で意見や目安数量を聞いたり、一部の期中追加を店舗側に委ねる例は多く見られますが、CVS方式はアパレルには定着しませんでした。

 発注オーバーは即、自分の身を削ることになるCVSのオーナーと一被雇用者に過ぎないアパレルの店長とでは、臨場感が全く異なります。アパレルで店舗に発注を任せると売上も最大化しますが、同時に在庫も最大化してしまいます。

 ひときわ目立つのは、ユニクロの暖簾分けで独立した店舗の店長です。彼らは文字通り自分の資産なので、命がけで買取在庫の発注をせざるを得ず、期中での追加もままならないことから、真剣勝負そのものです。08AWのヒートテックの品不足の中、自店在庫を適量確保することができていたFC店舗が散見されたことは特筆に価します。

 店長とスーパーバイザーの立ち位置と、それに伴う権限のありかた。また、本部出身なのか店頭出身なのかの畑の違い。といおり“チーフ”などと称される現場責任者の意味と職務分掌。今のSPAには、それらの合理的なデザインが決定的に欠けていると感じられます。

 「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」「時間」の五つの経営資源がシンクロして始めてビジネスモデルとしての競争優位性が発揮されます。「モノ=クイック」「カネ=高粗利率」「情報=期中のパクリ」「時間=クイック」だけに翻弄しているSPAビジネスに、「ヒト」という視点の注入が求められています。

 私の大切なクライアントの一つ、神戸のベンチャー企業においても、この議論がホットです。

 2009/04/19 19:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
顔はDNAを表す
名は体を表すと言いますが、顔はDNAを表すものだと言うこともできます。

 火曜日の朝一の便で東京に向かうと、ある軍団に遭遇します。全国のスーパーバイザーを一同に集めて毎週会議を開催しているCVSさんの社員の方々です。

 十数年以上前から、火曜日に移動するたびにお見かけしていますが、このところ彼らの顔が変わってきたような気がします。正直申し上げて、昔の顔はGMS顔でした。

 企業ごとに○○顔というのがあるのを皆さんご存知ですか?関西で言うと“松下顔”というのがありました。松下電器さんの社員は、皆さん温厚で面長な顔つきで、髪型はきっちりした刈上げか、ちょとウェーブがかかったやさしい感じという具合です。社名が横文字になって、その顔つきはどのように変わった(変わらなかった)のでしょうか?

 当のCVSの面々は、8割がブラックスーツで1割がダークグレー。薄めの色合いは残り1割で紺のスーツは皆無。手には6割がTUMIのコンピューターブリーフで、残りが吉田鞄とACEとその他。

 ヘアは、短めでジェルかワックスでかっちり目。めがねは黒縁のデザイン系。ちょっとファッションしていて、でも一定のラインを超えないという共通の顔があります。行きも帰りも、ほぼ全員が搭乗口前の椅子に座ってA4のPCをたたいている光景は迫力満点です。

 セブン&アイもイオンもDS一直線です。必需品をより安く買うだけで世の消費者は満足なのでしょうか?ならではのエキサイティングな体験や、エネルギー源となるような経験はどこに消えてしまうのでしょうか?

 顔が進化するのは結構なことですが、一律化しては元も子もありません。アパレル業界におけるSPAの歴史を繰り返さないことを祈るばかりです。

明日は、DNA研修の中間レビューです。
 2009/04/14 23:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
異業種交流
行きつけの島根料理屋のカウンターで、パソコン立ち上げてメールをしこしこ処理しながら、携帯でもメール処理とやっていたときのことです。

隣でお一人で、ビールを傾けていた御仁から声をかけられました。

 「こんな場所でPCなんか触るな!!」というお叱りかと一瞬構えましたが、その実は、「こんなところで仕事をしながら呑むなんて、凄いですねぇ…」という、お褒めではないでしょうが肯定的なコメントでして。

 それから盛り上がって小一時間ほど。その御仁の名刺には“市谷駐屯地”の文字がありました。

 その業界の方としては、以前F-12のパイロットで、現在は上場企業の役員をなさっておられる方との接点もあったりしましたが、我々アパレル業界人にとっては決して近しい分野の方ではありません。

 震災当時、伊丹駐屯地におられたこともあり、関西系の話題や災害系の話題でしこたまビールが進みました。自衛隊と警察との共通点と相違点、大空のサムライ坂井三郎はすごかった、マレーの虎もすごかった、などの平成世代には???のお話しで、オヤジ達は盛り上がったのでした。

 震災時、災害救助の現場の天幕の中で彼らが何を考えていたのか、彼らから警察の機動隊がどう見えていたのか、いろいろ勉強になりました。

 彼らのジレンマは、私達のような民間人との接点が皆無であることだそうです。その私達は、そういう制服組の現場の人々が私達の生活と平和を守っている側面があることを、日常的に考えることはほとんどありません。

 ソマリア沖では、命を張って任務に当たっている海の若人がいます。憲法や政治などマクロの視点からそれらの情報に接し、考える機会が多い私達ですが、ミクロレベルでは一人ひとりの人間が様々な感情を伴いながら活動していることを忘れてはなりません。

 異業種交流と称していろんな場とイベントがあったりもしますが、その必要性と真の意義を実感したひとときでした。壁側には立つのではなく卵を支持することの意味を再認識させられました。
 2009/04/10 08:01  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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