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続リーダーシップ論
 金井先生のリーダーシップのパイプラインに関する議論をご紹介させていただいて以降、最初のリーダーシップに関する研修を先週今週と二日間担当させていただきました。

 私自身、どのようなメッセージを受講生の方々に発信することができるのか、楽しみにしていましたが、今回はその一部をアップいたします。

 パートナー講師として研修をお手伝いさせていただいているアライアンス先は、とてもしっかりとしたコンテンツとプラグラムの進行を企画して下さるので、いつも安心して登壇するのですが、そこはそれで、講師のアドリブと行間を埋める力量が研修の成果を大きく左右することは否めません。

 私が登壇する際には、細かい脚本を頭に叩き込むのではなく、大きなイメージを描いて、あとは即興(アドリブ)、言い換えれば出たとこ勝負なのですが、それは決していい加減という意味ではなく、柳生新陰流の極意にも通じる立派な流派(作法もしくは戦い方)とも言えるものなのです。(その詳細については、別の機会ででも…)

 さて、今回のリーダーシップの議論で、私が即興で伝えたメッセージは、以下の通りです。

 1)会社のポストや職責のように外から与えられたものをベースに義務を果たすことではなく、自らの意思として内側から湧いて出てくるものを厳選とする極めて主観的な作用であること

 2)リーダーシップとは、5歳の子供でも発揮できる“言いだしっぺ”に過ぎないこと(金井先生の受け売り)

 3)それは、(1)塔を示し、(2)道筋を明らかにし、(3)橋をかける(決して梯子を外さない)こと(研修のテキストのまんま)

 4)そのためには、メンバーや組織内の情報の偏在を解消し(経済学の応用)

 5)決して論理性や経済合理性に沿う合目的的な判断をくだすことのない人間を相手にした(ゲーム理論の応用)

 6)必ずしもリーダー自らが決めたり実行する必然性はなく、決め方や進め方を決めることができれば立派なリーダーであり

 7)その際に、質問する能力はとても重要なコンピテンシーで、それにはオープン型とクローズ型があり(自由研究とマークシート)

 8)実は私たちが俗語で“決める”表現している事象にも二通りあって、それは判断することと決断することであり

 9)さらに言うと、決められる人、できる人、すなわち専門家を動員する力もリーダーの一側面であり

 10))リーダーは、平時においてはメンバーや担当者が判断できる環境づくりに邁進し、戦時(緊急や突発やイレギュラー)において自らが決断することがその業である

 即興とはいえ、一応の流れはあったようで、こうしてレビューしてみて安心いたしました。深いです、リーダーシップ。


 2009/07/07 23:34  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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