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新年度スタート
本日4月1日、多くの新社会人が世に羽ばたく日です。

 今春は4社ほどの新入社員の研修の一部を担当させていただく予定です。総合商社、教育産業、メガバンク、ケーブルTVと業種業界は様々ですが、どんな出会いと感動が待ち受けているのか楽しみにしています。

 恒例の社会経済生産性本部による今年の新入社員の命名は「エコバッグ型」です。その意味するところは、環境問題や社会貢献に関心が高い一方で、総じておとなしく、上昇志向もそれほど強くないので、酷使すると長持ちしないが、ちゃんと広げる(育てる)と意外に耐久性に優れており、活用次第で有用ということだそうです。

 ある企業の新入社員の事前アンケートがそのことを裏付けています。何かで順位がつく場合に何番が一番満足か?という質問に対する回答の割合は、3番が41.6%、1番が15.8%、2番が14.5%で、平均は3.1番目という結果でした。4割の人々が3番で満足し、No1を目指したい人は6人にひとりしかいないという状況です。

 そんな彼らを、ちゃんと広げて育てる第一歩のお手伝い、心してかかりたいと思います。

 ファッションが好きで、モノを作りたくて、服を売りたくてという若者は、今も変わらずたくさんいてアパレル業界にいろんな形ブランドやお店に携わったり、入ってきています。

 一方で、アパレル企業の新卒定期採用は先細りのトレンドが止まりません。30代や40代の中堅の人材は、中途入社で異業種異業界からファッション業界に転職されて活躍されている人々にたくさん出会います。その世代では、間違いなく異種混合が行われているようなので安心です。(090324の神戸スピリットを参照してください)

 ところが、20代の若者世代が心配です。理科系や環境系、音楽系、エンジニアなどアパレルとは一見無縁の分野の異種が混合し、彼らをちゃんと広げて育てるということができていないと、これは業界全体の未来を考える上でとても深刻な問題です。

 新卒を定期的に一定数採用できない規模で独立した企業が存在していること自体が、社会的に生き残る要件を満たしていないと考えることもできます。もしくは、企業の枠を超えて人材を集めて広げて育てるという大きな視座が必要なのです。
 2009/04/01 09:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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