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居酒屋に学ぶ
セレクトショップの某業態の事業責任者の方とMDの方とこんな会話がありました。

 私が行きつけている居酒屋に、日本海の島根料理を出す店があります。ここ数年、常宿にしている四谷三丁目のホテルの近く(歩いて30秒)にあることから食堂と化している店です。私のブログのポリシーとして、パブリックな存在いがいの人、もしくは法人は決してUPすることはしませんので、そこはご了承ください。

 その店は島根に本社があるのですが、首都圏を中心に数十店舗の多店舗展開を複数業態で行っている、なかなかの企業家の会社であります。社長は気さくでとてもいい人です。(その実はただのおっちゃん。私もそうですが…)

 その店のウリは、島根の海の幸、陸の幸、地のお酒を扱うことにあります。海の幸に関しては全て現地の市場からの直送に限っています。通年で楽しめるのはサザエやひおうぎ貝で、今の季節だと鮎だったり岩牡蠣だったりするのですが、決して築地で仕入れるような野暮なことはしません。

 加えて、厨房のスタッフをはじめとするキーパーソンは、全員、島根出身の方々が東京に赴任して店の切り盛りをしておられます。中(厨房)外(サーブ)を問わず、サポーティングスタッフには現地調達の方もいらっしゃいますが、コアの部分は現地調達→派遣という構図です。

 さて、冒頭のセレクトショップのそもそもの遺伝子は何であったか…
オリジナル商品やOEM商品でSPA業態の真似事をしてみたり、原価率や粗利率を追っかけることでインダストリアルな指標を目標化してみたりで、何か根本的なセレクトとしてのオリジンを忘れかけてはいませんか?

 冒頭のお二人が、是非とも宴をやりましょうということで当該居酒屋に並々ならぬ関心を示しておられました。忘れかけている、忘れてはならない基本がそこにはあるのではないでしょうか?

 今月25日の宴を楽しみにしています。
 2008/07/10 23:38  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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