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中田英寿さんの紀行番組が後ろで流れていました。 フツ族とツチ族の抗争があったルワンダでの一シーンです。地元紙に、“中田英寿来たる”と報道され、タクシードライバーからその紙面を指差され声をかけられてる場面での一言でした。「私が偉大なわけではありません。サッカーというフィールドが世界中でそういう地位を築いているだけに過ぎません。」 同じ趣旨の発言を、一昨年の暮れにとある業界人から聞かされ、それ以来パートナーと慕う友人がいます。ROCKYというバンドルネームでアパログにも寄稿している彼です。なにせ、“チキン”なものですから、本名すら明かせないまま、あれだけ面白いコンテンツを発信し続けてくれていることは皆さんもご存知かと。 大手アパレル企業で、セレクト型の新業態を立ち上げて成功に導いた彼は、独立後、苦労を重ね続けています。私との最初の出会いで、「会社を辞めて、自分でやってみて、ようやく分かったことがある。私が凄かったのではなく、会社が凄かったのだと…。」それ以来、彼とは何でも話せるビジネスパートナーとして現在に至っています。 私の元同僚の別のチームが大きく苦戦しています。チキンのROCKYはチームの重要性と説いていますが、チームはさらに上位の組織である会社や社会に属しており、会社や社会もマクロ的歴史的トレンドや浮沈にさらされていることを忘れてはなりません。 ビッグウェンズデーに乗ることができて脚光を浴びるサーファーもいれば、大きな三角波に遭遇して大切な命を落とす猟師の方もいらっるのです。それぞれの実力の程と日ごろの行い良し悪しを議論することにさほど意味はありません。私達は私達の努力と実力を超える、より大きな力に影響されていますし、ある意味、支配されているとも言えます。 大苦戦中の元同僚が、ある種の勘違いとある種の本質に早く気付いてくれることを祈りつつ、引き続き後ろの画面では“世界の車窓”が異文化を映し出しています… |




