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自分で考える
自分で考えて、自分なりの考えをもつ。

 リーダーシップ関連の研修を中心として、クローバルに一人前と認めてもらえるには必須の条件であると、いろんな場面で発信しているメッセージだ。私も含めて、私たち人間にとってそれは追求し続けなければならない永久の課題だ。

 自分で考えるには、道筋としての方法論とその上に載せるべき質の良い情報が不可欠となる。方法論は論理的思考(ロジカルシンキング/クリティカルシンキング)をはじめとして、形式知として学習可能な時代になった。

 その一方で、質の良い情報をいかに選りすぐってトッピングしていくかはインテリジェンスの領域だ。我が国には、世界に誇れるインテリジェンスオフィサー杉原千畝とマッカーサーを唸らせた名参謀堀栄三が存在した。いずれもあたるべき書籍があるので、是非トレースされたい。

 質の悪い情報しかインプットされていない領域の代表格が歴史であり、とりわけ日本史がグダグダである。「中国化する日本(與那覇潤)」を読むと、高校までの日本史がいい加減どころか、大嘘を刷り込んでいる実態がよくわかる。方法論すら心許ない上に、大嘘の情報が載っかっているようでは自分で考えるどころの騒ぎではない。自分で正しく考えることができないのであれば、自分の考えを持ちようもない。

 先週は国会が騒がしかった。ことに法務と防衛が怪しかった。自分で考えて自分の考えをもっていない典型的な現象が繰り返された。特に防衛は、地に足がついていない浮遊感が終始感じられ、ただの見栄から登用されてしまった哀愁すら感じざるを得ない。自分で考えることまでは、トレーニングによって何とかたどり着くことが可能だ。

 しかしながら、その先の自分の考えをもつに至るには単なる思いつき的なアイディアを超えて色落ちすることがないイデオロギーの次元にまで到達することが可能な、さらに一歩踏み込んだ鍛錬が必要となる。

 インプットし続けることを人生の最後の生業にするのも悪くないどころか、それが人生ではないかと思いをめぐらせている。
 2017/02/05 18:10  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

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