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サントリーとキリンの経営統合が成立しませんでした。 週刊誌ではいろんな記事が飛び交い、先週サントリーの社員の方から一筋縄では…というコメントをいただいていたので、すんなりとは進まないと予感していましたが、案の定です。 形式的には統合比率で折り合いがつかなかったということになりますが、実質的にはオーナーシップとビジネスマンシップが折り合わなかったのではと考えられます。 独立後、創業オーナー社長と仕事をご一緒する機会が多々ありましたが、私たちのようなサラリーマン出身の人材とは骨の性質が異なることを痛切に感じさせられてきました。 そもそも、前の会社への入社の決め手のひとつは、47歳の若い創業オーナー社長が仕切っている会社だということでした。やはり、創業、オーナーというキーワードには言葉では表せない迫力と魅力があります。 トヨタも世間を騒がせていますが、創業家ではあるけれども創業から数代を経た形式的オーナーとそれをとりまくビジネスマン達が織り成すねじれがその根幹にあると考えることもできます。 ポスト55年体制の創業オーナーである政治家は、世論調査の数字はどこ吹く風で参議院選挙に臨む気配です。 かくも「創業者×オーナー」には、とてつもないパワーが宿るものですが、それを引き継ぐ創業家とビジネスマンがそれをどう踏襲して永続する組織と仕組みとして育んでいくか。 あまりにも大胆でデリケートなので、示唆することもはばかられますが、アパレル業界においてもとんでもない経営統合の気配を感じます。 現実になった暁には、実は…と言及したいと思います。 |




