17日から17年
1月17日から17年が経過しました。

 当日はMBAの修士論文の仕上げのインタビューに加護野先生と石川県のセーレンさんに向けて出張する筈の日でした。当然出張は中止でポートアイランドの本社に出社することもままならず自宅待機すること数日。

 暫くして倒壊したホストのデータが復旧し、当時は主流だった卸の取引先への人海出荷のため物流センターに通うことおおよそ1週間。そのうち、組合がボランティアを始めることになり、生まれて初めてのボランティア活動におおよそ2週間。約一ヶ月後に通常業務がスタートして、神戸から北周りで新大阪に出て東京に出向き、ブランド支援やシステム開発。

 二か月後の論文審査会では、論文のはなしはどこえやら、もっぱらお互いの被害状況や安否の確認で終始して私たちの代は全員無事に修士課程を修了することができたのでした。

 恒例の新年会に加護野先生をはじめとして8名の同窓生が参集。さすがに話題が年寄り系に変化しつつあることは否めませんが、3年振りの同窓旅行を沖縄にて敢行することで意思決定。
 
 17年の歳月は、いろんなことを時間的に進めてくれますが、その間に風化してしまうものと積み重なるものを織り交ぜながら私たちはそれぞれの人生というテキスタイルを織り上げていることを改めて実感させられました。

 3.11以来、目先の勝った負けたで一喜一憂するのではなく、もっと奥深いところにあるところで深く静かな思考を始めた私にとっては象徴的な年明けと17×17という掛け合わせです。

 自分の人生の仕上げ方、言いかえれば終わらせ方を企画して実践することが大きな課題となってきました。同窓会でも話題になりましたが、それは世間的地位とか名誉ではなく内なる自分に対する納得感と、ポーズではない本当の意味での自然に対する美しさを標榜するものであって欲しいというのがコンセプトです。

 ちょっと難しめの航海にでてしまったかな???でも、部下の出身地の島に近付いてパフォーマンスするような愚かな行動はとりませんから。
 2012/01/17 20:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

去年壊れたもの
我が家で昨年壊れたもの。

 四代目のPC…。ネトゲに活躍してくれたDellが御臨終しました。ちなみに初代はコンパックのオールインワン。MBAの論文を仕上げるのに活躍してくれました。ソフトが一太郎だったことが懐かしい。二代目は頑強さを買ったIBMのTHINKPAD。確かに物理的には長持ちしました。三代目は日立のプリウス。起動しなくなりましたが、長男がハードディスク目当ての方に5000円でヤフオクってくれました。

 五代目がシャープのメビウスで、これは経理処理の弥生専用マシンとして現役です。六代目のVAIOタイプTはネットサーフィン用で活躍中。七代目のタイプXはモバイルとして常備品。八代目のタイプZは大規模分析用マシンとして活躍し始めたところ。今年のさらなる活躍が楽しみなところ。

 炊飯器…。二人暮らしに戻ったため、三合炊きのかわいらしいマシンに買い替え。

 DVDレコーダー…。即日ブルーレイを購入したら、コールセンターの指示によるリセットで息を吹き返す。買ったばかりのブルーレイは展示品と化す。

 掃除機…。二人で悪口を言っていたら急に息を吹き返す。

 長男のダットラ…。キャブが逝かれたらしい。22年落ちなので潮時だが、中途半端な電子制御仕様のため手入れ不可能。やっぱ昭和のキャブを手で触れるに越したことはない。

 我が国でもっとも大きな壊れ物は東日本…。代わりに原発などエネルギーの分野や、家族や絆とはということで様々なパラダイムシフトが進行中。

 アパレル業界で壊れつつあるものは上代…。アウトレット商材に対する「意味がわかんない!!」との消費者の声が生々しい。一方で、ちゃんとしたものをプロパーで買おうよとの声にほっと一息。

 セール時期の問題とも合わせて業界として真摯に対応していかなければ、価格訴求品のみが幅を利かせる業界になりかねない。今年一年、この問題はことあるごとに取り上げていきたいと思う。

 年末年始と書き込みをさぼってしまったので、遅まきながら。
 2012/01/07 09:41  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

コンペ進行中
競争環境の中で切磋琢磨することは企業にとっても個人にとってもとても大切なことです。

 マイケルポーターによって競争戦略や競争優位性というキーワードが一般化して早や四半世紀になります。とはいえ、競争を避けることも立派な経営戦略になり得ますので、私はこれまでできるだけその作戦を採ってきました。

 唯一の例外は、パートナー企業が営業活動を行って私が登壇講師もしくはコンサルタントとして動くケースです。前者は、年間何件ものペースで揉まれた末の案件が私に回ってくるのですが、後者はそれほど回数が多いわけではありません。

 前者と後者の中間案件と後者案件が同時に進行しています。片や3社、片や何と8社のコンペとのこのと。どちらも全力を尽くして私の意を伝えることができれば、受注につながるかどうかは別問題として相手の心の中に何かグッとくるものを残すことができればと、日々時間を割いております。

 それぞれ、あまり具体的なお話しをすることができなくて残念ですが、共通して感じるキーワードは"縁(えにし)"です。私が高校時代に読んで観た「将軍」で何度も繰り返された「武士に限らず人間は"前世の縁"の中に生きて、生かされている」という教えを思い出します。
子供ながら"縁"とは何ぞや?と日々問いかけていたことを鮮明に思い出します。

 しがらみや運命と言ってしまうと、ありきたりの概念にしかなりませんが、縁という日本語には特別な響きを感じるのは私だけではないと思います。

 つづら織られた縁という糸の絡み合いの末に今の原反があって、それに整理、加工を加えてテキスタイルになっていく。縁に縁を重ねることすなわち人生であり、どんな生地に仕上がるかは私たちそれぞれの腕の見せ所です。

 残反にならぬよう、お互いにココロして人生に臨みたいものです。
 2011/12/20 21:58  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

中畑新監督
中畑新監督のキャッチフレーズは、"絶好調"を封印して"熱いぜ"でいくとのこと、どちらにせよ元気Onlyの超アナログに変わりはありません。

 ビジネスコミュニケーションの研修で、たびたび中畑氏のことを引き合いに出させていただいてきました。世代的に同氏のことを知らない若手が増えつつある昨今、これは私にとってはありがたい人事です。これで、少なくともあと数年は中畑氏をサンプルに受講生の学びを深めることができるからです。

 あれもこれもと総花的に理屈を伝えても人は動けるものではありません。直球が来たらこうして、カーブだとああして、ランナーがスタートを切ったらあれして、フルカウントになった時には…とまくしたててしまっては相手はフリーズしてしまいます。

 そんなときは、見逃し三振だけはするな!というシンプルなコミュニケーションの方が優れている場合が多いと教えます。あれもこれもに耐えられるペアは、野村さんと古田さんくらいのものです。

 一方でジャイアンツ時代の長嶋さんと中畑さんの会話は秀逸だったそうです。長嶋さんが、「バーっときたら、ガーっと行け!」と指示したところ、中畑さんは見事そのとおりにヒットを放ち、周囲は???だったと言います。感性に基づくテレパシー的コミュニケーションとでも申しましょうか。その手のやり取りに長けた野球人の顔はたくさん浮かびます。

 ビジネスコミュニケーションにおいては、感性×テレパシーよりも理性×具体的資料の方が多いのですが、要はバランスが大切だということです。エンタメ稼業の人々は前者のみで周囲を楽しませればそれでよいのですが、ビジネス稼業の人々はそれだけでは飯が食えません。

 ここで難しいのは、後者だけでは人も組織も気がもたないという点です。来年は横浜にどんな風が吹くのか楽しみです。
 2011/12/13 18:34  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

はじめてのファッション業界
 ファッション業界のクライアントに対してMDやマーケティングの分野でレクチャー的コンサルティングを行うことは本業のひとつですが、ロジカルシンキングのパッケージプログラムの登壇講師として初めてファッション業界を経験することができました。
一年目〜三年目を対象とした若手研修の中で、私は二年目のクラス22名を担当させていただきました。

 その会社は、MBAの仲の良い同級生が出身だったり、元の専務や経営企画室長お二人や、店舗ビジネスの責任者、通販ビジネスの責任者etc.数え切れないほど、お世話になった方がたくさんいらっしゃいますので、私も気合が入った一日を過ごすことができました。

 タイトなスケジュールなので、あまり脱線することができなかったのが残念ですが、ファッション製品をロジックツリーで分解するとどうなるか、クリエーターのやっている仕事は無から有を生み出すことではなく有に対する情報処理に過ぎない、フェルミ推定的に考えると今後の百貨店マーケットはどうなる…、自分の担当範囲の仕事を系になぞらえると、オープンシステムとして外からリソース(エネルギー)を得ない限りは発展、成長はなくシュリンクするのみ、いいものを高く売ることがこれからのカギになる等々、少しは固有のメッセージも織り交ぜることができました。

 数名の方と名刺交換もさせていただいて、そのうち東京勤務のT氏とは麹町で飯を食うことになりそうで、いいご縁を頂戴することもできました。

 知的体育会系を標榜しておられる同社でありますが、理科系頭の人材の少なさが気になりました。お二人ほど、とびきり理科系頭の方がいらっしゃったので、Minmumは満たしていますが十分かというと???です。

 片や、理科系デジタル人間に偏り過ぎてバランスを失っているアパレル企業もありますので、過ぎたるは及びませんが、ほどよいバランスが求められるところです。

 次回は、理科系デジタルとは真反対の中畑新監督を取り上げてみたいと思っています。
 2011/12/11 17:14  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)
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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

北村禎宏 プロフィール
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