沖縄土産
仕事の合間を縫って、いつものバーバーで髪を刈りました。

 通常は4wインターバルなのですが、来週時間がとれそうもないので今回は3wインターバルでした。長髪の方にはわからない可能性がありますが、ニアリーイコール坊主頭の私たちにとっては、それくらいのタームになるのです。

 毎度ご指名のスタイリストさんが沖縄土産に「ちんすこう」を心付けてくれました。実は私にとって、南方には特別の意味があります。自分のルーツを正確にたどったことはないのですが、25歳のときに強烈な体験をさせられたのです。

 それは結婚二年目で、なけなしの有給休暇とコストをはたいてグアムのタモンビーチに滞在した時のことです。行き帰りはツアーのルートに乗っかったのですが、現地ではオール自由行動を選択しました。コルベッティか何かのオープンカーを借り出して、サンゴで舗装され
た滑りまくりの道を颯爽とドライブして周りました。

 あるとき、プライベートビーチらしきところに人だかりを発見して、思わず車を止めて近づいて行きました。現地のチャモロ人の人々がバースデイパーティを賑やかに開催している最中に日本人観光客二人が乱入した形になったのです。

 でも、そこはそれで、片言の英語を交えながらインタラクションが成立し、どんな経緯か伝統的競技であるところの“椰子の木登り競争”が始まり、私も参画することに相成りました。
十数メートルの椰子の木に、素足と素手でえっちらほっちら登って、てっぺんにある椰子の実をねじり切って早く落とした方が勝つという単純な競技です。

 結果、なんと私は現地の人々を差し置いて優勝してしまったのでした。領主らしき長老からは、おまえはチョモロよりチャモロらしいチャモロ人だと言われる始末で、面映ゆい感触を今でも昨日のように覚えています。その時に確信したのは、ミクロネシアかポリネシアかはわからないのですが、私の遺伝子には間違いなく南の血が混じっていることを。

 したがって、音楽にしてもアイテムにしても南系には反応してしまうのが私の性となっています。だから、“ちんすこう”は響きました。

 余生は南で暮らしたいと思うのですが、紫外線を天敵とする嫁はんとの折り合いが…
 2010/09/01 22:51  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


本音の人事部長
本音で語っていただける人事部長さんがいらっしゃいました。

 今年の新入社員のフォロー研修に向けた商談での一コマです。コンペ中ですので、研修をお世話させていただけるかどうか現時点では不確実ですが、実にさわやかな議論をご一緒できて、私的には超スッキリしています。

 見た目、きれいなレポートが上がってくる場合をもって研修の成功とする方が、見えやすいしわかりやすいけれど、実のところ、ちょっと驚いて悩みに陥ってもらいたいとのこと。

 研修を受けて、なるほどとは感知したものの、小さく優等生的に答えを出すことはできず、本当に理解の入口に立つことができた受講生が、これは大変なことになってしまった、ちょっと真剣に考えねばならないが、ちょっとやそっとじゃ出口は見えそうにない…と、そんな情景を思い浮かべておられます。

 小さく出来上がってしまうのではなく、ショック療法的に脳みそにズレを起こさせて、その隙間に新しい何かを埋め込んで欲しいというリクエストです。

 好き放題を言って申し訳ないと恐縮されながらも、測りにくいし見える化できにくいが、そういう研修が最も効果が高いと看破しておられて、心の底から感服させられました。

 最後に3割という意味の深い数字まで頂戴しました。10人のうち3人が気づいてくれれば、ととらえることもできますし、みんなが気づいてくれたけど、実践できるのは10回のうち3回しかない…など、これまたリアリティ溢れる迫力の数字感です。

 このような人事部長が見守ってくれている会社の若手達は幸せ者です。そんなことはつゆ知らずの当事者でしょうから、是非とも受注してメッセージの懸け橋になることができればと強く感じました。
 2010/08/30 19:33  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


本当のシステム屋さん2
面白いビジネスモデル構想が動き始めました。

 もちろん箱を売るのではなく、手直ししながらデータベースを多重販売するのでもなく、トランザクションに課金する訳でもなく。

 世間にベンチマークは存在しますが、それをファッションビジネスに応用するとどうなるのか、その進展と結末が楽しみです。

 自己増殖が可能なデータベースを仕込んで、システムとは別次元でお金の流れを発生させる…

 フリー経済モデルの応用形でもあり、開発機能に付加価値を提供するものでもあり、マッチングビジネス的とも言え、ギャザリングのような側面もあり、これはイケてます。
 2010/08/29 19:13  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


猿軍団続報
展示会を拝見させていただきました。

 Sブランドはニットにグイグイっと力を入れて迫力あるMDが展開されていました。これで生活雑貨の世界観と品揃えがもう少しすっきりすると、鬼に金棒になると確信しました。

 Nブランドの空間演出は最高でした。こんな雰囲気の部屋で過ごす時間は、さぞ快適なものになるだろうと癒されました。秋にはこれまでにない大型売り場にチャレンジされるとのことで、ブランド責任者の方が、とにかく自分達が楽しんで取り組むことだとおっしゃっておられたのが印象的でした。オープン当日まで、雑貨集めにメーカーさんを飛び回るそうです。

 Rブランドには若干の迷いを感じました。威を放つ商品が数多くあるにもかかわらず、何か訴え掛けてくるものに不足感が否めませんでした。あと一歩、ガンバ!!

 2010/08/28 18:51  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


編集する側される側
 友人のコンサルタントから、09系ブランドの経営者の言葉として間接的に次のような話を伺いました。

 日本のファッション業界を駄目にしたのは、「不動産」と「雑誌」であると。

 不動産は、そのコストの高さとディベロッパーの存在の二つの意味合いが込められているのだろうと推察しました。

 雑誌に関しては、編集者の意向や、ピックアップする権限を有しているスタイリストの問題を指摘しておられるのだろうと考えられます。

 アパレルは、館と雑誌に取捨選択される側にいて、極めてつらいものがあります。こぞって、大型の編集型売場が模索される理由のひとつには、そのことが関係しているはずです。

 前職でも、大型のストア業態や雑誌型の通販ビジネスを立ち上げるときの経営トップの趣旨に、選ばれる側ではなく選ぶ側、すなわち編集される方ではなく編集する方に回らなければ、ずっと厳しいビジネス環境に耐え続けなければならないというものがありました。

 これらは、ビジネス側の事情に過ぎませんので、プラスして顧客にとっての価値が伴ったときに大型編集売場の正解が見えてきます。

 以前は、SCや百貨店がその役割を果たしていたのですが、求められているのは“なんでもあり”ではなく、一昔前の言葉で表現すると“専門十貨店”ということでしょうか。

 シャープにフォーカスされて絞り込まれた世界観の中で、十二分な選択肢と奥行きがキープされている、そんなコンテンツミックスとMDが必要とされています。

 既存のコンテンツをかき集めて並べただけでは、それは実現できませんので、そこが各社の腕の見せ所となります。
 2010/08/22 17:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール

北村 禎宏(きたむら さだひろ)
ファッションビジネスコンサルタント
アパレル企業での実務経験とMBAの経営理論を融合させ、クライアントの問題解決やアドバイザリー機能を提供。
「アナログ」と「デジタル」、「実践」と「理論」のハイブリッド型コンサルティング活動を実践するとともに、教育・研修事業も鋭意展開中。

北村禎宏 プロフィール
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