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エレガントでリッチな合繊
 天然繊維に限りなく近い表情を持つ合繊が数多く見られます。
 夏には洗えたり、涼しかったり、シワになりにくかったりなどの機能性がより強く求められ、合繊への期待が高まっていることが原因の一つでしょう。
 同時に天然繊維には叶わない熱加工や水溶性、特殊コーティングなど新しい技術が施すことができるのが合繊の特徴です。
 生活の中では健康志向やナチュラル感が以前にも増して求められるようになった昨今ですが、そんな中で滑らかさや輝き、ケミカルなクラフトワークでポリエステルやナイロンを中心に天然繊維にも負けない自然の味を出したり、素材の豊かさを感じさせてくれる合繊に出会うことが多くなりました。
 肉眼では見えないほどの極細のポリエステル糸で織った透けて羽のように軽い素材、厚く膨らみ感がありながら重量を感じさせない素材、天然素材との混合により更なる機能性を付加した複合素材など、まさにエレガントでリッチな合繊の幅広い活躍に驚かされます。








 2016/06/29 19:28  この記事のURL  / 

新ナチュラル繊維?
 柄や素材のミックス効果が華やかでゴージャスな魅力にあふれる一方で、爽やかで上品な天然素材風のガーメントが店頭を飾っています。
 昨年に比べると自由でのびのびと、且つエレガントなカジュアルスタイルが増えたように思います。
 ピュアな素材の価値は変わるものではありませんが、今シーズンの綿や麻は機能が付加されたり、洗濯や皺になりにくいなどの長所が補われることによって、より消費者の手に渡りやすくなったといえます。
 更に一歩進んで麻は使われていないのに見た目や触感が麻という加工や、素材の特徴をつかんだ色付けや表面感など、天然繊維とポリエステルやナイロンなどの合繊の距離は新しい技術を加えることによって急速に縮まっています。
 見た目はケミカルな天然繊維、触ると優しく自然の風合いを感じる合繊繊維、求められる機能性を付加してガーメントには新しいナチュラル感が新鮮な表情を見せてくれています。






 2016/06/26 01:44  この記事のURL  / 

気になる「デニム」
 国を問わず、シーズンを問わず常に身近に存在するデニムはトレンドの常連です。
 デニムアイテムを好む人、似合う人がいる一方で若者の特権だと思う人、苦手な人もいますが、技術開発や周辺との組み合わせの広がりでデニムにも大きな変化が起きています。
 本来のデニム素材に様々な技が施されるのは勿論のこと、シャンブレーやダンガリーの様に薄手ではあるけれど一見デニムの様に見えるもの、チノの様に隣に並ぶもの、デニムと組み合わせて着るチャンスの多いシャツ素材(キャンブリックやギンガム)など、デニム感覚の素材が沢山見られるようになったのも原因の一つです。
 同時に綿や麻などナチュラル感のある複合も含めてオトナ感覚のあるワンピースやジャケットにも広がりました。
 従来のジーンズやGジャンなどもデザインの変化でオリジナリティーの高い商品が見られます。
 身近なデニムは予想以上に変化に富み幅を広げて新しい価値を生み出しているようです。







 2016/06/19 15:49  この記事のURL  / 

2017 S/S プレミアムテキスタイルJapan展
 5月最終週にPTJ展が東京国際フォーラムで開催されました。
 2017 S/S向けの集大成ともいえる素材展です。
 参加は海外からの10社を含めて86社(うちメディア2社)となっています。
 Indexやテーマのコーナーでは表面効果、輝き、透け、軽さ、レース、ふんだんに使われた加工技術など来シーズンのトレンドや市場のリーディングブランドにちらほら見られる素材が目に付きました。
 四つのテーマとイメージ、代表的な素材をご紹介します。

「女たちに捧げるロマンティック物語」
 お菓子のような甘いパステルカラーで表現された甘いロマンティックモード。
 遊び心、シック、ドラマティックに大人の優雅さを表現。


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「妄想ミステリアスな巡礼」
 ブルーやグリーンなどの寒色を中心に、クールでミステリアスなイメージを表現。
 シルク、合繊、キュプラ、コットン、ジャカード、だまし絵など。


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「充実した贅沢な一日の休日」
 日頃のハイなテンションから解放され、自然と親しみながらゆったりと過ごす時間の豊かさがテーマに。
 シンプルでありながらラグジュアリー。
 ブライトカラーと白で自然の持つ大胆さと強さを併せて表現。


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「音楽と美術のモードな交差点」
 音とアートを組み合わせた気持ちの高まりをユーモアと創造性を交えて表現。
 リズム感、型にはまらない自由さ、大胆かつ繊細さを茶やオークル、グレー味を帯びたミドルトーンで。


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 2016/06/08 21:18  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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