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梅の春
 日本のアパレル業界では早春の頃を「梅春(うめはる)」と呼ぶ習慣があります。
 暖冬と降雪、冷たい風と不安定な天気が続いた日本列島ですが、梅春は確実にやってきて通り過ぎようとしています。
 今春のウィンドウは冬から春にかけて黒をモダンに暑かったスタイリングが目立ちましたが、その一方で白の表現が気になりました。
 純白からわずかに色味を帯びたもの、織り柄(ジャカードや膨れ、エンボスなど)、しっかりと手持ち感のあるニット、夏の白とは異なり存在感のある白と素材というところでしょうか。
 更にその白に濃色のボーダーをあしらったものがとても気になりました。
 カラフルボーダーは別にして、白と紺や黒を配色した縞柄はテニスルックやマリンに繋がり新鮮なインパクトを放っています。
 今年の梅春は「白梅」「蝋梅」「紅梅」とイメージを広げてくれそうです。




















 2016/01/30 21:26  この記事のURL  / 

洗濯機でも洗えるシルクジャージー
 高級素材のシルクは合繊の発展とともにあらゆる面でその姿や性質を変化させました。
 難点であった機能上の問題、価格、優雅さからカジュアル感を持つものまでの広がりを見せたのは化合繊のテクノロジーの影響かもしれません。
 最近は「テクニカルラグジュアリー」という言葉が聞かれるようになりました。
 この意味は素材の作り手、アイテムやデザインによって異なりますが、シルクを中心に考える場合、素材のもつラグジュアリー感やアイテムやデザインへのイメージとデメリットなどがテクノロジーが施されることによって新たなラグジュアリー感が表現されることでしょう。
 つまりエレガントなドレス素材がスポーツウエアにも適応するということになります。
 ポイントは伸縮性や家庭で気軽に洗えること。
 こんな条件に当てはまるシルクジャージーに出会いました。
 糸に樹脂や撥水コーティングをせずに堅牢度が保て風合いが変化しにくいという特殊な加工を施したものです。
 洗濯機で洗ってもその風合いや艶感が失われないことが特徴です。
 シルクのプライドを保つかのように価格は2000~3000円と高めですが、肌への思いやり、高級感のために大いに期待したいところです。

※都合により写真は削除いたしました。
 2016/01/23 23:40  この記事のURL  / 

2017年 S/S Premiere Vision カラー プレ情報
 2月16日から始まるパリ・PV 展のカラー情報をお伝えします。
 全21色は最終発表で変更があるかもしれませんが、概ねのイメージやポイントはこの通りと予測します。 
 前シーズン同様、色は合繊の白地にデジタルプリントされたものです。
 版権の都合上近似色の糸で表現しました。
 第一印象はきれい!
 清潔さ、軽さ、可愛さが感じられますが同時に科学や化学、自然の奥深さ、でも日常性もあるという多岐に渡ったネーミングが施されています。
 極めつけのサマーダークは減リ、明るくパワフルな赤、オレンジ、黄、ローズが目立ちます。
 爽やかなブルーとグリーンが新しい動きのある色として重要な役割を持ちそうです。
 微妙な組み合わせ、優雅さ、ポップ、コミカル、人の顔や肌、身体の表情なども連想させてくれる色かもしれません。
 様々な解釈を呼びそうですが正しい結果は来月のお楽しみといたしましょう。




※クリックで拡大

 2016/01/10 18:15  この記事のURL  / 

2016年元旦をちらり。
 穏やかで明るく静かな元日を迎えました。
 この時期にしては暖かい新年のスタートです。
 昨年に比べると表参道界隈はお休みが多く、ウィンドウにはオープンと同時にスタートするSaleのお知らせがありました。
 かつては新年のウィンドウは春らしい新作モノが飾られていましたが、年々実シーズンに合わせたものに変わってきました。
 その中に充分に新春やお正月を感じさせるものがあったりします。
 リアルクローズが話題になったこともその理由かもしれません。
 洋服が売れないという残念な傾向があり、変化の激しい気温、天候に合わせた展開が当たり前になりました。
 元旦をお休みにする百貨店が出てきたり、ラグジュアリーブランドでも三が日を休む傾向があるのはファッション好きの人々には反論があるようです。
 そんな思いを起こさせる2016年1月1日のストリートです。















 2016/01/06 18:45  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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