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秋立ち上がり 3
 来シーズンのPVのカラー予測からも感じられるとてもベーシックな色に新鮮さを与える色の組み合わせや光り感、透明感が立ち上がりの店頭で見られます。
 影を思わせるようなダークで美しい深みのある色、光りの反射を受け入れるかのような光沢、パーリッシュな色、白に近いパステル、明るく力強い中間色なども来シーズンに予測される色です。

 素材ではファーのようなモコモコしたもの、ヘアリー、フリンジのような長い糸状のもの、オーソドックスな毛皮とそれを超えるかのようなフェイクファーなどなど。
 本番の秋のために店の奥のラックに出番を待っています。
 暑い夏の盛りでもシンプルに秋を感じさせる新鮮な色や話題の毛足素材に注目しました。
 ウールとともに本格的な展開が待たれます。






 2015/07/30 19:59  この記事のURL  / 

2016-17 A/W Premiere Vision カラー予測


 先週ニューヨークにてP/Vが開催されました。
 パリで9月に行われるPV展とは少し趣を変えますがカラーは共通の情報が発表されます。
 プレ情報として16-17A/Wのカラーについての予測をお伝えします。
 元の色は布に印刷されて出されていますが近似色を選びおおよそのニュアンスでの表現です。

 次回のP/Vでは「BOUNCE−REBOUND」が大きなテーマになるようです。
 今までの技術の発展を見直す時でもあり、更に工夫を加えて行きことが必要になり、人類の幸せや心を満たす人々の生活に再び心を寄せるためのバウンドについて考えることになりそうです。
 カラーはブリッジのかかった寒色と暖色の組み合わせ、まったく異なる色が作り出す新しいハーモニー、氷のように微光を放つ色、クリスタルのような炎の色、様々なニュアンスを持つシャドー(影)の色などがシーズンのタイトロープの上でバランスをとりながら並んで行きます。
 カラーは23色。
 三つのグループでくくられています。


※クリックで拡大

INCANDESCENT SHINE (燃えるようなエネルギッシュな赤系とオレンジとクリスタルのような透明感のある色)1〜7までの7色。

ICY IRIDESCENCE (繊細な光りを感じさせるような冷たい色。これらを受け止めるようなセミダークカラー)8から16までの3色ずつ三つのグループ。

MONUMENTAL SHADE (ダークでミステリアスな色。フィルムやワックスが掛かったような表現。少し古ぼけた表現も)17から23まで。

 テーマやグループの表現はNY展とパリ展とでは変わることがありますので最終の確認は9月15〜17日の開催を待ちたいと思います。
 2015/07/27 00:55  この記事のURL  / 

秋立ち上がり 2
 7月上旬は天候不順の梅雨空が続き、気分は今一つ盛り上がりに欠けましたが、一部セールがスタートしたり、秋ものが立ち上がったり、夏本番のものを買う人がいたり、店頭は目まぐるしく変わっています。
 本格的なセールになった中旬からは秋ものも隣り合ってそれぞれの役割を果たしています。
 このタイミングで今年関心が持たれるのはやはりウールかもしれません。
 ダークカラーのギャバやダイアゴナル、ザックリしたツィード、軽さが強調されたフラノや微起毛。
 ボトムスには梳毛のクラシックタイプの織物が見られます。
 横編み(セーターやカーディガン、その他のニット)の人気が予測されますが立ち上がりの時期にはそれほど多くはありません。
 表面の面白さやP/Vでも沢山見られたファーや毛足のあるもの、モコモコ素材はまだ本格的に登場していませんが、ラグジュアリーブランドでは店内のラックに存在感を示しています。
 今秋はウールを中心にクラシックや歴史的背景や伝統の裏付けのあるベーシックエレガンスと、ハイテク素材を使ったスポーツや幅の広いカジュアルラインの二手に大きく分かれるような気がします。
 その中で店頭ではポイントを捕えた明快な提案が必要になります。







 2015/07/16 23:13  この記事のURL  / 

秋立ち上がり
 トレンドに敏感でファッション性の高い店では六月に秋一番の打ち出しを見せてくれます。
 ここ数年は現実の気候に合わせて袖なしや半袖で軽やかな色や素材を使って、あまり違和感を持つことなく秋物の紹介が続いています。
 今シーズン六月半ばの店頭は、お中元からセール、ライフスタイル全般に関わる商品をディスプレイしたり、アート作品とのコラボであったり様々でした。
 その中で、夏物と隣り合ってツィードや革、コースゲージのハイネックなどが見られました。
 厚手の織物と透ける素材やレースなどを組み合わせた着こなしは、季節が進むにつれて本格的な期待が持てそうです。
 ウールやシルキー素材、クラシックやオーセンティックの流れをくんだもの、ミリタリー調が立ち上がりを飾っていますが、スポーツテイスト、アウトドアでは合繊、ダウンが定着しています。
 しかし今までにない微妙な色、予想されているパステルが今年の特徴でしょう。
 一方でプリントが多く見られるのも変化の一つです。
 中世、民族、アールデコ、大きなグラフぃく柄、身の回りにある具象柄、レトロな小花柄、アニメタッチなど。
 これらは夏から秋への重要なブリッジになっています。













 2015/07/08 13:54  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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