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初夏の店頭 4 レース
 付属からウエディングドレスまで幅広い分野で重要なレースは、ここ数シーズン季節を問わず私達のワードローブの中でも欠かせないものになっています。
 昔ながらの各種レースは勿論、アイレット、梯子レース、剥ぎ合わせてレース地にしたト―ションレース、刺繍と組み合わせたものなどなど、布地として分野や大きさを問わず様々なアイテムに使われています。
 店頭でもエレガントに、スポーティーに、ゴージャスに、透ける素材やメッシュとともに今夏最も人気のある素材の一つになっています。
 レースへの先入観を大きく変えるクリエーターやデザイナーの新鮮な素材使い、組み合わせやコーディネートに注目しました。













 2015/06/29 11:51  この記事のURL  / 

初夏の店頭 3 プリント
 今年の夏はナチュラルカラーやモノトーンの無地使いが増えたように思います。
 その中でのプリントをはじめとするモチーフは絞られたテーマが明快に出ています。
 モダンで華やかな70年代調のグラフィカルな柄、オールドファッションを楽しむような小花、ボヘミアンから格調の高いエスニックを思わせるもの、異なるモチーフの組み合わせ、ボーダーのように見えるチェック、更にエレガントでファンタジックになった迷彩やアニマルなど。
 見慣れたはずのモチーフがとても新鮮に映ります。
 特にプリントとプリーツの効果は動くことによって柄が更に揺れて立体的でダイナミックささえ感じます。













 2015/06/22 01:30  この記事のURL  / 

初夏の店頭 2 綿と麻
 加工の方法が進化するにつれ、素材の表情も大きく変わりました。
 夏にはコットンや麻が季節の素材として大活躍しますが、最近は年間を通して使われるようになったことに加え、「コットンのように見える」、「麻の表情を持つ」といった素材が出ています。
 両者のブレンドによる効果は勿論、撚糸や密度の工夫、洗いや独特の皺感などの加工技術も広がりました。
 一見天然繊維に見えるものが実は合繊というケースもよく見られます。
 ギマ加工を中心にして綿や麻のナチュラル感が存在感を持ち、本来の印象や役割を超えるようになりました。
 初夏の店頭は例年にも増して綿や麻の登場が期待されます。















 2015/06/18 02:09  この記事のURL  / 

初夏の店頭 1 カラー
 今年の夏は突然にやってきた感があります。
 雨や風を気にしながらも場所によっては「春一番」の吹かなかったところもあったようでした。
 早めの桜を楽しんだ後、少しの間は初夏の陽気になりましたが、又寒くなったり雨が降ったりで、ウィンドウの洋服はそんな気候の変化と競争するかのように行きつ戻りつ季節を進みました。
 素材は見ただけでは判別しにくいものが増え、見るからに綿や麻に見えるものが、ポリエステルやナイロン混、または疑麻(ギマ)加工が施されていたりします。
 色では春(1月〜2月)は黒と白、クールなパステルカラー、紺やその他のブルー、シルバーなどが目立ち、あまり変化が感じられませんでした。
 しかし3月に入り不安定な陽気でしたが、大柄でカラフルなプリント、またはモノトーン調の幾何柄、コントラストを利かせたカラーブロックやパネル使いが見られました。
 表面変化や意匠を感じさせる組織柄や無地にニュアンスと主張のあるパステルカラーが付けられ、黒と白のコントラストと同じようなインパクトを与えています。
 ブルーがすっかり定着した感がありますが、パステル系の色は一言では分けられない色相で、無地でも複雑な色の混じり合いを思わせます。
 新しい見かたをするならば光りが当たっている色、光りを受けている色と陰の色、または吸収して浸みたような色合い、科学的処理がなされたかのような冷たさを感じる色などが共存しているのかもしれません。
 単純明快なモチーフやシンプルなデザインの中で、カラーの主張には興味深いものがあります。













 2015/06/08 02:31  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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