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Premiere Vision 2016 S/S 9 日本からの出展社
 素材に機能性やテクニックが加わり季節感が広がりました。
 厚さのある素材が軽く通気性に優れていたり、薄くて透ける素材が風邪や雨を通さず、防寒機能を持ち寒い季節でも使われるようになりました。
 そんなテクニックを持つ日本からの素材には話題になるものがいくつもあります。

 ミナミ株式会社(本社大阪市)は回を重ねるごとにサンプルスワッチの要求が増えています。
 値ごろ感のある綿タッチのジャージーを得意としていますが、季節に応じて素材感を変化させ、機能性やアートタッチの表面変化なども加わりました。
 ベーシックに基本を置いたデイリーカジュアルやスポーツウエアには欠かせないジャージー(ニット)がグレード感やトレンドとのマッチングをしコレクションの幅を広げました。
 今シーズンは前シーズン人気のダンボールがウラ毛に移りつつあり、パイル類では麻やシルクやトップの杢をブレンドさせたり接結して柔らかさ、軽さを表現したデニムシリーズが注目されています。







ストンウォッシュのウラ毛デニム(インディゴ染め)






リネンスペックパイル  表・麻70% スペックパイル  裏・綿30% インディゴ天竺(L70/C30)




30コットンシルクトップ杢接結 C98/S2




デニムパイル C100




ファインリネンパイル L75/C25




ジャケット用天竺 オイルコーティングを施し縮絨効果のある厚手天竺

 2015/04/29 17:40  この記事のURL  / 

MBFW東京コレクション CURATED(キュレイテッド)
 国や地域の文化や民族をテーマにしたラインは多くのデザイナーの着眼点になっています。
 今秋冬シーズンのCURATED(デザイナーはEK THONGPRASERT エクソンプラサート)のコレクションは展示とインスタレーション、そしてゲーム感覚でアフリカンマスクのブローチを作るという楽しいものでした。
 タイトルは「2Q15」。
 ダニエル・アルシャムのエキジビション “ The future is always now ” (未来は常に現在にある)と、村上春樹の小説“1Q84”にインスパイアされ、アフリカンアートやカルチャーで少し不思議な空間と時間を表現しました。
 ニットから布帛まで、アフリカンアートを思わせるボディプリンティングやクラフトがプレーンな素材を引き立たせています。
 エスニックやナチュラル感、ハンドクラフトタッチをスポーツやモダンな着こなしに用いるところに新しさを感じました。









 2015/04/24 15:39  この記事のURL  / 

MBFW東京2015-16秋冬 オーストリアブランド
「ファッションと建築における対話」をテーマにオーストリーのAD’DRESSINGという取り組み方法によるブランドのインスタレーションが行われました。
 日々のライフスタイルの中で建築とファッションがいかに密接な関係を持っているかの考察です。
 この展示会は現在のコンテンポラリーデザインでは、全てのものに内在する形や素材、文化、多様な考え方を包括して考えるべきという提案をしています。
 会場は無垢の白木板を弓なりに張って鳥かごの内外を自由に行き来できるようなスペースに、カジュアルウエアを中心としてストリートやアウトドアまでのスポーツ志向の強いもの、優しいハウスウエア、ベーシックで着心地の良いタウンドレスやコートなど、ニットを含む10ブランドが並びました。
 明るくエネルギッシュなモチーフ使いから秋の日差しを浴びたようなナチュラルな色と柔らかな素材、ベーシックであり且つテクノロジーをも感じさせるスポーツアイテム、ワッフルやデニムなど日々の生活の中での高感度商品に沢山出会いました。
 出展ブランドは以下の通りです。

BRADARIC OHMAE
DMMJK
EVA BLUT
GON
HOUSE OF THE VERY ISLAND’S・・
MESHIT
MOTO DJALI
NATURES OF CONFLICT
SIGHT LINE
WERKPRUNK























 2015/04/21 03:52  この記事のURL  / 

2015-秋冬東コレ
 メルセデスベンツファッションウィーク東京を中心としデザイナーのコレクションが開催されました。
 ランウェイからインスタレーション、展示会まで、発表の仕方はさまざまですが今秋冬に向けて魅力的なコレクションが沢山見られました。
 秋冬に適した素材のイメージは大きく変わり、ウールの扱い、スポーティーな合繊がその殻を破り、機能性を含む加工、フェイクファーや変化した毛足のある素材、ウィンターレース、透ける素材、編み込み柄の美しいニットなど、あらたな季節感の表現がなされています。



 IN―PROCESS by ホールオハラ(デザイナーは大原由梨佳、スティーヴン・ホール)はアールヌーボーからバウハウス、'70年代のプリントの中に共通な装飾性を見出してひとつの世界を作りました。
 セーター、スカート、コートなどのリアルクローズに色とモチーフを巧みに組み合わせ(独特の)ノスタルジーを表わしています。
http://www.in-process.org/



 Ato(デザイナーは松本与)は「URBAN RIDERS」をテーマにレザーやスェードを使ってライダージャケットのバリエーションを楽しませてくれました。
 同時にツィードのコート、チェックのシャツ、ロングカーディガン、つばの広いフェルト帽などクリーンで潔いメンズを発表しました。
http://.www.ato.jp/



 いつも素材へのこだわりをシルエットに込めるmatohu(デザイナーは堀畑裕之、関口真希子)の今シーズンのテーマは「ほのか」。
 日本の美を追求するマトフには繊細な美しさを求め、着ることを楽しむエレガントな大人のファンが沢山います。
 ほのかな明かりのもとで行われたランウェイのガーメントは、しっとりとしながらもゴールドの鈍い光からろうそくの光に反射するかのような微かな輝きまで幽玄と色の組み合わせ、重ね着のモダンが見事なハーモニーを作り出しました。
 スポーティーなぺブルキルト素材のコートが新しいエレガントを感じさせてくれました。





 写真は「ほのか」のランウェイから。
http://www/matohu.com/



 通称東コレといわれるコレクションは「made in Japan」を掲げる実力者たちが蓄えてきた力を発揮する場となりました。
 詳しくは各ホームページをご覧ください。
 2015/04/11 22:16  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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