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ウール
 出番を待っていたかのようにNew Arrivalとしてウールが登場しました。
 このところ秋冬素材としてコートやジャケットには非ウールのダウンやキルティングがカジュアルテーストの代表格として座を占めていました。
 上質感やエレガント、クラシックなどのラインに乗ってじわじわとウールがカムバックしてきたようです。
 昨シーズンはヤング市場でショート丈のダッフルコートやピーコートがヒットしましたが、デザインや丈を変えて更にオトナにも着られるアウターが出てウールの新しい展開が見られそうです。
 中心は軽くて温かみのある一重、ダブルフェイスのもの、ツィード、合繊とブレンドされたニット、ジャージーなど、エレガントからスポーツまで幅広いアイテムに使われると予測されます。
 ダンボール、二重織りなどトレンド素材としても期待されていますが、主流は先述の軽さや温かみのあるツーフェイス、縮絨、起毛と考えられます。
 特にダブルフェイスは表裏の組み合わせでエレガンスにもカジュアルにも自在に変わるところが興味深いでしょう。
 ブレンドは勿論、今までにないウールの表情が楽しめそうです。



 2014/08/29 01:26  この記事のURL  / 

秋立ち上がり 2
 8月中旬の不安定な空模様のウィンドウでは黒を中心とした濃色とパステルやシンプルなアクセントカラーを組み合わせたクリーンな感覚の色合いが目立ちます。
 例年のように見られたベージュやキャメル、ぶどう色といったほっこりとした秋らしいニットアイテムよりも布帛、ジャージー素材、プリントを使ったドレス、ジャケットがリードアイテムです。
 月末には急に秋を感じさせる展開になりそうですが、今はあまり奇をてらったような特別感はなく上品なリアルクローズ風、繊細なトップ&ボトムといったところでしょうか。
 暑苦しさを感じさせないウィンドウです。







 2014/08/19 20:57  この記事のURL  / 

JFW-IFF 2
 独自のモノつくりをしながら商品力も持ち合わせる2つのブランドを御紹介します。

Yuu(ゆう − 東京・中野区 03-3387-1487)
 シンプルな色合いで実は微妙なミックスが美しいニットブランドです。
 ウール、アルパカ、ナイロンの上質な糸を使った帽子とニットトップが中心ですが、全て家庭用編み機を使って作られる手編み調が特徴です。
 チュニックやスカート、多彩なマフラーなど手編みの優しさが伝わりながらガーメントしての着易さを持ち合わせた商品です。
 価格はトップスで2万円前後が中心。帽子とマフラーは1万円前後。



















楽偶(らく − 兵庫県・神戸市 078-202-9723)
「和服地を使用した洋服」で決してリメイクではないことがモットー。
 大島紬、小千谷紬、結城紬、縮緬などの絹素材、久留米絣、備後絣などの木綿素材、麻の着物地を使いデザイン、パターン、縫製に妥協を許さないモノつくりを目指しています。
 生地とアイテムのマッチングは楽偶が持つ半面、上代の60%の委託販売というシステムも独特かもしれません。
 和のテーストを持ちながらも洋服としての完成度が高く、今シーズンはコペンハーゲンの「VISION展」とミラノの「ミラノ・プレタポルテ展」にも出展します。
 参考上代はミセス向けのプレタポルテゾーンでブラウスとパンツで三万円から。
 ジャケット六万円から。コート十三万円から。
 少しこなれた若い人向けのラインと紳士のラインも持っています。





 2014/08/14 00:46  この記事のURL  / 

JFW/JFF インターナショナルファッションフェア 1−Ultora ウルトラ (株)ルールド
 30回目を迎えたIFFは出展社の向上と日本らしいモノつくりやビジネスの日進月歩の変化が伺えます。
 すでによく知られているブランドがある一方で、初めて目にするものや発見があったり、雑貨の広がり、オリジナリティーが高く創作意欲の感じられるものが見られました。
 丁寧なモノつくりに魅せられたいくつかのブランドを御紹介します。

 今回で3度目の出展となるUltora(ウルトラ − 株式会社ルールド 大阪市)は大人の女性に向けた上質な服として一昨年立ち上がりました。
 素材とカッティングにこだわったボトムスが魅力的ですが、今回はジャンパードレス、ジャケット、ワンピースとトータルコーディネートへの広がりを見せています。
 さりげなくトレンドを取り入れ、上品なカジュアルアイテムに落し込むところがバイヤーの目にとまり販路を広げました。
 迷彩柄はジャカード(スカート)とボンバーヒートのウラ起毛ニットの素材(パンツ)で表現しました。
 吟味したジャカードはフランスのジュテル社をはじめとするインポートと国産のものを使い売れ筋を作っています。
 ポリエステル・レーヨン・Puのポンチとレザーを組み合わせたジャンパースカートも若さのあるデザインと軽さが好評です。
 ミセスにも着られるスカート丈と分量感のバランスは着装時にその美しさの威力を発揮します。





 2014/08/10 01:30  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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