« 前へ | Main | 次へ »
ウールマークプライズ
 インターナショナル・ウールマーク・プライズ 2014-15 アジア地区大会が7月17日アンダーズ東京で行われました。
 第3回目に当たる今回からメンズ部門が加わり、レディスと合わせて各1名ずつファイナリストが選ばれました。
 この2ブランドは来年北京(レディス)とロンドン(メンズ)の最終大会に臨みます。
 大会の趣旨はメリノウールの特性を適正かつファッショナブルに表現できる新世代デザイナーであること、同時に実際の小売店舗での販売につながるものであることとされています。
 アジア、アメリカ、オーストラリア、インド、中東、ヨーロッパの各エリアで地区大会が行われ最終10ブランドの中からメンズ、レディスの最優秀者が選ばれます。
 今回のアジア地区からはメンズは「Sise」(シセ)デザイナーは松井征心氏(日本)。
 伝統的な雰囲気を醸し出しながらもモダンで軽快なジャケットとパンツが高く評価されました。
 レディスは「V Major」(ヴィメジャー)デザイナーはVictor Zhu氏とNicole Lin氏のデュオ(中国)。
 たっぷりとした分量感でありながらスリムに見せるコースゲージのニットの組み合わせ。
 アウターをスカートのようにはかせることによってできるねじれが特徴。
 ニットのユニークな着こなしです。

 いずれも今までのウールのとらえ方に新たなインパクトを与えた1着です。
 来年のファイナルコンペティションが楽しみです。




優勝者と作品(ウールマークプライズより)




メンズ部門の優勝作品






レディス部門の優勝作品
 2014/07/28 23:35  この記事のURL  / 

Premiere Vision 2014-15 A/W 予測
 来秋冬向けP/V展がN.Yで開催されました。
 副資材や革、ニット、プリントなどの複合総合展は9月にパリで行われますが、共通する情報が一足早く発表されました。
 今回は「Thanks」「ありがとうございます」という思いを込めて発展進化を続けてきたテキスタイル開発の原点に返って、さらにミックスし且つシンプルに「diversity(ダイバーシティ)」(多様性、汎用性)について考える機会と捕えています。
 より高度に複雑に技術が進むにつれて忘れてはならないクロージングのシェイプやデザインとの幅広いマッチングにも注目しています。
「Combing,Mischievously」(ひと癖ありげな組み合わせ)と「Expressing Simply」(シンプルな表現)の二つの大きなくくりと
・Multi Materials さまざまな素材を
・Multi Treatments さまざまな加工で
・Multi-Use Weights さまざまな方法で使えるさまざまな重さ 
を重要ポイントとして挙げています。

 カラーは21色。
 赤、茶、グレーンのプリミティブな色に優しいパステルを添えたような6色。
 ダークを意識しながらも自然界にある強くて温かい色8色、グリーンやブルーを中心にした少しミステリアスでクールな寒色系の三つのグループに分かれています。
 近似色で再現したカラーの一覧を御紹介します。
 9月中旬パリのP/Vで確認し詳細をお伝えすることにします。


※クリックで拡大
 2014/07/26 00:30  この記事のURL  / 

プチフォーマルを楽しむ
 日々を快適に楽しく過ごすためのカジュアルウエアが定着しました。
 これに対してルールを守ったフォーマルウエアや晴れの日の装いの着用も幅の広がりを見せています。
 先日日本での3回の(3日)公演を行ったフランス国立リヨン歌劇場の歌劇「ホフマン物語」(於渋谷文化村オーチャードホール)にはどの日も満席に近い来場者がありました。
 ニューアダルトや熟年のご婦人がたの何気ない御洒落やこの日のための思い思いの装いにライフスタイルの変化とオケージョンへの対応の広がりを感じました。

 最も多かったのはブラウスの活用。
 レースやフリル、プリントなどで新しさや存在感を出しています。










 次に鮮やかな色のプリントや美しい色の無地のドレスやツーピース、ジャケット。
 ボトムスはスカートのほうが多く、女らしさが強調されたように思います。
 バッグや靴、ちょっとしたアクセサリーが決めてになる装いも多く見られました。










 カジュアルとエレガンスが手を組み小さな非日常を作り上げているような気がします。
 どんよりと曇った昼下がりのひと時、話題のオペラ公演に訪れたオトナ達の肩の凝らないおしゃれ姿を垣間見ました。
 2014/07/15 23:43  この記事のURL  / 

新素材
 ファッションアイテムとして日本の市場ではあまり見られなかったビニールやプラスティック素材を使ったものが最近目に留まるようになりました。
 原料の素材は透明や半透明でカジュアル感をイメージするものですが、一方で資材分野で大活躍していたタテ編みはナイロンやポリエステルでメッシュやネットのような素材、穴のあいた薄い板状の素材がシューズに使われデザイン上の大きな役割を担っています。
 各メーカーが力を入れてラインアップしているさまざまなシューズにはウエアでも注目されている機能素材が随所に使われています。
 ドイツに本社のある機能シューズメーカー「ビルケンシュトックジャパン」は初のビーチサンダルを発表しましたが、使われている素材はEVA(エチレンビニルアセテート)。
 軽くて肌のあたりが柔らかで成型された足底は足を包み込むような心地よさがあります。
 丸洗いができて、サイズは36から41(23cm〜26.5cm)の6サイズ。
 価格は3500円とサイズが合えばビルケンファンにはうれしい新製品です。
 素材は様々な特徴があり、その機能がアイテムのジャンルを超えて使われていることに改めて面白さを感じます。





写真はビニールのショートコートとビルケンシュトックのビーチユースサンダル。
 2014/07/10 00:04  この記事のURL  / 

« 前へ | Main | 次へ »
名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ