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春のプリント
 昨シーズンからのプリントの勢いはエレガンスの流れと技術の深化と相まって、優雅に、オプティミスティックに展開されています。
 滲む、水にぬれたような、海底を思わせるなどのイメージも極自然に布地表現され、ワンピースやブラウスを始めとして多品目で見られます。
 まるでホログラムを見るような陽炎のようなタッチです。
 一方エスニックやアートの影響を受けたトロピカルも新鮮です。
 ボーダーやギンガムチェックトともに新しいマリンとして大輪の花や葉、果実が色どりを添えそうです。
 ホログラム調では光感、パールのような光沢のグレーがかったパステルカラーが中心となり、トロピカルでは太陽の光りの黄やオレンジ、コーラル、赤やグリーンのバリエーションが見られます。
 これらは予測されたトレンドカラーのパレットでもあり、来シーズンを占うヒントにもなりそうです。





 2014/04/28 02:58  この記事のURL  / 

ZARA HOME
 表参道駅上にZARA HOMEがオープンしました。
 ファッション産業が洋服を柱としながらも住まいや食に関するほとんどのものを扱うようになって久しいものがあります。
 同一ブランド内で、ブランドを変えて、或いはパートUとして別のラインを作るというように枝を作り幹を太くする作戦もとられるようになりました。
 イケアやマリメコ、バナナリパブリックやJ・クルーなども根幹となるものを持ちながらラインを広げライフスタイル提案がおこなわれています。
 ZARA HOME の特徴は色のきれいさ、楽しさでしょう。
 トレンドとマッチしたプリント柄を積極的にとりいれていること、それ以上にナチュラル、パステル、ポップ調の無地の色をきちんと揃えて食器や布モノを買いやすくしています。
「フライングタイガー」や「あそこ」のように価格の安さに驚かされることはありませんが、ファミリーをターゲットとし、家での生活、アウトドアを中心に季節感たっぷりの商品に週末は行列を作る時間帯もあるようです。















 2014/04/23 00:59  この記事のURL  / 

Shida Tatsuya シダタツヤ
 個性的で丁寧なモノつくりのシダタツヤ氏の201年秋冬のラインはスタジオでのインスタレーションで行われました。
 今シーズンの特徴はたっぷりとした包み込むようなシルエットとダークカラーの間で揺れるカラフル感です。
 一枚の布を折りたたむようにして身体にはおり、コートにしてしまう。
 ストールはケープに早変わり、ポイントを釦で留めるだけでボディにフィットして自然に落ちるラインがとてもスリムに感じられます。
 実際に使う布でトワルを組むことも、シルエットをより完璧なものにしてくれます。
 ターゲットは自立した強い女性。
 素材の色、分量感で組み合わせ、重ね、ミックス感が生まれ、更にハーモニーとなってシダタツヤの世界が広がります。
 編み地をパッチワークしてしまうのは編み込むこととは異なる配色の楽しさがあります。
 ジャージーにつきものの斜向をデザインとして利用したり、太陽光で2度から8度も温度が上がるフェイクファーを用いたり、かつて陸上選手としてオリンピックを目指した志田氏の発想は更に広がりそうです。







 2014/04/16 22:51  この記事のURL  / 

カミシマチナミKAMISHIMA CHINAMI
 日本のオトナ女性のナチュラルで美しい装いを作り上げるカミシマチナミは渋谷のショップでプレゼンテーションを行いました。
 いつもきちんと品ぞろえがされている12匁のシルクデシンのベーシックアイテムは、細部のデザインを常にその時の流れに合わせてシルエットや気易さに気を配っていて、多くのファンを持っています。
 シルクやコットン、ウールなどの天然素材とレーヨンやアセテートのナチュラル感たっぷりの素材に加えて様々なテクニックが施されている合繊や複合繊維は、機能の幅を広げ豊かな日常性を感じさせてくれます。
 総合テーマは「Japanese Modern」。
 人気のある商品の一部をご紹介します。
 プリントは近代琳派の旗手、古谷紅麟から鷺そうのモチーフを使ったインクジェットが2種類、基布はTa60/Pe40とTe60/Co40, R50/C50の3種類。
 鷺そうのモチーフはモヘアのジャカードにも取り入れられています。
 ベーシックアイテムに使われているシルクデシンはタテ糸にはブラジル製世界最高品質の絹糸(無撚糸)、ヨコ糸に中国製最高品質の絹糸(超強撚糸)で膨らみ感のある贅沢なタッチです。
 強圧縮のメルトン(W90/N10)を使ったビッグマントトジャケットは他のアイテムとも重ね着が可能。
 圧縮のウールジャージーは60番単糸をスムス編みにし、メルトン仕上げをした上で更に強縮絨を掛けた上質な素材です。
 レジェンドウールジャージーと名前がつけられていました。
 パーカーやジャケット、フレアスカート、プルオーバーなどで展開されています。
 C/Nのクリアツィル(C63/N37)ではダウンベスト(ハンガリー産グース100%)、フード付きブルゾン、リバーシブル立ち襟ブルゾンなどが作られ気温に応じて相互の重ね着が可能です。
 ナチュラルな明るい色とともに、秋の展開が待たれます。







 2014/04/14 22:14  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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