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秋のプリント
 3Dプリントが進展したおかげで素材の趣が大きく変わりました。
 花も幾何も抽象もボーダーやストライプ、絵画や風景に至るまで柄域は広く複雑になっています。
 今秋の立ち上がりに目立っているのは繊細さを増した迷彩、少しグラフィカルになったアニマル、具象とも抽象ともつかないアーティスティックな柄、メラメラと炎のように燃える柄、アールデコやストーリー性のあるもの。
 見慣れた水玉や花柄に混ざってLEDのような光感やパールのようなつややかな輝きなど、宇宙やヒューチャーリスティックに感じるものもあります。
 ベーシックでハイクオリティーな無地から素材を組み合わせるテクニックなどをご紹介しましたが、刺繍や装飾効果を上げる様々な技法に加えてプリントも重要な役割を持つようになったというところでしょうか。
 プリントは素材につけられ、更にガーメントとなるにつれて表情は変化しますが今シーズンは店頭に置かれてますますその威力を発揮しそうな気がします。













 2013/08/25 21:20  この記事のURL  / 

素材の組み合わせ
 初秋の店頭は今までにないような興味深い素材使いが見られます。
 前回の報告では正当派ともいえる拡張の高いウールやレース、絹などの美しいシルエットや優雅でシンプルなデザインをご紹介しましたが、今回は切り替えによる素材の組み合わせから異なるガーメントを一体化させたようなものまで、発想豊かな素材の使われ方に新鮮な秋を感じました。
 レザーとアニマルプリントのつなぎ合わせ、ロングジッパーに異なる配色布を使う、ウールとレースとニットとまるで重ね着のように見せるワンピース、襟や袖にボディとは全く違う素材を使う、前身はドレス、後ろはトレンチスタイルといった素材を伴ったデザインミックス、薄い素材との重ね具合の面白さを狙ったものなどなど。
 残暑の厳しい太陽の下でこれらはプリントとはまた別の素材のインパクトを与えてくれます。












 2013/08/18 23:41  この記事のURL  / 

クラシック素材
 猛暑の中で秋冬を思うことはいささかそぐわない気もしますが、逆に発想の転換として強いインパクトがあります。
 8月中旬の店頭はセールも一段落し、秋ものが見せ場を作ります。
 今シーズンはカラフルなプリントやラインや切り替えでモダンなテーストを表したもの、グラフィカルやエスニックな表現などと相対してクラシックでエレガントなスタイルが目立ちます。
 そのための素材はウール系の起毛(フラノやサキソニー、ブランケットタイプ)やアムンゼン、梨地、ジョーゼットタイプ、秋のレース、膨らみ感があって梳毛と紡毛が混じったようなベーシック素材の無地が見られます。
 これらの素材の持つ課題は色とデザイン、シルエットの美しいバランスでしょうか。
 先染めのチェックやニットも英国調やクラシックの表現に欠かせません。
 やがてツィードの登場も待たれるところです。
 立ち上がりの店頭はシーズンの今後を占うものですが、これらのベーシックでクラシカルな素材がある一方で、3D効果が期待される柄の展開、カラーミックス、異素材の組み合わせなど異なる表現も見られそうです。
 個人的にはクラシック素材に新しいテクニックが加わったり、機能性が付加されたエレガントなスポーツウエアにつながっていってほしいと願っているのですが…











 2013/08/13 00:13  この記事のURL  / 

Premiere Vision 2014-15 A/W カラー予測
 コアとなる考え方として次のような主旨が発表されました。
・滋養たっぷりのカラー
・語りかけるような優しさのある明度の高い色
・素材と密接なかかわりを持つ色
などが求められることになりそうです。
 重要な脇役としてミラー(No.12 シルバーメタリック、鏡のような光を反射する銀色)が挙げられ、ユーモアや華やかさの効果をねらいます。
 今シーズンもオリジナルなブレンドやミックスが最大のカギとなりそうです。
 全22色が三つのグループで提案されます。

1〜7 どっしりとしたダークカラー。人工的な艶できらめきを出す。
8〜15 明度の高いグループ。柔らかさ、濃厚な温かさ、癒し効果。
16〜22 インパクトの強いカラー。ぶつかり合い、砕ける。エネルギッシュなリズム。ミニマリズムを吹き飛ばす色。

 カラー名称と近似色でとった色をご紹介します。
 オリジナルは紙で表されますが、9月中旬のPV開催を待ちたいと思います。


(クリックで拡大)
 2013/08/04 22:49  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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