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Premiere Vision 2014-15 A/W 予測


 PV14-15秋冬の方向性が発表されました。
 シーズンのエスプリとして次のようなポイントが挙げられています。

 未来志向を強く持ち素材感を楽しむ。
 ボリューム感、形状、3D効果が特に注目される。
 テクノロジーとクラフトマンシップが重要になる。
 ナチュラルとケミカルの融合がさまざまな変化をもたらす。
 威風堂々と控えめを大胆に並立させる。

 などの思い切った変化が期待されます。

 カラーは22色。
 近似色で表したものを次回お伝えします。
1〜7のグループはどっしりとしたダークカラー。人工的な艶できらめく。
8〜15のグループは明度の高いカラー。柔らかさ、濃厚な温かさ、癒し効果。
16〜22のグループはインパクトの強いカラー。ぶつかりあい砕ける。エネルギッシュなリズム。ミニマリズムを吹き飛ばす色。

 ファッションのストーリーは三つ                
@Manipulating all in voluminous matter/ 素材のボリュームを生かしながら操作する。
 ・contemporary hand crafts/ 現代的な手作り感
 ・textures/sculptures/ 彫刻風のテクスチャー
 ・singular finishings/ 特異な仕上げ加工
 ・everyday fantasy/ 日常のファンタジー
 ・expanded roundness/ 膨張した丸み

ATransitions from volume・・・to the line/ ボリュームからラインへの移行。
 ・creating encounters between volume & long lean lines/ どっしりとしたボリュームと細く長い線
 ・doubly different/ 表と裏の違い

BStructuring all in agile lines/ 軽快な線で構築する。
 ・architectured suppleness/ 構築されたしなやかさ
 ・macadam gleam/ マカダム式舗装の光沢
 ・troubling haziness/ 心をかき乱す混沌
 ・big gestures/ ビッグジェスチャー,大見えを切る

 2013/07/28 21:58  この記事のURL  / 

JFW-IFFインターナショナルファッションフェア
7月17-19日 於 東京ビッグサイト西展示場

 第28回IFFが開催されました。
 回を重ねるごとに海外からの出展社が増加し、中国以外の東南アジア各国の進展ぶりが伺えます。
 チャイナ+1が今後どのように変化していくのかをウォッチするのもポイントです。
 反面国内生産の比率を高める動きもありNIPPON MONO ICHI(日本モノ市)のブースにはニット、織物を始め漆器や木工、工芸、染色、インテリアなど全国から24社が参加しました。
 出展約750社のうちレディスウエアは37社にとどまったことは少しさびしい気がしますが、それを取り囲むようにアクセサリーや雑貨、子供服が充実しています。
 これもマーケットに連動した消費者の購買行動の表れかもしれません。

 レディスウエアのリアルリュクスコーナーは実力派ブランドが集まりました。
「Lourdesルールド」(株式会社ルールド)はこだわりのパンツで知られている専門店向けのブランドですが、トータルブランド「Ultoraウルトラ」をスタートさせました。
 大人が着ても恥ずかしくない可愛さ、をコンセプトに年齢を問わない幅のあるターゲットを目指します。
 素材へのこだわりは既存のブランドと同じですが、ウルトラでは機能性、ファッション性、価格のバランスを考えています。
 単品の組み合わせでもきちんと感のあるカジュアルスタイル、軽やかさ、適度なトレンド性も感じられます。
 素材や縫製のほとんどが国内生産でまかなっています。
 パンツ素材とスカート丈が膝よりほんの少し短い所に女性の可愛さを感じました。






 写真の水玉のスカートはPe92/N8の軽いジャカード(18000円)、トップスのカットソーはAc90/W10(9500円)
着用は最も得意とするジャカードのパンツと組み合わせたスタイル



 中央のファミリーのコーナーで人目を奪うのは「codycoby(コーディーコービー)」の子供の下半身ボディーにはかせたプリントのレギンス。
 C95/Pu5のジャージー(天竺、フライス、スムス他)を使ってパンツやTシャツ、トレーナーを中心に214色のカラーパレットで展開しています。
 更にすべて自社オリジナルの柄が圧巻です。
 秋冬向けにはウラ毛やニットデニムなどもあり、スカートやワンピース、ポンチョに刺繍やアップリケを施しています。商品の楽しさと買いやすい価格が魅力です。
 ターゲット(サイズ)は1歳から4歳(80cm〜110cm)。
 蚊を寄せ付けない「mos蚊ット」などの機能を付加した素材も使われていて売りの一つになっています。
 新しい形の幼児服のあり方の一つかもしれません。





















 東コレに参加している「CUNEキューン」((株)マンモス)がクリエーターズビレッジにデニムパンツのプレゼンテーションで参加していました。
 Cuneは「腸・目玉」などのこだわりのテーマでラインを組みますが、商品の完成度が高いと定評があります。
 ジーンズには白いうさぎのマークがついていてユニセックスです。
 社の方針としてシーズンのコレクションは発表と同時に発売の形式をとるので秋もの立ち上がりまで写真の掲載は控えたいとのことでした。
 ジーンズとともに新テーマの正体が間もなく見られそうです。
 2013/07/21 22:21  この記事のURL  / 

気になる黒
 インパクトの強い夏のエスニック調やグラフィカルモチーフプリントに混じって、秋ものでは黒を上手に生かした配色が見られます。
 ことのほか厳しい暑さの中の7月初旬のウィンドウです。
 黒が夏と秋の区切りを感じさせたり、単色で使われデザインとの一体感(軽さや分量感をマッチングさせる)のあるもの、モダンやシンプルをストレートに伝えてくれたり、コントラストの面白さなど、見慣れた黒が新しい存在感を放っているように思います。
 トレンドとしてはブルー系(ネービーやダークブルー)、黒ではないが限りなく黒に近い色としてダークカラーがありますが、見慣れた黒が意外なほど新鮮なのに驚かされます。
 カラフル感、きれいな色、ビビッドで躍動的、強さ、優しさそしてナチュラルや光を伴う色の展開が予想されますが、2014年は黒を始めとしてダークカラーが新しい役割を担うのかもしれません。











 2013/07/15 00:21  この記事のURL  / 

セールの店頭
 夏のセールがスタートしています。
 売り手も消費者にもセールへの思いや期待がありますが、一部を除いて最近は状況が変わってきたように思います。
 その理由は一つにはカジュアルウエアを中心にプロパーでも買いやすい価格になっていること、次に十分事足りているし情報も持っているので衝動買いが少なくなったことでしょう。
 今着られるよいものがあってセールの楽しさを味わえる店もあれば、マンネリ化になった魅力の薄い店もあります。
 価格ではなく商品の価値を問われるセールの時代かもしれません。

 今シーズンの話題の一つにプリントのパンツがあります。
 色、モチーフ、素材感、丈やフィット感など様々なポイントがありますが、プリントやジャカードなどの柄のボトムスが売れ筋になりました。
 この時期の店頭でもそれとなく目を引く存在です。
 店頭と同時にお客様をウォッチしてみるとプリントのパンツをはいている人は全体の1割程度です。
 6割は無地、残りの3割はデニムでした。
 大まかな割合ですが20代から70代までの7月最初の頃のカジュアルな装いの様子です。
 でもこの1割のプリント(柄物)の効果が女性のパンツ市場に新しい風を呼んだかもしれません。
 その合間に男性のプリントのショート丈パンツも意外に多くみられたことも付記しておきます。
 パンツ姿の大半が明るくてきれいなカラーを含む無地ものであることやデニム調が完全に復活していることに驚きました。
 同時に1割のプリントの存在価値がいかに大きいかも感じます。
 残念ながらセールの店頭では適当なプリントパンツが少なかったように思います。
 これはラグジュアリーなどの高級ブランドと毎日着る低価格のカジュアルウエアにその大半があって無理なく気軽にプリントパンツが楽しめるからかもしれません。
 柄のパンツはミセスのカジュアルウエアにも取り入れられつつありますが、ピンとキリの中間の充実したラインがほしいものです。
 セールではちょっといいな、と思う柄パンツがないのが残念です。
 売れてしまったのかなぁ〜。







 2013/07/07 21:54  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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