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秋立ち上がり 1
 初夏の様子から突然梅雨に入り、その合間に夏を思わせる日射しがのぞく6月の最終週です。
 セールの開催時期が遅くなったり、逆に早まったりしていますが、これからが夏本番という消費者の気持ちはどのように反応するのでしょうか。
 そんな中シーズン先取りのウィンドウでは初秋の気配を感じさせるディスプレイが見られます。
 プリントに注目が集まる中、秋には洗練されたエスニック調やモダンな幾何柄、ワンピース、ブラウス、スカートというクラシカルなアイテム、表面感や風合いにこだわりを持った一見プレーンな素材、厚みがありながらも軽く滑らかな素材。
 どれも夏から秋へのブリッジとして大きな役割を持っています。
 今秋の立ち上がりは見慣れたものがそれとなく秋への変化を感じさせてくれるような気がします。



 2013/06/26 23:04  この記事のURL  / 

尾州素材展 Bishu Material Exhibition
主催:(公財)一宮地場産業ファッションデザインセンター
5月28−30日 於 青山ベルコモンズ クレイドルホール

 ジョイント尾州展から尾州マテリアルエキジビションと名称を変えて6回目の展示会はテキスタイル・ニット合わせて16社による約160展の新素材のコレクションが発表されました。
 三つのテーマとそのイメージの表現に向けたカラーの提案で明快な主張が伝わってきました。

 毛織物の産地として栄えていた尾州ですが、近年の原毛の高騰、海外からの輸入などで厳しい状態が続いています。
 特に春夏という季節がらもあり、麻やレーヨン、ポリエステルなどの他繊維との混合、枠を超えた加工技術の進化などにより幅は広がったものの、産地の特徴が出しにくくなった感も否めません。
 テーマとプロダクトの整合性を問うことは至難ではありますが、全体を通しての尾州産地の技がアピールされ、レベルの高さが伝わりました。
 企画者の立場としては各々の思いに大いに刺激を受けたように感じます。
 ウールへの執着、市場受けするものとクリエーション、ハリとゴワゴワ感の違いなど課題は残りますが、どこか日本女性の優しさや愛らしさのある新しいフェミニン、過度にならないミニマルやシンプル、適度な面白みのあるもの、ポップ、軽快さなどが新鮮でした。
 特に素材の混率に注目したいと思います。


BELL EPOQUEベル・エポック(率直さ 歴史 レトロ テクノロジー)






キュプラリネンボイル:C66/Cu34 渡六毛織(株)
パステルファンシーツィード:c51/Ac33/R16 渡六毛織(株)


プリペラボーダー:C81/N11/R8 岩田健毛織(株)


レーヨンダンボールニット:R24/N16 (株)ソトージェイテック


アートピケツィード:E41/N30/R11/Ly9/Ac8/Pu1 虫文毛織(株)


ブライトハイゲージ天竺:C77/N23 (株)ソトージェイテック


モコモコストレッチファンシー:C61/Ac22/N14/R2/Pu1



NEO ODYSSEYネオ・オディッセイ(発想、クリエーション、ハイブリッドの新しい形 本格 伝統 長期航海 海)






フラッグモールカラミ:E50/N28/C15/Ac5/R2 林実業(株)
シルクスペックデニム:C80/S19/Pu1 林実業(株)


ダブルジャカードスプラッシュ:R76/E24 (株)ソトージェイテック


ラフィアチェック:C40/N46/E6/R5/Ac3 虫文毛織(株)


帆かけフライス:Cu75/R18/N4/E3 宮田毛織工業(株)


バスケット:C57/E43 日本エース(株)


レーヨンリボンスラブ:R52/C22/E16/L10 森織物合資会社


リネンガーゼ二重織り:L56/C44 ファインテキスタイル(株)


デニムジャージー:C61/E34/Pu5 (株)モーリタン


ラメデニム:C44/L53/Cu2/E1 虫文毛織(株)



SMART TRIBALスマート・トライバル(ブラジル、アフリカ ミックス感覚のエレガンス エレガントでシティ感覚のエスニック)




裏杢のツィード調ジャージー:C33/L24/Ta22/E21 宮田毛織工業(株)


ポップコーン:C75/R10/N7/Ac7 虫文毛織(株)


迷彩ジャカード:E100 長大(株)


カラミツィード:C50/N30/R10/E8/S2 岩田健毛織(株)


キュプラナチュラルツィード:L34/R40/Cu15/C9/S2 渡六毛織(株)
 2013/06/16 19:02  この記事のURL  / 

東レ展 プライドオブGOUSEN 2014S/S
 東レの素材展が6月5,6日、青山のスパイラルホールで開催されました。
 春夏は機能性を持つポリエステルを中心に、合繊が私たちの暮らしの中で大きな活躍をしてくれます。
 今年はシルック50周年。
 薄く、軽く、ふんわりしたシルックは、更にトリアセと組み合わせ、よりハイスタイル素材としてワンピースやブラウス用に期待がかかります。




 一方、夏のパンツ素材として強みを発揮しているボディシェルは、冷感、透け防などで定評がありますが、今シーズンのBodyshellCUTEは芯の部分にセラミックスの粒子を含有したポリエステルスパンを使用。
 透けにくいことに加えてナチュラルなタッチとルックス(見栄え)が特徴です。




 特に綿や麻、テンセルとの交織で、タテ糸にスパン、横糸にポリエステル(長繊維)を使うことで透け防効果を高めています。


 白のパンツスーツ:T34,C34,.L19,Ly4



 ムラ糸使いのデニム調:T24,テンセル44,C29,Ly3



 優しいタッチのテンセル使い:T36,テンセル60,Ly4



 プリントを施した綿タッチ:C61,T35,Ly4



 光沢のあるTC素材:T35,C61..Ly4

などなど。
 着装やデザインが頭に浮かぶBodyshell CUTEはやはり合繊の醍醐味といえます。


 新しさの訴求ではボリューム感があるのに軽いAIRLISSIMOエアリッシモです。



 極太繊度の高い異形Y型断面ナイロンフィラメントに特殊な捲縮をつけ、繊維間に隙間を持たせた布帛構造、と少し難しい説明ですが、異形断面を更に複雑にしたような感覚で隙間を持つためにバルキー、エアリーなどの風体が生まれるのでしょう。
 ハリコシとドライタッチが特徴の、厚地から中肉までの素材です。
 厚さやハリ、重量が同じとするウレタンフォームと比較すると、ボディラインを美しく作ってくれるのは同様ですが、バービー人形のドレスのような華やぎとエレガント性を感じました。
 工業用素材にも、蝉の羽の半透明な儚さのある素材にもなる、ナイロンの不思議な魅力かもしれません。
 ゴワゴワとハリ感のせめぎ合う新素材です。


 ワンピース:N41, C59, ガーゼ調、二重織り
 2013/06/10 00:29  この記事のURL  / 

Yukiko Hanai
 ユキコハナイが銀座四丁目にオープンします。
 1968年に「マダム花井」が銀座でスタートしてから45年ぶりのカムバックです。
 今後、旗艦店として銀座での展開が期待されます。
 場所は四丁目交差点を新歌舞伎座方面に進んだ左手の銀座四丁目タワービルの1階。
 約30坪の店内と広いウィンドウを持つ路面店です。
 日本を代表するプレタポルテブランドの一つですが、日本女性の可愛さを色と素材で巧みに表し、大胆さと繊細さを兼ね備えています。
 組み合わせや着こなしの提案が装いの楽しさを教えてくれることから、エレガントな大人の女性たちに広く支持されています。
 バッグや傘、ハンカチ、スカーフ、アクセサリーなど洋服周辺の充実も魅力です。
 ファンシーからポップまでのプリントのチュニックやワンピース、ラメの入った多色使いのツィード、レースやニットなどなど、明るく楽しさにあふれたショップです。
「銀座」「プレタポルテ」という最高のポジションで日本のマダムに向け(もちろん海外のご婦人たちにも)新しいドラマが始まります。
 5月29日のプレオープンをご紹介します。





















 2013/06/02 23:49  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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