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PV2011年春夏 プレ情報 2
素材予測
 プレス向けに発表された素材情報の気になるポイントをお伝えします。
 写真は11年SS向けのイメージを表した例です。

 今シーズンはカラーとの関係が益々重要になる。

「ペールを表現する」
 素材の重さと色の軽さのコントラスト。
 重い素材に明るい色使い。光沢とざらつきを同時に使う。





「潔いブライトカラー使い」
 超軽量素材に濃い色をつける。透明感のあるオーガンザ。
 何枚も重ねられた半透明の素材。
 レースやデリケートな刺繍にピグメントを施す。
 極細番手で不透明なニットやシルク素材。
 これらにはきっぱりとしたブライトカラーを。







「すばやく印象つける」
 クラシックやフォークロアを結びつけることでより鮮度の高い伝統や格式をすばやく表現する。
 パターンを組み合わせる。
 デッキチェアストライプとチェック。
 千鳥格子と海のモチーフ。
 常なるものを壊す。
 プリーツにも繊細なしわを。
 スムースな表面に凹凸感を加える。
 重さを混乱させる。
 重い素材を軽く見せる。
 レザーの様々な扱い。







「液状化したような素材表現」
 流動感
 流れるような光の帯を作り出す。
 水を浴びたような色とりどりのモチーフ。







「皮膚の変化を表現する」
 ウルトラストレッチ
 デリケート。
 ボディを包むような。
 クリーミー、花びら、シリコン。
 バブリーな表現。
 形のある表面。
 ゴムのよう。保護する。
 ピケ。
 ストラクチュアのある織り。
 3Dニット。
 二重織り。



 2010/01/24 22:13  この記事のURL  / 

プルミエールヴィジョン2011年春夏 予告情報
 2010年が明け、21世紀も最初の節目の10年が過ぎました。
 世界はいくつもの共通の問題を抱えながら新しい節目に向かって進もうとしています。
 早々にプルミエールヴィジョンの話題が出ています。

 プレス向けの発表によると12月30日現在の出展社数は29カ国から645社で、昨年の同時期の682社に比べると37社の減となっています。
 世界的な経済危機はファッションビジネスにおけるテキスタイル部門への影響にも大きな影を落としているとコメントしています。
 そんな中でPVは全世界のファッションマーケットに対して必要不可欠のポジションを持っているとも。
 日本からの参加は24社です。

 先週末ニューヨークで先陣を切ってPVのプレコレクションとも言うべき展示会が開催され、カラーのプレゼンの様子が分かりました。
 詳細は2月のパリ開催のあとでご報告します。

全体感
 様々な時代のファッションをシャッフルする。
 よりナチュラルを、シンプルに、そしてもっと正確さを。
 未来に向けての夢を抱きながら、現実に起こる様々なものに対決する。
 自然について<新・奇・驚・未来>とともに考える。
 リラックスしたエレガンス、緻密で流動的な素材。
 シルエットと素材の生き生きとした関係。
 パワフル・堅固・軽

カラーの特徴
 添付のカラーカードを参考にしてください。
 いくつかのキーワードを拾ってみました。

・陰から飛び出し、豊かな色相に彩られる色のエネルギーを感じるシーズン。
・放光、ペール、ブライト、動きのある色。
・花の輝き、アートのパステル、カラフルなジェリービーンズ。
・海の色、フレッシュな肌の色、化学的な軽さのある色。
・色とシルエットのかかわり。
・素材のウエイトと色の強烈さ。
・素材のペールさと、素材を逸脱したブライト。
・洗うことによってしなやかに、上品に、生き生きとしたマット(つや消し)を表現。
・ハイブリッドなマルチカラー、ブリリアントなモノクロームカラーから気だるいトーンオントーンまで。



 2010/01/17 22:48  この記事のURL  / 

新春の素材
 寅年の元日の店頭は、(お休みのところが殆どで正確にはウィンドウというべきですが、)前回にご報告したとおりセールが主の中でさすがに吟味された逸品の提案がありました。
 新宿の百貨店では浮世絵を背景に話題のデザイナーブランドの春ものがディスプレーされています。
 絞りを思わせるプリント、クラシックなボーダー柄、しっとりとしたシルクのロングワンピースなど、華美ではなく、優雅で分かり易いメッセージはどこか忘れていたものを思い出させてくれます。
 一方でインテリアに見るようなジャカード柄のフクレ織りを使ったスカートやドレスは、もう一つの春の優雅さの表現です。
 チェック以外の先染めが先の冬もので出始めましたが、ドビーやジャカードは手の込んだ素材だけになかなかリスクを持って作ったり使ったりすることに躊躇がありました。
 安くて気の効いたデザインのものが主流の中で、「良いものは高い」という認識が生まれ始めたと見る人もいます。
 春の立ち上がりは昨年の豪華さや華やかさで見せていたものに上品さ優雅さ、自然や暦の中に見る贅沢さが加わったような気がします。
 そろそろ手をかけて丹念に作り上げた素材が登場するかもしれません。





 2010/01/08 00:23  この記事のURL  / 

新春の店頭 1
 明けましておめでとうございます。
 今年も又拙いブログにお付き合いくださいますようお願いいたします。
 さて、 気持ちが萎えてしまいそうな暗いニュースの多かった09年、それを払拭するには時間切れ・・という感じで新しい年が明けました。
 1月1日の早朝の表参道の店頭を一回りして感じたことを簡単にお伝えします。
 ファストファッションで賑わう明治通りに平行した青山通りは、昔ながらの青山のイメージを持ち、有名ブランドが立ち並ぶ中でスーパーマーケットやパン屋さん、花屋さんの多い通りです。
 その名の通りかつては骨董品、柿右衛門や今右衛門などの陶磁器店が並んでいた骨董通りはラグジュアリーブランドに取って代わりました。
 そんな表参道ですが、今年の元旦は、さすがにどの店も閉まってはいるもののいきなりSALEの表示が掲げられるウィンドウに驚きました。
 勿論例年新春の装いや春一番のプレゼンテーションと並んでセールは行われていましたけれど・・
 更にさすがブランドを感じさせるグレードの高いものが並び、実に魅力的です。
 厳しい中でも話題を呈していた毛皮の新しい使われ方、ベーシックで上質、飽きのこない高級ウール、ツィード素材を使った魅力的なデザイン展開、ハイクオリティーのダウンの入ったキルティングジャケットなど新鮮な冬の素材が沢山並んでいました。
 セールというせいも多分にありますが、さすが良いものという感動と買いたい気持ちが沸いたことがとても意外でした。
 こんなささやかな消費者の気持ちの変化ですが、消費動向に少しずつ明るい光りを取り戻してくれたらと思っています。




















 この店頭の商品はセールでしょうか?
 春一番の商品でしょうか?
 2010/01/03 23:44  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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