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アディダス展A
Adidas Originals展ではスニーカーやジーンズを始め、アーカイブものが数多く登場しますが、
これらと関わりあいながら設定されたテーマのうち5つをご紹介します。

@「クラフトマンシップ カジュアル」
Adidasの特徴とも言われる質の高い素材を使い、オリジナル性、かつ創造性に富んだ贅沢なストリートファッション。
今シーズンの注目はコーデュロイとタータンを巧みに組み合わせたアーカイブコートドレス。
シンプルな中にも女らしさを感じさせる着やすいワンピース。




A「テック レイブ」(Tech Rave)
90年代のレイブスピリットをインスピレーションとしたカラフルなコレクション。
オーセンティックなシルエットを復活させながらもメタリック素材とネオンポップカラーのミックスが
新たなテクノスタイルを作り出しています。
写真はクールなポップカラーのメタリックなスエット素材を使ったトラックパンツスーツ。




B「アディダス グルン」(Adidas Grun)
環境を多分に意識したこのテーマは2シーズン目。Grunはドイツ語で緑を意味します。
このテーマは「nature」(天然素材使用)、「recycled」(素材の再利用)、「reground」(自然に返り易い)などの
素材の扱いに十分配慮した三つの構成になっています。
商品からパッケージに至るまで全てにおいて環境への影響を考えています。
写真のTシャツはドットのように見えるグラフィカルな柄で、
世界地図の部分を表していますが一つ一つがトレフォイルのモチーフになっています。




C「トーナメント」
Adidas Casualのベーシックなライン。クラシックなアディダスのテニススタイルに最も今日風のシルエットを結びつけたもの。
シルク/ビスコースにカシミアをミックスしたポロシャツは、昨シーズンより新たに加わったシリーズ。
裾の広めのリブとサインなしのトレフォイルが今年の特徴。




D「レスペクト・ミー」(Respect M・E)
トラックウエアの要素をストリートカジュアルに発展させたアディダスの基本ライン。
100%コットン素材を使ったトラックトップ&パンツはウエストやフードなどにrespectM・Eのロゴが入っています。
やや細身のパンツはフェミニンルックを強調しています。




ヴィンテージやアーカイブのシリーズには懐かしいウールを始めとする天然素材、
土に返るポリエステルなど双方にハイテク技術が駆使されています。
ナチュラルとテクノロジー、スポーツとモードが巧みに組み合わされた素材の使い方はとても新鮮です。
 2008/06/30 23:27  この記事のURL  / 

アディダス08-09AW展より@
相変わらすスポーツに関する話題の多いこの頃ですが、テキスタイル分野ではハイテク素材を中心に合繊の面白さに拍車がかかっています。軽さ、薄さ、暖かさ、繊細で優雅、それに加えた様々な機能性など、日本の化合繊におけるテクノロジーは世界から高く評価されています。
反面スポーツウエアには天然素材志向が強いことは言うまでもありません。汗をかく、洗濯しやすい、惜しげなく着られるなど、スポーツに必ずついてくるキーワードにはまずコットンをイメージするでしょう。
そんな思いと共にかつて一世を風靡した大型のスポーツブランドがファッション性を高め、今の時代の若者にも大いに支持されています。アディダスの秋冬ラインから気になるものを二回に分けてご紹介します。

アディダスはドイツに本社を置くスポーツウエアメーカーでテニスウエアとシューズでその名を世界に知らしめました。生産ラインは大きく3つに分かれます。
@特にスポーツ要素の強いadidas「パフォーマンス」のライン
Aタウンウエアの領域をカバーするadidas「オリジナル」のライン
Bスポーツテーストを強く意識したファッション性の高い分野adidas「デザイナーズ」のライン

   

BはY3のブランドでお馴染みですが、このところ大きく市場性を伸ばしている
のがAのオリジナルラインです。トレードマークである「トレフォイル」(三つ
の葉)と共にアディダスが培ってきたスポーツへのヘリテージと現代のストリ
ートカルチャーのクリエイティビティの融合を主眼としています。
09−09AWはオーセンティックなスポーツスタイルのアパレルとスニー
カーに加え“クラフトマンシップ”を大切にしたラインとテクノを感じさせる
“テック・レイブ”ラインが新たに登場しました。

ジーンズはイタリアのDiesel社とのコラボによりナチュラルな中にも格調の高
さを誇るラインで、ビンテージ、ハードなライン共にヨーロッパのステータス
ジーンズといえそうです。

 

イタリアのディーゼル社とのコラボによるジーンズ
 2008/06/22 23:10  この記事のURL  / 

ジョイント尾州展
ウールといえば尾州、は業界の定説でしたが、その尾州に最近ウールらしからぬ表情をもったものやウール以外の素材が沢山登場していることにお気づきのことと思います。他の天然繊維とのミックスはもちろんのこと、化合繊との複合、他産地の技を取り入れた加工や仕上げなど、ウールを全く使っていないものも多く、産地の変化をひしひしと感じます。
5月27日〜29日まで青山ベルコモンズで2009年春夏向けのジョイント尾州展が開催されました。ほんの一部ですが新しい“尾州の顔”をご紹介しましょう。
出展は17社。素材トレンドのテーマは四つあります。

・Floral Simpl フローラル・シンプル
詩情漂うモダンなスタイル



・Antic Diva アンティック・ディーバ
荒削りに見えて実は手の込んだスタイル



・Androgynous Navy アンドロジナス・ネイビー
洗練されたマスキュリンスタイル



・Luzury Natural ラグジュアリー・ナチュラル
植物のイメージに溢れた洗練されたミニマルスタイル




「フローラル・シンプル」

 
 @立体二重織り(C63/W22/L15)艶金興行梶@※写真右から2点目
     湧き出るような華やかさ

 
 A麻・ナイロン(L89/N11)渡六毛織梶@※写真手前から2点目
     ナチュラルな膨らみ感


「アンティック・ディーバ」

 
 Bジャカード(Cu72/N28)長大梶@※写真中央
     豪華さエレガントさのあるジャカード

 
 C部分風通箔加工(Cu55/W45)みづほ興行梶@※写真中央
     落ち着いた中にも華やかさ


「アンドロジナス・ネービー」

 
 Dリネンベルベット(L55/C45)小池毛織梶@※写真中央
     今までにないベルベットの表情とタッチ


「ラグジュアリー・ナチュラル」

 
 Eバンブーフィラメント(C51/A49)野村産業梶@※写真中央
     溢れるナチュラル感
 2008/06/15 19:20  この記事のURL  / 

シルックーMT


東レの素材展「Pride of Gousen」−09SSが6月5,6日スパイラルホールで開催されました。
ここ数シーズンゴールド、シルバー、メタルと様々な光沢感が素材に斬新さ、華やかさを感じさせてくれています。合繊にはそのようなテクノロジーがいかんなく施され、私たちの目にもすっかりお馴染みになりました。
ポリエステルのヒットブランド「シルック」に見慣れたはずの光沢とは少し異なる光り感を発見しました。思わず手にすると張りとオチ感を同時に持ち合わせたような触感とともに、角度によって変化する光沢を持った「シルックーMT」です。
ナチュラルな杢感と異なる光沢原糸との特殊なブレンドによるもので、光りながらも柔らかさや落ち着きが感じられます。これはシルックのもともとの光沢を生かした原糸に、織った(編んだ)後のメタリック光沢加工が特徴です。
基布に優しい張り感が出て、織り、編み共に上品な光り感とシルエットが期待できそうです。まだまだ光沢から目が離せません。

ジャージー素材にも張りと杢調の光沢感が。

 2008/06/08 00:19  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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