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ギンガムチェックが気になりませんか?
梅雨のような夏のような往ったり来たりの毎日ですね!
そんな中GinghamCheckに何となく癒されたりしています。
少女服や子供服、キッチン周りに使われているギンガムチェックが
最近はオトナ服によく登場します。
今シーズンのコレクションでもサンローランがコートやドレス、
セットアップなどに使った黒と白の大き目のものが印象的でした。
スポーツマックスでは次の秋冬に更にシンプルながらも新鮮な配色の
チェックへと発展しています。
コットンを中心に目の詰まった平織りの最もベーシックな柄(チェック)として
ギンガムは生活に馴染みのある素材です。
洗濯に耐える機能性をもっていたり、視覚効果も高く、何とでも似合う、無地、
ストライプもあり晒と染め糸を使ったシンプルな先染めという案外に手の込んだ
作りが素材としての安心感を与えてくれるのかもしれません。
今市場に見られるギンガムチェックは定番的なコットンのほか、細い糸使い、絹、
アセテート、ポリエステルなどとの複合になっていたり、光沢のあるものが主流です。
プレーンな格子柄という表現の中に糸質、撚糸、後加工、風合いなどに最大の
テクニックが施され、デザイナーのクリエーションと共に見慣れた素材が
今のファッションに甦っている気がします。


6月24日 表参道
ギンガムチェックとそのバリエーション
 
 2007/06/25 10:27  この記事のURL  / 

少し厚みのある合繊に新しい波を感じます
 80年代終わりから90年代始めにかけ、ポリエステルが複合化を含め
新ためて合繊としての機能や風合いが見直されたことがありました。
以後メーカーによる更なる開発が進み新しい機能の開発、新鮮な
タッチ、面白さ、楽しさを感じさせる合繊が次々ど誕生しました。
バブル崩壊後の厳しい状況下でこれらの機能性、利便性が合繊の
存在価値を高めたことは鮮明に記憶するところです。

 春夏シーズンのイメージが強かった合繊は、中綿やダウンを入れた
キルティング用素材として後加工が施され秋冬のコートやジャケットに
大きなシェアを持つようになりました。
薄く、軽く、柔らかくの機能を最高に発揮したわけです。
これらの加工技術は世界でも高く評価されています。

 薄く、軽く、透ける、皮膚感覚、形状記憶、ペーパータッチなどの
キーワードが継続する中で、どっしりと厚みを感じさせるタッチや
朱子織のような光沢、ふと衣擦れの音を期待してしまいそうな
ポリエステル素材を見かけました。
一年ほど前から気になった東レの「ソワニール」(Soienir)は表面に
ランダムな凹凸感のあるポリエステルの極細繊維です。
上質の絹のような光沢と繊細なキシミ感がウリのようです。
折からの流行でもあるハリと膨らみのある丸みのシルエットが特徴。
今までの薄地を使ったファンシーなエレガントとは少し異なるシンプル
な表現に適しています。

 今シーズンの店頭で最も売り上げを伸ばしたアイテムはドレス。
昨年のファンシーなものから少し大人っぽく上品でクラシックなものを
より多く見かけるようになりました。
「ソワニール」はそんな変化を先回りしているようです。
シフォンやジョーゼットのように透けるファンシーな合繊から、
来春はやや厚みのある、機能性を持ったシルク感覚の合繊が
案外新鮮な素材といえそうです。

 平成19年6月7〜8日 
東レ2008年S/S素材展
「PRIDE OF GOUSEN」

上左端 ソワニール
 
左  同素材のブラウス                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          
 2007/06/19 23:19  この記事のURL  / 

ジョイント尾州展
はじめまして!
今月からテキスタイルの視点からみたファッションビジネスについて
市場で見たこと、モノつくりをしながら感じたことなど
気になるポイントをお伝えしたいと思います。


輝かしい歴史を持つウール産地・尾州の展示会、
「JOINT BISHU EXHIBITION」を見てきました。
秋冬のイメージの強い尾張の産地ではありますが、
生産者の努力によって、この地の織物、編み物が、
2008年の春夏シーズンに向けて今までのイメージとは
大きく異なる爽やかで繊細、かつテクニカルな新素材に変わりました。
長年培われた技術と産地の枠を超える技の共創が、
更なるコラボレーションを生みました。
注目したい新素材を幾つかご紹介いたします。


@ Co53/Li34/E13の3者混変型平織り。
  軽く洗ったようなシボ感がありジャケット、ボトムスに適している。
  (渡六毛織株式会社)
   写真@



A Cup51.5/Co16/Li6/E26/Pu0.5のサッカー。
  とかく子供っぽく見えてしまうサッカー素材をグレーの濃淡を
  利かせて品のよい高級感のある素材に作り上げている。
  綿、麻とキュプラが作り出す優しい反発力が魅力的。
  (渡六毛織株式会社)
  写真A



B Li65/Cup35の60番手クラスの綾織。繊細さと光沢感が特徴。
  キュプラのオチ感と麻の張り感のバランスが程よい。角度によって
  より強く見える光沢が素材の新しさを引き出している。
  (長大株式会社)
  写真B



C Co52/Ace48のグレーの玉虫。細番手の双糸使いによる優しい
  風合いが特徴。適度な光沢感が品と高級感をかもしだす。
  サマージャケット、ドレスへの対応に期待。
  (長大株式会社)
  写真C



D Li78/ラミー20/Pe2のネップ入り絣風織物。
  ナチュラルがありながら繊細さ、ファンシーさもありレトロとハイテク
  の融合が感じられる。
  (石慶毛織株式会社)
  写真D



       開催 5月22〜24日 於 青山ベルコモンズ 参加17社
 2007/06/08 13:59  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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