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Forever21銀座店オープン
 GWがスタートするタイミングにあわせたかのように、4月29日に銀座松坂屋の一角にフォーエバー21の日本の第2号店がオープンしました。
 ファストファッションの活況に決定的な印象と他の同等の店とのテーストを明確に分けた原宿の1号店の成功はまだ記憶に生々しく残っています。
 大手百貨店と銀座という土地への出店については各誌やTVなどでニュースになるほどですが、この種類のブランドや商品、店に関してターゲットとなる消費者がどのように解釈をするか、とても興味深いものがあります。
 年内に首都圏に3店舗オープンの予定があり、来年には更に10店舗の出店を計画しているといいます。まさに攻めの態勢です。
 銀座店は1〜5階のフロアを利用し、それぞれに婦人、紳士、子供、アクセサリーがいくつものテーマに分かれて散りばめるかのようにディスプレイされています。
 安価なためにまとめ買いが可能で、豊富な品揃えと原宿に比べてずっとゆとりを感じさせる売り場は今の消費者を満足させるに十分と感じました。
 向かいにアバクロやユニクロがあり、並びにH&M、近くに百貨店や有楽町界隈がある立地条件の中でやはり際立った特徴があるといえます。
 1000円台のワンピースや三桁のTシャツ、500円を切るアクセサリーなどなどが明るく綺麗な色がつけられ、カワイイ柄やキャラクターのプリントがあちこちに見られるといった具合で、見る人をワクワクさせるパワーがあります。
 商品に対してどのくらいの期待を持つかがポイントになりますが、同時に「買う」事の楽しさを味わうのもこの店ならではです。
「誰でも出来る銀座での衝動買い」を楽しみましょ!


1Fメインステージ


子供服


アクセサリー


紳士



“復刻版”


ファンシーライン



ややキャリア向け


西海岸からの発信
 2010/05/04 21:34  この記事のURL  / 

コート素材を振り返る
 ベーシックやクラシックといわれる重い意味を持つテーマが続く中で、今年もコート素材に様々な課題が残りました。
 店頭に見るコートと実際に売れるコートに差があるのは常なる現象ですが、その点から見てもウールの高級感のあるベーシックコートが街で着られているのを見る機会は意外に少なかったのですが、ショートコートやカジュアルなコートにヒットが出ました。
 これには二つの理由が考えられます。
 一つは価格。
 つい先ごろまでのラグジュアリーラインから、機能や実用性を優先させた選択が行われていること。
 これには今までのウールコートには考えられなかった価格政策や新しい価値観が伴っているのが特徴です。(ユニクロの+Jやファーの着いたロングカーディガンタイプなど)
 もう一つは非ウールという合繊を中心とした素材に新しい感覚が備わり、カジュアルな着こなしの幅を更に広げたこと。
 これは従来のスポーツタイプ中心の中綿ダウンのコートにデザイン性が加わったことがあげられます。
 どちらもカジュアルという切り口を持ち、デザインに新鮮な表現が見られおしゃれな感覚があることが特徴です。
 加えて今シーズンはファーにも変化が見られました。
 ラグジュアリーで高価、高級感のあるファーですが、その使われ方は襟やカフス中心からベストや大きな部分を占めるパーツとして、又は新しい形での襟、取り外しのきく襟巻きやトリミングとしてふんだんに使われている感があります。
 レザーも注目を集めていることから、コート素材はなかなかウール中心とはいかないようですが、同時にいかにも優雅で高級感のあるウールコートの魅力が再認識されたのも確かなことです。
 今シーズンのヒットの分かれ目は「素材が生かされたデザイン」ということになるのでしょうか?
 新しい時代のベーシックやクラシックへのデザイン対応に期待したいものです。



 2009/12/27 23:37  この記事のURL  / 

フリル現象
 今春最も目に付いたディテールはフリルではないでしょうか。
 見慣れたフリルが小さなものから大きなうねりのようなものまで、さまざまな部分に使われています。
 その素材も千差万別。
 軽くオーガンジのような薄い素材もあればタオルのようなテリークロスも使われています。
 これらのフリルは華やかさはもちろん、可愛さ、可憐さの表現でしょうか。
 ビーズやスパンコール、刺繍などの装飾効果を狙ったものが継続していますが、その延長線上にフリルのバリエーションも加えられているようです。
 いくつになっても「カワイイ」が大好きな日本の女性のために、少しナチュラルな手作り要素の感覚を持つ一連のフリルの人気はまだまだ続きそうです。





 2009/07/12 00:05  この記事のURL  / 

技とデコレーション
 安価で楽しいファストファッションに納得したり感激していましたが、素材を見る目にとっては生地値を割り出すことに驚きを禁じえないことが多く、こんなことでよいのか、と不安を覚えるようになりました。
 そんな中、季節柄セールに入りましたが値下げをしないラインもあり、使われている素材にわくわくしたりホッとするものを感じました。
 そのひとつは共布をカットして優しく刺繍にしたものと大きくタックをとりフリルのようにデザインしたもの。
 上質なコットンに淡く上品な色使いでプリントされた素材を効果的に使っています。
 光るわけでもなく派手なコントラストカラー使いでもないのに優雅な華やかさが漂います。






 もうひとつは鉱物や岩を思わせるような、異質な感じさえ持つ新しい素材感です。
 光る糸を数種類引きそろえて織ったもの、脹れジャカード風のものでラフィヤ糸を使ってハイテクでもあり、岩のようなナチュラル感もあり、軽く、といった不思議な味わいの素材です。





 どちらも技が感じられ、素材の新鮮さが伝わります。
 2009/07/06 00:16  この記事のURL  / 

ファンシー現象
 市場が季節とともに動くときに新しい表現が目に留まります。
 いきつ戻りつ今シーズンはいつに無く不況感に押し切られた春から初夏への移行でした。
 そんな中だからこそと言えるのかも知れませんが、少し華やいだ、上品でエレガントな洋服(素材使い)に心が和みます。
 週末のウィンドウから気になるファンシーなものを拾ってみました。

 たとえば刺繍やレース。
 女性にとってエレガンスが永遠のテーマであるように、素材ではレースや刺繍も常に傍らに置きたいもののひとつです。
 かつては付属品の位置にとどまっていたものでしたが、今シーズンは上品でファンシーな味わいの表現に欠かせないものになりました。
 清楚なラグジュアリーともいえるでしょう。







 エスニックテーストの装いもファンタジーを感じさせてくれます。
 ボヘミアンやインディオなどの民族意識の強い表現にもチロリアンにあるような可憐さや豊かな自然を思わせるような、それでいて整った感覚が新鮮です。





 昨年から続いているフリルは、表現を自由にしながらも夢のある世界を提供してくれます。
 縦に、横に、斜めに、重ねたり、這うように使ったりと色々。
 華やかさと可愛さの両方を持ち合わせ、アラフォー世代にも支持されているようです。





 水彩画のような大きな花柄
 プリントのモチーフが大きくなる傾向があるますが、ここにもファンシーな表現がみられます。
 プリントの醍醐味、自由に大胆に、それでいて優雅さもある大きな花柄は意外に着易いいかもしれません。

 2009/06/30 20:52  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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