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新色は赤味を帯びた茶
 夏から秋の移行に茶が新鮮な一役を買っています。
 さりげない脇役を務めてくれる茶ですが、今シーズンはキャメルや少し赤味を帯びた茶がとても気になります。
 高級感溢れるウール素材からフェイクファーやコーデュロイなどのカジュアルな表現にまで幅広く使われています。
 ビロードやスェード調のパンツ、コットンのブルゾンなどオーセンティックにもポップにも素材によって変化しますが、どのアイテムに付けられていても新しい秋を感じさせてくれるような気がします。
 茶に隣り合う深い赤や緑も見逃せません。
 どこかほっこりした茶が引導して本格的な秋の展開が始まりました。



















 2017/09/14 23:39  この記事のURL  / 

こだわりのスポーツカジュアル
 秋を迎えた今シーズンの店頭展開のもう一つの特徴は、洗練されたスポーツウエアです。
 アスリートタイプからストリートやトラディショナルの要素を親しみやすくハードになりすぎず、新鮮な表情が注目されています。
 素材はナイロンやポリエステル、レザー、スエードタイプが多く特殊な加工が施された機能素材、キルティングやスタッドを使った装飾的なもの、メタリック、刺繍などが使われています。
 またデニムの存在感が強く改めてその奥の深さを感じます。
 モードの影響を少なからず受けた今秋のスポーツウエアは、カジュアルをワンランクアップして登場しています。







 2017/09/11 23:43  この記事のURL  / 

秋の表情 モードな秋
 蝉と秋の虫の鳴き声が同時に聞こえる8月下旬、暑さの残る中で東京の店頭は秋を迎えました。
 カジュアル化が進み実用的で着やすい等身大ともいえるファッションが主流の中、今シーズンは二つの大きな特徴がみられます。
 一つはモードを意識したハイファッション、もう一つはスポーツテイストを強く打ち出したトラディショナルでアスレティックなライン。
 従来のストリートやミリタリーをさらにシェイプアップし洗練させたものと言えます。
 どちらも素材を吟味し、モードにはベーシックでありながら高級感溢れる上質素材、手の込んだ刺繍、毛皮など、スポーツテイストには機能素材や微妙な光感、ストレッチ、超軽量素材などが使われています。
 中には両者が巧みに組み合わされているものあり、デニムが高められていたりレザーに布と同様の様々なテクニックが施されているものもあります。

 まずはモードの秋を思わせるハイファッションに注目してみました。
 ラグジュアリーブランドではいつも大きな期待のかかるところですが、極めつけともいえるようなものと比較的取り入れられやすいものとがあります。
 どちらもカジュアルとは一線を画しプレタ感覚の大人服として際立っています。
 軽い一重仕立てのウール使い、大げさではないファーのあしらいや小物、色味のはっきりしたニュアンスのあるパステルカラー、シンプルなシルエットにこだわりのあるインナーの組み合わせ、シックな黒の配色などなど。
 忘れかけていたモードの雰囲気がとても新鮮です。





















 2017/08/30 01:09  この記事のURL  / 

秋本番の店頭
 今シーズンは緩やかな気温の変化の中、突然寒さがやってきました。
 世情と同様、乱高下の激しい天候ですが、それに左右されることもまたファッションの悩みでもあり、一喜一憂するところでもあります。
 そんなマイナスの様相とは別に店頭は静かに確実に冬間近かであることを見せてくれます。
 印象に残る代表的な店頭は、ホリデーを意識することも含めてラグジュアリーで装飾的なもの、その流れをくんだ大人も楽しめるポップやユーモアの表現、ベーシックの重みを感じさせるもの、見る者の目を和ませてくれる効果などが例年になく増えました。
 そのベースになっている素材の一つはやはりウールでしょう。
 コートやジャケット、ボトムスの中心素材として活躍の場を広げています。
 一方でスポーツやストリートなどのカジュアルウエアで際立つのは、スカジャンやチームウエアを代表としたジャンパースタイルで、特に刺繍を施したものが目立ちます。
 レザーとレース、ファーのコートやスカート、ファーとウールのクラシックなコンビネーションに思い切った切り替えや配色、ユーモアたっぷりのワンポイントなど、従来のルールを破った使われ方が楽しく新鮮な印象を与えます。















 2016/11/14 02:16  この記事のURL  / 

ベーシック素材のトレンドアイテム
 11月の店頭は冬に向かってきちんと感があり、夢の広がるような商品が沢山見られます。
 中でもウールを中心にトラディショナルでベーシックなフォルムやスタイルが目につきました。
 しかし色や配色、デザイン、ディテールが新鮮で、「普通」でありながらこだわりを感じたり今までのベーシックとはかなり異なるものです。
 一見したところでは判らない風合いが新しさを感じさせるフォルムをつくり上げているともいえます。
 店頭で見るウールは軽くて軟らかい、上品な起毛、高密度など従来とあまり変わりませんが、触ると微妙な複合具合、しなやかさ、膨らみなど今までにない触感を味わいます。
 同時に素材を使ったデザインの新しさにも魅かれます。
 ドレープや切り替え、色のバランス、分量感、組み合わせなどなど、素材がシンプルやベーシックであればある程豊かなデザイン性が発揮され、色や柄、ポップな楽しさ、アーティスティックでモダンなものなどは素材の持ち味を活かしたデザインで展開されます。
 これらにニットを加えバランスのとれた組み合わせが新しいベーシックを作り、最新のトレンドになっているような気がします。








 2015/11/29 16:20  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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