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超ベーシックの新しさ・ボーダー
 夏のマリンテーストの定番でもある 白と紺のボーダーは今夏も沢山見られました。
 スポーツやマリンテースト、ニット、カットソー、プリントと様々な方法で素材上でも活発な展開がなされています。
 ボーダーは親しみやすさとともに他のモチーフとの組み合わせ、配色、大きさ(太さ)、構成などの素材面での変化とクリエイティブなデザイン変化で新たな動きを見せ始めました。
 定番には忘れていた別の魅力があるようです。
 秋の立ち上がりの店頭でボーダーの魅力を拾ってみました。






 2016/07/30 00:20  この記事のURL  / 

プリーツの広がり
 お馴染みのプリーツですが今シーズンはトレンドとして蘇っています。
 90年代にも大きな流行を見たプリーツですが、今ではコンピューターを駆使したり薬品の開発なども進みその加工方法にも大きな変化が起きているようです。
 素材も複雑になり多くのものが複合化される中で、プリーツ加工の範囲も広がったと言えます。 
 プリーツはギャザーやタックに良く似た見え方をしたりしわ加工まで含まれいつも身近な存在ですが、今シーズンは見慣れたプリーツに新たな表情やデザイン展開により改めて新鮮さを感じさせる存在になりました。
 コレクションでも多く見られ素材感とともにシルエットやディテールの決め手となっています。
 来年に向けてますます広がりそうな新しいプリーツに注目したいと思います。
 シャッターチャンスを逃してしまいましたが「金の柔らかな素材に5〜6cmの車ヒダ風のスカート」に出会った衝撃は忘れられません(正確にはゴールドのプリーツスカートはいて颯爽と歩く人とすれ違ったことですが・・)。




 2016/07/24 20:41  この記事のURL  / 

夏の終わりと秋の始まり 「究極のコラージュ」
 暑さと梅雨が入り混じった7月の店頭には祭りの季節の象徴ともいえるものが見られます。
 日本各地の夏祭には秋の豊作を願う祭り、花火大会、盆踊り、野外コンサートなどその趣旨を汲む祭りが沢山あります。
 祭りの衣装の定番は浴衣でしょうか。
 和服と洋服の間には着こなしやスタイリングの上で隔たりがあります。
 ビジネスの上ではいわゆる業界が違い多くは携わる人たちも異なります。
 浴衣は若い人たちの間で自由な発想で着られるようになり、帯や履物、髪飾り、バッグなども新しい工夫が取り入れられています。
 一方、今年から来年にかけてファッショントレンドにもなっているコラージュはいろいろなモチーフを寄せ集めて一つのスタイルを作る着こなしを指すことが多いのですが、浴衣にも従来の日本の伝統を取り入れながら洋服の手法を用いたものや、コラージュ化されたデザインが登場しています。
 洋服でも祭りの衣装や民族衣装には様々な異なる柄を同時に使ったものが世界各地にあり、それは豊かなミックス効果であり、豊饒、重厚さ、絢爛豪華、奥深さを感じさせてくれます。
 伝統と革新、浴衣のハイブリッド、民族衣装の崇高さだけではなく「コラージュ」は極く身の回りでも起きていることに驚かされます。








 2016/07/17 22:14  この記事のURL  / 

ちらほら秋もの 1
 定まらない6月末から7月にかけての天候ですが、店頭ではちらほらと秋ものが見られます。
 一部の本需要を除けばまだ見て楽しむ約割の方が多いかもしれませんが、素材の動きとして興味深いものがあります。
 今秋の第一印象は、リッチなベーシックとますます進化するハイテク素材というところでしょうか。
 ウールの普遍的価値は安心感や上品さの表現には不可欠であること、一方で高機能や楽しさや新しさの代表格である合繊は思い切ったデザインや色により、店頭でカンフル剤の様な刺激を放っていると言えます。
 両者の対照的な素材の存在感はファッションの醍醐味を感じさせてくれます。
 猛暑の夏に負けない秋の店頭を少し追ってみたいと思います。











 2016/07/10 23:00  この記事のURL  / 

黄色の夏素材
 今年の夏のトレンドカラーとして期待された色の中にオレンジと黄色があったことが強く印象に残っています。
 インパクトの強いこれらの色が店頭でどれくらい存在したか興味を持ちました。
 意識してみるとプリントや配色の一部に使われてはいますが、単独ではそれほど存在感が無かったのではと残念に思います。
 強い色、きれいな色、自然や光りとかかわりのある色は今のような不安定な世相を思うと元気付けるためにも必要なのでは、と少々押し付けがましくも感じます。
 暑さを避けるためにクール、涼感、爽やか、さらり感などが求められるのは当然ですが、綿や麻、透ける組織や超うす手の軽い素材につける黄やオレンジには若々しい躍動感があります。





 沖縄復帰40周年を記念して紅型の展覧会(琉球王朝の色とかたち)が開かれました。
 紅型意匠には青や黄色が地色として使われますが、特に黄色地は衣装に強いインパクトを与えています。
 黄は鉱物の石英から抽出した顔料で、深く、温かく強い色です。苧麻や木綿を使った黄色の紅型の胴衣が国宝として陳列されていました。

 2012/07/26 01:36  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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