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秋立ち上がり 5 プリント
 夏の華やかさそのままのような大柄で美しい配色の幾何柄や花柄から、滲んだりぼかしたりした穏やかな動きのある柄、レトロな小花までさまざまです。
 どちらかというと無地優勢のように見受けられる秋物スタートの店頭で、やはり存在感を放っています。
 プリントはモチーフが主体ですが、同じように刺繍や先染めの柄もインパクトがあり、手の込んだ豪華さはプリントに勝る圧巻です。
 動物柄は今までのアニマル柄といわれるものから、実姿や表情を表現したものが大胆さで人気のようです。
 風景や人物像もファンタスティックな印象で秋への切り替えを演出しています。
 プリントは無地とリンクすることがポイントで、柄が引き立つのも主張のある無地やグランドの色とバランスの取れた配色が大切です。
 そんな背景を感じさせてくれる秋立ち上がりのプリントです。

















 2017/08/23 21:47  この記事のURL  / 

赤と黒に新展開
 梅雨明け間もなく立秋という8月初めの店頭は、黒と赤、それぞれの存在感が気になります。
 茶系やワインなどの秋らしい色と並んで黒がエレガントに、シャープに、白とのコンビネーションであったりグランドの色としてプリントが施されていたり、単品の組み合わせとして赤とともに、といった使われ方が平凡な中にハッとするような新しさを感じさせてくれます。
 一方で堂々とした赤は季節感を通り越して大胆さと親近感を同時に表現しているかのように見えます。
 赤単色でワンピース、エネメルの赤、黒の中のアクセント、バッグや靴でコーディネートにインパクトを与える、微妙な赤の違いを楽しむ、大人の赤、ドレスアップの赤、スポーツの赤と例年にない赤の主張がみられます。
 惹きつけられる赤や黒、巧みな脇役である赤や黒の双方を拾ってみました。



黒を中心として













赤を中心として













 2017/08/14 19:54  この記事のURL  / 

秋立ち上がり 3 ファーの楽しさ
 例年豪華なファー使いが目を楽しませてくれる秋の立ち上がりですが、今年はファーの使われ方に少し変化が起きています。 
 ラグジュアリーの象徴でもあるような毛皮ですが、秋冬ラインに本物の毛皮とともにフェイクファーが楽しくカジュアルに、ファンシーな色使いやミックス感、誇張されていたり意外性があったりというように様々な展開を見せています。
 はじめは本物により近い精巧な出来栄えであることが求められていたフェイクファーは今新しいポジションを得つつあります。
 本物にはない機能性と軽さ、扱いやすさ、カジュアル感、こなれた価格などは現代のライフスタイルの中で日常の贅沢感を味わう格好な素材と思われます。
 本物には本物の、フェイクにはフェイクの重要な役割があるという毛皮の新しい時代の到来です。









 2017/08/07 01:54  この記事のURL  / 

秋立ち上がり 2
 夏の華やかさの名残のある中で、前回お伝えしたように秋はしっとりとした大人っぽいエレガンスが気になりました。
 さらにモチーフに頼らない色の組み合わせは新鮮なカラーブロックを見るようです。
 色をつなげたり重ねたりする昔ながらの手法が新しい色使いとともに存在感を増しています。
 一方で根強い人気のボーダーやストライプも少しずつ形を変えて登場しました。
 軽やかな秋を思わせる変化ものストライプ、無地感覚の細いストライプやチェック、ブロッキングしたモダンな縞柄、刺繍を乗せたものなど、マリンボーダーや多色使いのストライプとは異なる縞柄のバリエーションです。

















 2017/07/31 02:24  この記事のURL  / 

無地の存在感
 カラフルでエネルギッシュな夏の後、吟味された色とプレーンな素材の無地ものが見られます。
 ごまかしの利かない無地のアイテムは縫製やカッティング、素材感がシルエットに反映されて秋立ち上がりのウィンドウの格調を高めています。
 コートやワンピースの他に、ブラウスとスカート、シャツとパンツ、羽織りものなど、無地や同色で織られたジャカード、同色のレース、フリルやピンタックなどのあしらいはシンプルな豪華さが際立ちます。
 カラーストーリーにマッチした先染めやプリントが組み込まれているのは勿論のことですが、伝統や上品な大人のエレガンスをうたうかのような知的な無地のこなしが気になりました。
 行きつ戻りつの初秋ですが、昨年とは少し異なるウィンドウはこだわりのあるベーシックの表情が感じられます。











 2017/07/27 00:24  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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