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尾州展 2
 前回に続き三つ目のテーマをご紹介します。

3 VESTALLE 巫女  洗練されたモダン 
イメージ:西洋と東洋の贅沢なブレンド  エレガンスや美しさへの頴歌
     地中海の北部  ペルシャ  パリからバクダッド  ロンドンからテヘラン
     けだるさと官能性  カラフル感













セットアップ  ・宮田毛織工業(株)
  トップス メッシュストライプ  C84 / Pe16
  ボトム  メッシュパイル  C100











トップ&ボトム ・虫文毛織(株)
  トップス シルクリネンツィード  L54 / S46
  ボトム  リネンレーヨンストレッチ  L60 / R37 / Pu3











トップ&ボトム  ・三星毛糸(株)
  トップス  コットンメッシュボイル C100
  ボトム   OJO(紙)ワッシャー  OJO57 / S28 / C15













セットアップ  ・西川毛織(株)
  トップス  コットン/ウールギンガム千鳥  W37 / C54 / Pe9
  パンツ   サテンタンブラー  Pe100











はぎ合わせワンピース ・中伝毛織(株)
  ワンピース  シースルーボーダー Cu33 / C67
  サマーファンシーツィード C83 / N11 / Pe2 / Ac / R3











コート  ・林実業(株)
  コート  カラミ二重織り  L53 / Pe47
  ショートパンツ 片側楊柳平二重  C100






 2017/05/25 00:38  この記事のURL  / 

尾州2018 S/S素材展 Bishu Material Exhibition
 4月18〜20日の三日間、外苑前のテピアで2018年春夏向け尾州産地展が行われました。
 伝統と革新に挑戦する常連の16社に加えて、茶久染色(株)、森保染色(株)、艶金興行(株)、岐セン(株)、藤井整絨(株)、(株)ソトーグループ、木曽川整絨(株)の染色整理加工の7社展も併催されました。
 ウールに限らず、季節とともに変化する天然、化合繊を自由に駆使し、織も編みも、ある時は融合させ、ある時は際立たせるなどの果敢な技術力が発揮された展示会です。
 テーマは三つ「MASCARADE」(仮面舞踏会)、「QUIET」(静寂)、「VESTALE」(巫女)。
 写真の都合上二回に分けてご報告します。

1 MASCARADE 仮面舞踏会
イメージ:美しき奇妙さ  ずらし  驚きを与える  ポストクチュール
     他と一線を画す  新しい美の追求







・鈴憲毛織(株)ワッフルツィードをプリントで表現 
シャツ   ビエラワッフルプリント  P70/W30
ジャケット ワッフルツィード  C49 / Pe35 /Ac15/ N1
スカート  ワッフルプリント  Pe67 /Ac 33













・岩田健毛織(株)
スーツ   ボンボンドビーチェック C42 / Pe 29 / N19 / Ac 9 / Cu 1









・(株)ヒラノ
コート    リリアンカスリファンシーツィード C60 / Pe 28 / N 25 / W 17
インナー   リネンドビー  L 71 / Pe 29











・みづほ興行(株)
スーツ     3Dジャカード  C100









2 QUIET 静寂
イメージ:源泉回帰  静寂と平穏  自然の力 大地 手つかずの自然
     空と海の間 リサイクル スローファッション 人間  暮らしの原点







・(株)ソトージェイテック
襟     ダブルツィストカノコ  C100
ニット   クリスプジャカード  L60 / Pe 30 / N10
パンツ   レーヨンフィラメントカスリ  C42 / R56 / Pu2













・ファインテキスタイル(株)
トップス  コットンシルク  C80 / S20
スカート  ブライトリネンカスリツィル  L48 / Pe46 / N6











・渡六毛織(株)
つなぎワンピース  レーヨン麻 ナチュラルボーダー R40 / C33 / L17 / Pe10









・長大(株)
ツーピース   綿麻ドットダブルクロス  C60 / L40









・森織物(資)
上衣     コットンエステルカラミ  Pe70 / C30
ボトム    リネンコットンピンヘッド L45 / R42 / C23











・日本エース(株)
コート    コットンメッシュツィード R56 / L24 / C20
ボトム    ニューチリメンストライプ C100






 2017/05/23 01:23  この記事のURL  / 

JFWテキスタイルフェア
 2017 A/W向けテキスタイルフェアは「Premium Textile Japan」と「JFW Japan Creation」の同時開催で、11月29,30日国際フォーラムで行われました。
 180社余の企業,団体の参加がありました。
 海外からの参加も積極的にありましたが、両展を通じてウールなどを中心に天然素材、アクリルやナイロン、ポリエステルなどの合繊、レーヨンやキュプラを中心に再生繊維とそれぞれが複合化になっていたり、新しい加工がされていて日本の素材も新しい局面を迎えたことを伺わせます。
 Indexでは両展に共通してJapan Trendが発表されテーマと新素材が提示されました。



「夢想の禅問答」
 内面的な様々な思いをまるで禅の心の様な静かで強い表現、クールでニュートラルな色調で表したテーマ。
 グレーイッシュからダークまでの色を使った神秘的で大胆な素材から、静かで落ち着きのあるベーシックなものまで。













「グラフィカル=クラシカル」
 色と柄の集合体。
 モダンとクラシックが共存しているような組み合わせやカルチャーミックス。
 チェックやストライプ、無地の大胆な色使い。















「無限のキャンパス」
 自由自在にキャンパスを使って表現されたモチーフや加工。
 落ち着いた強く奥深い色使い。
 パワフルで且つ品格のある表現。















「思いでつれづれに」
 大胆でありながら優しくリラックスし、調和のとれた表現。
 無限に広がる内面的な思いを表現。
 グレイッシュで優しいパステル使いの色調。















 展示ブースで特に印象に残ったのは、表面効果やストレッチ性、レースや刺繍、ダブル(両面使い)、ベルベットや別珍、ケバ立ち(やや毛足のある起毛まで)、ジャカード(シンプルなものからゴブラン調まで)などの日本の産地の技です。
 2016/12/14 21:46  この記事のURL  / 

2017 S/S プレミアムテキスタイルJapan展
 5月最終週にPTJ展が東京国際フォーラムで開催されました。
 2017 S/S向けの集大成ともいえる素材展です。
 参加は海外からの10社を含めて86社(うちメディア2社)となっています。
 Indexやテーマのコーナーでは表面効果、輝き、透け、軽さ、レース、ふんだんに使われた加工技術など来シーズンのトレンドや市場のリーディングブランドにちらほら見られる素材が目に付きました。
 四つのテーマとイメージ、代表的な素材をご紹介します。

「女たちに捧げるロマンティック物語」
 お菓子のような甘いパステルカラーで表現された甘いロマンティックモード。
 遊び心、シック、ドラマティックに大人の優雅さを表現。


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「妄想ミステリアスな巡礼」
 ブルーやグリーンなどの寒色を中心に、クールでミステリアスなイメージを表現。
 シルク、合繊、キュプラ、コットン、ジャカード、だまし絵など。


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「充実した贅沢な一日の休日」
 日頃のハイなテンションから解放され、自然と親しみながらゆったりと過ごす時間の豊かさがテーマに。
 シンプルでありながらラグジュアリー。
 ブライトカラーと白で自然の持つ大胆さと強さを併せて表現。


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「音楽と美術のモードな交差点」
 音とアートを組み合わせた気持ちの高まりをユーモアと創造性を交えて表現。
 リズム感、型にはまらない自由さ、大胆かつ繊細さを茶やオークル、グレー味を帯びたミドルトーンで。


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 2016/06/08 21:18  この記事のURL  / 

2017 S/Sに向けた素材展 TN Japan 東京展 栃尾素材展(おりなすとちお)
 4月から5月にかけて産地や機や、染色加工各社の展示会が続きました。
 各展示会が目指すところ、各社の特徴、長い歴史の中で作られた伝統に新しい技を加えた素材、産地の枠を超えた技術の共有など、産地展ではより独創性に富んだ素材に巡り会います。
 今シーズン注目したいのはシャリ感のある強撚糸使いの素材です。
 カラミやクレープなど安定感やサラリとした涼感、通気性、適度なハリは昔から存在しながらテキスタイルの表現やタッチ、機能など今最も求められている素材の役割りの一つと合致するからです。

 TN展では「強撚りプロジェクト」として撚りを強くかけた糸使いの素材開発を行っています。
 会場に置かれた主旨説明のパネルをご紹介しますが、従来から得意としていたところも、織りも編みも、天然素材も化合繊も撚糸の具合で表情が様々に変化することがよくわかります。

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 新潟県栃尾産地では和装も含めて天然素材、合繊と独特のもの作りをしてきました。
 他の産地には無い日本独特の素材感を残しながら新しいテキスタイルの開発を目指しています。
 シボを立たせたもの、カラミタイプ、透け感、光沢、ナチュラルダイ、織物、ニット、傘などの雑貨などまでの展開が提案されました。







                              

 シルクを使った「絹紅梅」は(株)かざぜんの登録商法ですが、太さを変えた絹糸をタテヨコに使い、勾配でできた隙間が涼しさやシャリ感につながる技を持った素材です。
 シルク独特の風合いに縮緬とは又異なる手触りが気負わない優しさを表現してくれます。




 小規模ながら産地展では技術の深堀りや伝統の広がりが見られるのが魅力です。

 2016/05/30 20:12  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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