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初冬のコート
 コート着用の様子を見に阪急沿線のモールに行きました。
 12月始めの比較的暖かな土曜の昼時、程よい気候のショッピング日和です。
 客層は20代から60代のファミリー層を含む老若男女。どこかゆったりと生活を楽しむ方々と拝察しました。
 第一印象は思ったより軽く気軽に羽織れるようなダウンコートやジャケットが多かったこと、ウールが増加したことです。
 その特徴を挙げてみます。



ウール系では:
 ・70cmぐらいの丈でフード付き。比較的シンプル。
 ・ニットカーデ風ロングジャケット。
 ・一重ウール、フード付きが増。丈はまちまち。
 ・起毛、フラノタイプ。
 ・グレー、杢調。ツィードタイプ。
 ・ケープ、ポンチョスタイル増。

















非ウール系では:
 ・ダウンキルトショートコートとジャケット。
 ・昨年に比べてトレンチタイプ減。
 ・ショート丈のダウンキルト、薄手、ファー付きに新鮮味。
 ・新しいものか昨年購入のものかは判別が難しい。
 ・店頭ではそれほど新しいダウンコートは見られない。
 ・薄手のダウンキルティングでデザイン性のあるもの、普通丈からやや短めのものは新しさとオシャレ感がある















その他:
 ・羽織るカーディガンコートはショート丈からロング、布帛、ニットともに増加している。
 ・大判ショール、毛皮のマフラー。
 ・リュック、バックパック姿が増加。
 ・コートの下からスカートがのぞく新しい?コートスタイル。
 ・UGGブーツタイプ(ショートブーツ)
 ・ボトムはパンツとスカート(ガウチョやキュロットを含む)とほぼ同率。
 ・ただしジャージーのスカートは増。



 空気は冷たいものの日射しの暖かな昼時とあって、ダウンも含めて薄手、軽量、羽織るタイプが多く見受けられました。
 コートは最もT.P.Oに左右されるアイテムです。
 少し改まった場所でのウォッチングも必要かもしれません。
 2016/12/23 22:49  この記事のURL  / 

コートウォッチング 2 カラー
 12月第1週の土曜日、ショッピングモールでのコートの着用状況は前回お知らせしましたが、色にも変化がありました。
 13:00から13:20の20分間で対象になった約200人のコート、ジャケットの色について簡単にまとめました。
 ベーシックなデザインが多いだけにシンプルなカラーが主流ですが、ミックス感、多色使いではプリントや先染めが見られました。
 全体ではグレーがライトからダークまで圧倒的に多く、次いでキャメルの増加が見られました。
 トップ染めやウール、ニットなどに良く合う色でもあります。
 紺の定着、黒の作り出す高級感、思い切って赤、などが改めて気になりました。
 トレンドとして出ている微妙なミックス感、グレーの混じったニュアンスのある色、曖昧な色も市場でも見慣れた色となりました。
 200人の内訳はおよそ次の通りです。

キャメル(ベージュから薄い茶)  32

グレー                 52
 (ライトグレー            20)
 (パープル混            8)
 (ダークグレー           24)

黒                   22

紺                   28

ブルー                 5

濃茶                  9

カーキ                 15

白                    7

赤                    4

モウブ系                7

柄物(先染め調)          10

プリント                 9

 暖冬が予想されていますが、寒さが増す日々ではダウンや毛皮が多く見られるかもしれません。
 コートウォッチングはまだ続きそうです。






















 2015/12/18 23:28  この記事のURL  / 

12月のコート・ジャケット
 師走となりましたが好天に恵まれた土曜日、恒例にしているアウター(コート、ジャケット)の定点調査をおこないました。
 場所は関西の閑静な住宅街に隣接した業績好調のショッピングモールです。
 日常生活の中で必要とされるものに基準を置いたセレクトが広い層の顧客を集めていますが、ファッション感度の高い店と見受けられます。
 学生、キャリア、ファミリー、熟年層のいずれもが満足できることで、モールの役割を見事に果たしているようです。

 昨年まで多かったモンクレータイプの高級ダウンが少し落ち着きをみせ、ポリエステルに織り地のプリントを施したダウンジャケットやベスト、デザイン性のあるファンシーなものに代わりました。
 一番の変化はウール素材の増加です。
 比較的若い層を中心に新しい一着はウールというところでしょう。
 中でもトグル釦が特徴のダッフルはフードなしを含め丈に変化を持たせて沢山の着用を見ました。
 市場で新たに仕掛けられたコーディガンはニットジャケットやロングカーディガンとの見分けがつきにくいのですが、ヒップが隠れるくらいの丈を目安に今後ミセスの間にひろがりそうです。
 チェスターフィールドコートはコートの定番の一つですがきちんとした装いであること、普通丈という着こなしのせいかカジュアルの中では今後に期待がかかります。











 2015/12/15 01:57  この記事のURL  / 

アウター(コート・ジャケット)素材
 定まらない天候の中で街は11月も終わりに近づきました。
 クリスマスの装いやウィンタースポーツなどの際立ったものが見せ場を作ってはいますが、温かく快適な日常の装いのためにコートやジャケットが新しい表情で興味深く展開されています。
 昨年に比べてウール系が増えていること、非ウール(合繊系の素材)を使ったデザイン性の高いもの、スポーツテイストがエレガントに着こなされ新しいスタイリングを作っていること、さりげなく毛皮が組み込まれていたり、布かレザーか分からないような革の楽しいデザイン(見ただけでは本物かフェイクかの区別もできません)、インナーテイストを払拭するようなニットのコートやジャケット、3Dプリントを施したものまで。
 ウィンドウのコートウォッチングはウキウキするものがあります。
 同時に増加したウールでは、縮絨や起毛がかかったようなソフトなブランケットタイプ(実にベーシックなもの)が最も多く、ピーコートやダッフル、トレンチタイプにテイラード、ステンカラーと襟も見慣れたものが多いのに驚きました。
 コートの丈が短くなり、スカートスタイルともマッチングするプレゼンテーションが増えたのも今年の特徴かもしれません。
 更にウォッチングを進めていきたいと思っています。









 2013/11/25 21:12  この記事のURL  / 

コート2
 前回ウールのコートが話題になっていることをお伝えしましたが、実際の着用の様子を調べてみました。
 よく晴れた12月のはじめの土曜日、冬の寒さを充分に感じた昼過ぎ、西宮にあるショッピングモールでの一時間ほどの定点観測です。
 東京の新しいファッションビルや駅に隣接したショッピングエリアと共通した点も感じられましたが、ここ西宮ガーデンは近隣の顧客を多く持ち、ペア、カップル、ファミリー、お一人様、老若男女のどの層にも満足の良く対応がなされているような気がします。
 いわゆるラグジュアリーブランドはほとんどなく日常生活を豊かに過ごそうという生活提案型の店とイベントで構成されています。
 レディス(20代から60代)中心の一瞬のウォッチングでしたがその結果発見もありました。
 話題のウールはヤングに意外に多くショート丈のピーコートやダッフルコートタイプ、少し大きめの襟の付いたショーとコートが代表的。
 キャリアには黒や紺、グレー、キャメルなどの普通丈コート(今年のものか否かは不明)に集中。
 ミセスには圧倒的に非ウールが多く、キルティングにダウン入りで高級感あふれるもの、襟にファーの付いたものなどでさらにカジュアルでありながらエレガントというのが特徴です。
 これは友人とショッピングを楽しむカジュアルな気分の現れでしょうか。
 軽くて暖かな非ウールが今年はエレガンスの象徴のようにも見えました。
 彼女たちが芝居やホテルでの会食、クラス会などに出かけるときはカシミア混のウールコートに換わることが容易に想像できます。
 若い人々は今までのスポーツスタイルのダウンを手放すことは考えられませんが、同時にプレッピースタイルや若さあふれる選択の一つにウールコートやジャケットを選ぶ、その中にはニットのケープやカーディガンスタイルが含まれることなどなど納得のいくウォッチングでした。
 店頭でのプレゼンテーションと客の好みをバランスがうまく取れているというべきでしょうか(因みにアンカーストアは阪急百貨店です)。
 集客力抜群のショッピングモールを半日楽しみました。
















 2012/12/10 01:06  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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