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パリ・プレタポルテ展 - 2 (WHO‘S NEXT)
世界の名だたるスポーツ関係のメーカーが出展しシューズやバッグ、アクティブスポーツウエア、Tシャツ、トレーナーなどを中心にストリートカジュアルの充実したコレクションを持つフーズネクスト展(WHO‘S NEXT)もその幅を大きく広げました。
百貨店の売り場で重要なポジションを占めているブランドや路面店を沢山持ち、国内外にシェアを持つブランドが数多くあることも目立ちます。
スタートしたころのフーズネクスト展ではスポーツに特化したヤングやメンズが中心であったことから考えると、このところの内容は完全に二分化されたといえます。
一つはやはりスポーツのおなじみで有名なブランドでスニーカーやバッグ、小物グッズなどとシャツやパンツを中心としたスポーツウエア、もう一つは直営店、百貨店を問わず今注目されているカジュアルウエアブランドです。
最近は会を重ねるごとに後者のジャンルが増えています。
言い換えれば馴染みのブランドが多いということになります。



素材についてみるとベーシックなウール系(プレーンなツィードタイプ、縮絨のかかったもの、ジャージー、千鳥格子やチェックなど)、ウィンターコットンといわれた別珍や畝の太いコーデュロイ、ネルのようなシャツ地、ファー、レザー。
そのほかコートでは非ウール系が加わりますが、全体に中綿やダウンはショート丈が中心でした。薄手の一重ものの甘さのある色が目立ちます。
着こなしは重ね着がますます増えそうです。
そうすることによってアイディアが盛り込まれ、よりカジュアル性が強調されたり、ファンシーな表情が出ます。
今シーズンのテーマは「ファンタジー」。
ショーでは森の精の仮装や動物の化身を思わせるドレスがお姫様、魔女、小人、動物、魔法使いになって沢山登場しました。
たいそう凝った着合わせスタイルでしたが、よく見ると一つ一つはシンプルであり、何枚も同時に着ることによるファンタジーの表現であることに気付きました。



この展示会がスポーツを意識しているかを示すように、ショーの始めと終わりにラップスタイルやジーンズにTシャツというストリートファッションで縄跳びが披露されました。
このミスマッチもファンタジーの一部なのか疑問ではありますが、見る人を楽しませたのは事実です。


ステージの合間を縫って会場内で練習をしていました
 2009/04/14 22:48  この記事のURL  / 

パリ・プレタポルテ展−1
1月末にパリ・ポルトドベルサイユで開催された09−10秋冬向け既製服展は、数年前からその領域やコンセプトに変化が出てきています。



集合型の大規模な展示会ですが中心となっているのは「プレタポルテ展」(PRET A PORTER PARIS)と「フーズネクスト展」(WHO’S NEXT)です。
その他にアクセサリーの「プルミエールクラス展」(1ERE CLASSE)、ランジェリー、子供服なども併催されます。
プレタポルテというイメージに対応するかのように同展ではやや大人の女性に向けたエレガントなラインが中心でしたが、次第にカジュアル性が高まってきました。
今シーズンはバービー人形が生まれて50年を記念し、デザイナーによる人形衣装で50年のファッションの歴史を披露しました。




テーマとコンセプトは次のとおりです。

1)21−09  future と tradition
現在に軸足をおいて過去への思いや遺産を探す旅、テクノロジーや精神性を重んじた未来への旅。




2)abra cadabra(呪文?)
エッヂとファンタジー クリエーションに富んでいてスーパーナチュラルの味わいがある。
パンツをはかない女性。




3)N&B B&W 
フェミニンとマスキュリン 黒と白のみで表現 インテリジェンス ダンディの中の極めつけのフェミニン インクのダークブルー




コンセプトを解読するのが難解なテーマですがインスタレーションを見ると民族、地域、歴史、インテリジェンス、テクノロジー、自然などへの思いがいたるところにあらわれていました。
 2009/03/31 22:14  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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