Premiere Vision 2018−19 A/W 8 Style Focus スタイルと素材のマッチング提案 その2
[テック&ネーチュア] (テクニックと自然)

・アーバンカントリー
 ワイドジーンズとバルキーセーターにスポーツスピリットを加え、ナチュラルなアーバンルックを作る。
 手作り感と最新の技術をミックス。
 機能素材、ラスティックな外見、すっきり感ともやもや感をダブルフェイスで一つにする。
 機能性と未来志向の美しさを備えたアクセサリーにはスポーツの世界の影響を付加する。

















・ダンシングデニム
 シルエットにメリハリをつけ、ウエストをきっちりマークしてデニムジャケットをフェミニンにアレンジする。
 洗い加工したベロアタッチのデニム、控えめな織り柄の入ったデニムをクチュール風に仕立てる。
 スポーツウエア素材でレトロなスカートにカツを入れる。
 機能素材やレザー、トレーニングウエア用ニットやチュールで今風にアップデートする。















[過激で個性的]

・傍若無人な組み合わせ
 柄を自由に組み合わせ、ユニークなコーディネートを作りだす。
 フェミニンで繊細なドレスに男性用のダッフルコートを重ねる。
 アウターにもインナーにもプリント、ジャカード、刺繍、ニードルパンチのカラフルな柄を使う。 抽象からグラフィカル、様々な意匠で不統一なコーディネートを工夫し柄で遊ぶ。
 アクセサリーの使い方にひねりを加える。
 レザーやスタッド使いで不良っぽいパンクスタイルやバイカー風タッチを加える。















・温かでエキセントリック
 つま先から頭のてっぺんまで色と柄を堂々と打ち出す。
 不釣り合いな色と柄を生き自摸重ねて身体を温める。
 ボリューム感たっぷりのブルゾン。
 あちこちからのデザインの組み合わせを楽しみ、ビンテージをからかい、ブランドもののモチーフやパターンにひねりを加えて面白がる。
 ニットと布帛を混ぜ変わった使い方をする。
 バックスキン、ワークウエアやアウトドアファッションのアクセサリーや資材を取り入れる。









 2017/11/29 21:36  この記事のURL  / 


PremiereVision 2018−19 A/W 7 StyleFocus スタイリング提案  その1
 素材とスタイリングのマッチングが提案されました。
 その趣旨と会場で示された四つのくくりと素材を二テーマずつご紹介します。

[ラディカルニュージェンダー]

曖昧なスーツ:
 女性のスーツをボリュームアップし、ノージェンダールックに仕上げる。
 ジャケットは肩をかっちりと、パンツ丈は短め、素材はウール/合繊、コットンのダイアゴナル、機能的かつ着心地が良いなどの完璧な現代スーツを追求。

















デザインと機能:
 雨にも風にも荷物の重さにも負けないアウターのデザインとパフォーマンス。
 ダスターコート、パーカーのボリュームを贅沢テントのように組み立てる。
 マットなポリアミド、軽いコーティング加工を施したコットン、紙のように薄いレザー、超柔らかで温かいニット、とろけるように心地よいベロア、すっきりとした滑らかなフィニッシュ、簡潔な流線形の美しさ。













[スピリットと洗練が一つに]

ヒップホップリミックス:
 オーバーサイズのボリュームとフィットしたシルエットを組み合わせた都会のストリートウエア。
 シティシック。
 反逆的なラッパースタイルのスエットと伝統的なフェミニンなペンシルスカートがぶつかり合う。
 甘美なひだを使ったボリュームたっぷりのニット、シルキーな裏起毛天竺、伸縮性のあるシルキーな機能素材使いのスカート。
 玉虫光沢の体の動きに添うような高級コンパクト素材。
 スポーツウエアからのヒントやジュエリー使いのディテール。













ピリリと刺激的なイブニングウエア:
 ふわふわとしたトップスと細身のパンツを大胆に組み合わせ、エッジを聞かせたセクシーなパーティルック。
 ハイウエストで強ストレッチのパンツが脚を細く長く見せる。
 シースルー素材を重ねたトップで肌を見えるようで見えない演出を。
 謎めいた光沢のストレッチシルク。
 ジュエリーヒール、ウルトラロングのグローブ、華やかさを象徴するコーディネート。




















 2017/11/19 19:47  この記事のURL  / 


Premiere Vision 2018-19 A/W 6 ベストカラー
 今シーズンは5つの小さなグループに分け22色が提案されました。


※クリックで拡大


 来場したバイヤーたちによって行われた人気カラーの結果をご紹介します。
 婦人服ではジャケット&アンサンブル、トップス&ドレス、カジュアルウエアの3部門からそれぞれ6色が選ばれました。
 これらを総合的に見てレディスウエア全体として1位から6位までの人気色です。


※クリックで拡大


1位:No.11 Rust globule 錆色をした小さな水滴
2位:No.10 Magic wand 魔法の杖
3位:No.12 Mercury blue マーキュリーブルー
4位:No.9  Toxic duck 毒気のあるアヒル
4位:No.1 Red being 赤の存在感
6位:No.8 Dramatic purple ドラマティックな紫


 この結果、二つ目のグループNo.8〜11までの4色がすべて選ばれ、No.1の赤やNo.12のブルーとともに明るく楽しいと同時に光沢のある少し謎めいたダークカラーが主流になり、人気投票の6色には登場しませんでしたが、最後のNo.21やNo.22のブロンズやキャメル系がベーシックを新鮮に見せてくれる色となりそうです。

 2017/11/14 19:21  この記事のURL  / 


Premiere Vision 2018−19 A/W 5 The FORUM 2
 FORUMでは二つのテーマが提案されました。
 二つ目のテーマをご紹介いたします。

IRREVERENT ELEGANCE  反逆的なエレガンス
 生真面目さやスタンダードから脱して生き生きと楽しく既成の枠にとらわれずに表現するエレガンス。
 ダンディ、パンクの要素をユーモア交じりに再解釈する、矛盾した組み合わせ、薄いが強い素材、見た目はごつごつしているが触れると頬ずりしたくなるような柔らかな素材など。
 これらでエレガントなパフォーマンス、大胆なシルエット、個性的な色と柄などを表現します。

素材の特徴は:
・コンパクトに織られたウールやスーツ地。薄くしなやか。
・圧縮された新たなフィット感のあるウエットスーツ素材。
・ファインゲージニット
・似ているようで似ていない素材。(見た目と異なる風合い、伝統的柄を付けたハイテク素材など)
・ニードルパンチやボンディングは今までにない組み合わせ。
・クラシックな織物に突然紛れ込んだような太い意匠糸使い。
・エレガントは機能素材。(スポーツ素材とスーツ地の新しい関係)
・見た目のラスティック。(ダイアゴナルやフリースニット)
・大ざっぱな幾何学柄。(手書き風グラフィック柄)
・エコフレンドリー。(会場全体で感じられた存在感のあるキーワード)


キーワードと素材例:

Contrasting duos








Hollowed diagonals (窪んだようなダイアゴナル)








Miss matched








Broadly delicate








Pigmented blurries (かすんだようなピグメント)








Graphic granites








Architectural shadows








Majestic spontaneity








Pictorial haze








Floral fragmentations (花の分裂)







 2017/11/07 22:49  この記事のURL  / 


Premiere Vision 2018−19 A/W 4 THE FORUM  1
 出展社から提出された自信ある素材が一堂に集められ、シーズンの特徴や方向性を示す大きなスペースが「THE FORUM」です。
 6Hの中央に設けられカラー提案、フィルム、二つの大テーマのもとに分けられた膨大な素材は圧巻であり、ワクワクするほどの情報が詰まっています。

テーマは二つ:
EERIE IMAGININGS (夢幻的な空想の世界)
空想と現実の間にある想像力豊かな表現による素材。
IRREVERENT ELEGANCE (反逆的なエレガンス)
真面目さやスタンダードから脱け出し自由で生き生きとしたエレガンステーストの素材。

今回は一つ目のテーマをご紹介します。

EERIE IMAGININGS
 現実と想像の間にあるような奇想天外ともいえる世界。
 神秘的なポエムとデジタル時代の民話をミックスしたような表現。
 甘美でありながらダークな夢想も持ち合わせた素材。
 未来志向の滑らかさ、ベロアタッチ、不思議な感触、波紋状にきらめく色、チカチカとした瞬き、動きのあるボンヤリ感。
 境界線があいまいな彩色(ぼんやり、滲んだような、重なったなど)、謎めいた風景、細く曲がりくねったようなシルエット、輪郭がはっきりしないクモのようなふんわりしたボリューム感、などがポイント。

 このテーマの素材の特徴は
・未来志向のシルクライク
・明快な光沢  
・曖昧なビジュアル
・とてつもない柔らかさ
・様々な表情のベロアベルベット
・奇妙さ
などがあげられます。  

 いくつかのキーワードと素材をご紹介します。

・Brain-teeser graphics








・Neo shot-aspects








・Metallic coldness








・Plastic shine








・Liquid lacquers








・Neo shot-aspects






・Moire wanderings








・Bizarre bestiary










・Silky performance








・Powdery softness






                    撮影 北川美智子
 2017/10/29 21:49  この記事のURL  / 

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名前:北川 美智子
Michiko Kitagawa

テキスタイルディレクター

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