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軍艦島デジタルミュージアム
迫力あるデジタルマッピング



「軍艦島デジタル ミュージアム」の外観、入口


「軍艦島コンシェルジュ」で行く島巡りを更に興味深いものにしてくれるのが、
松ケ枝の船着場から3分ほどのところにある、「軍艦島デジタルミュージアム」、ここでは当時の島の様子や島民の生活風景等を、かっての島民や多くの方々から提供された
5,000点にもおよぶ写真や動画を、館長自らコツコツと収集し、そこから3,000点余の写真をもとにコラージュの手法で当時の軍艦島の生活風景を再現していて一見の価値があります。館内の横幅30メートルにおよぶデジタルマッピングは迫力満点です。










上空から見た廃墟となった軍艦島の一部


アパート群


アパートのX型の階段でくつろぐ子供達




夏には花火も打ち上げられたそうです


また別コーナーでは炭鉱夫が使用したツルハシや靴、そして立ち入ることのできない
ところはドローンを駆使し、また島に上陸しても入ることができない場所や、アパートの内部を再現した部屋が当時の島民の生活を彷彿とさせてくれます。最盛期には5,000人超の住民が住み、世界一人口密度の高い島だったそうです。
船で行く軍艦島上陸とはまた一味違った、知らない世界の体験ができます。



作業を終えて戻って来た坑夫の人たち


ケース内の黒い塊は石炭の原石



忠実に再現されたアパートの部屋





坑夫が使用した作業靴





ミュージアムの3〜4階に設けられた端島神社



当時、長崎と端島、高島に就航してた、日本で初めての鉄造船、"夕顔丸"
奇しくも私の亡父は2代目の船長だったときいている。


ボードに書かれた"サヨナラ" の文字がなぜか切ない


生憎、天候に恵まれず船が欠航した際は、迷わずここへ行くことをお薦めします。

軍艦島デジタル ミュージアム 〒850-0921 長崎市松が枝町5-6
TEL:095-895-5000 Fax:095-895-5005
e-mail : info@ gdm.nagasaki.jp

軍艦島コンシェルジュ 〒850-0843長崎市常磐町1-60 常磐ターミナル102号 
TEL:095-895-9300 Fax:095-895-9550    
             http://www.gunkanjima-concierge.com/


 2017/06/20 17:13  この記事のURL  / 

世界文化遺産 長崎 「軍艦島」
長崎 「軍艦島」上陸

先週末、別件で帰省した際、予てから訪れてみたかった世界文化遺産の長崎、
「軍艦島」 (端島) へ上陸する機会に恵まれた。建物の老朽化が激しいため一部の制限された地域だけでしたが、それでも長崎出身の私にとっては感極まるものがありました。

松ケ枝の埠頭を出航した「軍艦島・コンシェルジュ」の3代目「JUPITER」号は、4月に就航したばかりの流線型をした美しいフォルムの船で、定員の200人で満員。




軍艦島コンシェルジュの3代目 "JUPITER "(ジュピター) 号


この日は薄曇りの天候であったが、波が穏やかで快適な船旅でした。
出航するとすぐ目に飛び込むのが、巨大なクレーンが立ち並ぶ三菱長崎造船所。なかでも世界最大で106年の歴史をもち、今なお現役のジャイアント・カンチレバークレーンがひときは目を引く。


ジャイアント・カンチレバークレーン


途中、“伊王島”(いおうじま)へ寄り、船は一路軍艦島へ。やがて小さな島の後ろに軍艦島がうっすらとその異様な姿を現わすと、船内のあちこちで、”おお,軍艦島だ!”と感嘆の声があがる。




左側のちいさな島が軍艦島(端島)


長崎の港を出て、いっときも休みなくしゃべり続けるコンシェルジュ(ガイド)の説明は、さすがに元島民とあってか実感があり説得力十分で、ときには哀愁に満ち、またときには長崎弁のユーモラスな案内が乗船客を和ませてくれる。
そうこうしているうちに、船は軍艦島の全容が見える位置に、、、そして、クルーが
“デッキに出て写真をお撮りください” と撮影ポイントを教えてくれる。


海側から見た軍艦島




とにかく至れり尽くせりである。そしてジュピター号はおよそ40分で念願の軍艦島に接岸し、いよいよ上陸である。









廃墟となったいまにも崩れ落ちそうな軍艦島の異様な姿は、長崎出身の私にとっては他の乗船客とは異なり、感傷に似た思いでいっぱいであった。


上陸記念に友人の写真家濱本政春氏に一枚撮っていただきました


島内の個々の説明はわたしの拙い説明よりも、それぞれの皆さんがガイドブックやインターネット等で調べて頂いた方が良いと思いますので省略いたします。



朽ち果てた島内の建物群






コンシェルジュ(ガイド)の説明と併せて、ファイルングされた当時の写真やイラストがわかり易い




島を守る外側のコンクリートの、壁の内側


帰港した"JUPITER"号(左)と、初代、軍艦島コンシェルジュとして活躍した"かず丸"


ただ、コンシェルジュの、島内には映画館やパチンコ店、アパートの屋上には
光熱費等がほぼ無償だったため島民の生活は豊かで、当時はまだ高級品だったテレビを、島民が競って買ったため屋上はテレビのアンテナガ林立し、また"青空農園もあったんですよ" という言葉が印象的であった。

また松ケ枝の船着場から3分ほどのところにある、「軍艦島デジタルミュージアム」は当時の島の様子や島民の生活風景等を、かっての島民や多くの方々から提供された5,000点にもおよぶ写真を、館長自らコツコツと収集し、そこから3,000点余の写真をもとにコラージュの手法で当時の軍艦島の生活風景を再現していて一見の価値があります。炭鉱夫のツルハシや靴、そして立ち入ることのできない地域をドローンを駆使し、島上陸でも見ることのできない場所やアパートの内部を再現した部屋が生活感を感じさせてくれます。
軍艦島上陸とは、また一味違った体験ができます。

今回の長崎の旅は従来の帰省とは異なる、なんともセンチメンタル・ジャーニーとなりました。

軍艦島コンシェルジュ 〒850-0843長崎市常磐町1-60 常磐ターミナル102号 
    TEL:095-895-9300 Fax:095-895-9550    
               http://www.gunkanjima-concierge.com/

軍艦島デジタル ミュージアム 〒850-0921 長崎市松が枝町5-6
    TEL:095-895-5000 Fax:095-895-5005
  
  


 2017/06/20 11:29  この記事のURL  / 

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プロフィール


大石一男 (おおいしかずお)
KAZOU OHISHI


写真家・フォトジャーナリスト

長崎市生まれ。大学卒業後、テレビ番組の制作に8年間携わる。1979年に初めてパリコレクションを撮影。以降、ミラノやロンドン、ニューヨーク、東京、ソウルと世界のコレクションを長年に渡り撮り続ける。 東京ファションウィークには、第1回目からオフィシャルカメラとして参加。

2013年、第31回「毎日ファッション大賞」鯨岡阿美子賞受賞。著書に「カメラマンのパリコレクション」(読売新聞社)、おもな写真集に「Paris collection 1981〜2000」(新潮社)がある。

大石一男 オフィシャルサイト
http://www.kazouohishi.com/


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