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工房絵のアーティスト達
人の善意が集まると、笑顔の渦巻きが出来る。3月21日はそのことを実感した1日だった。

以前紹介した知的にいろいろなハンディキャップのある工房絵の画家たちの作品が、代官山ヒルサイドフォーラムで開催されたモダンリビングアート展で披露された。しかも、世界で超一流の画家、ロバート・ハインデル、バーナード・ヒュークス、ジョンソン・ベンジャミンなどの作品と並んで。

芸術大学で絵の描き方を学んだわけでもなく、パリに行って修行をしたわけでもない。そんなかれらがどうしてこんな力強い絵を描くことができるのか。エネルギーをぶつけられた絵はその底から、新たなエネルギーを発散させ、見る者を元気にする。それは、彼らに与えられたミッションのようにも思えた。どんな障害があろうとも、アーティストとして絵を描き続ける根気。それは絵を通して、人々を感動させるために、神様が授けてくださった才能かもしれない。

彼らの作品を見て、マチスやピカソ、ゴッホやゴーギャンのようだと評した人もいた。それは少し大げさだとしても、感動させてくれることに違いはない。

モダンリビングアート展を開催した画商の出川氏からメールが届いた。工房絵の作品が何点か売れました、と。なんとうれしいことか。アートとして売られていった先には、また感動してくれる人が待っていてくれる。一枚の絵が部屋に飾られ、日々の疲れを癒してくれるとしたら、こんなうれしいことはない。

涙目で感動してくださっている工房絵の親御さんたちを見ながら、こちらも涙目になっている。ボランティアのつもりが、感動というすばらしい経験をもらってしまう。これだから、ボランティアはやめられない。いいよね、ちょっとだけいい人になれる時間って。ありがとう。みなさんに、いっぱい、いっぱい、感謝です。
 2007/03/27 00:27  この記事のURL  / 

童謡に動揺したよ。
ずいぶん長い間、書いていない気がします。いえ、実際は卒業した大学の今年の入学生向け学内報に寄稿したり、二人の本について、専門誌に宣伝をかねて書いていたりするんです。

そうそう、生き物文化誌学会というのが奈良であるというので行ってきました「子供の遊びと文化」というテーマだったのですが、とても面白かったです。何が面白かったか。そうですね、日本や世界のおもちゃを集めるのが趣味だった方が、博物館までつくってしまったということや、奈良で、わらべ歌を伝承しようと、お年寄りのところをたずねては、口伝えに1曲1曲集めた曲が350曲以上になり、それを子供の合唱団が歌ってくれたことなどなど。忘れかけていた、懐かしいあのころを思い出す旅でもありました。

♪兎追いしかのやま♪を子供のころに歌いながら、♪兎美味しいかのやま♪と思い込み、「ああ、かの山という山ではおいしい兎が獲れるんだ。兎を食べる人がいるんだな」、と子供心に残酷な歌だとおもっていました。わけもわからず歌っていたんです。日本語ってむずかしいですね。

今、童謡やわらべ歌、日本の小学唱歌を復活させようという動きが活発になっています。でも若い子供より、昔若かった子供のほうが熱心ですね。きっとその時の情景が浮かぶからでしょう。今の子供達はレンゲソウの広っぱで花の冠を作ったり、おたまじゃくしのいる小川に落っこちたりすることはめったにないでしょうから、♪春の小川はさらさらいくよ♪と歌っても情景が浮かばないから面白くないんですね、きっと。感情も入らないし。

もうずいぶん前、由紀さおり姉妹の童謡コンサートに行ったときのこと、会場からリクエストをとることになり、そのとき一緒にきていた当時小学生の娘が勇気をふりしぼって「四季の歌」をリクエストしました。すると、由紀さんはにっこり笑って、「あら、それは童謡ではないから」とやんわり、そして、次の方のところへいってしまわれた。その時の娘のビックリした様子は今でも思い出すとおかしい。『歌は世につれ』と時代とともに歌が変わることをいったのは古賀政男さんでしたっけ。童謡も変わっていく。およげたいやきくんは歌謡曲か童謡か。古きよき時代の童謡を認めながら、新しい童謡をも仲間にしていく。そうすると、呼吸をするように自然に童謡を口ずさむ子供達が増えるかもしれない。

大人の経験した童謡だけを子供におしつけるのではなく、今の子供の童謡をいっしょにうたう。それも時には大切なんだな、なんて、ことをおもったりする1日勉強会でした。





 2007/03/18 00:41  この記事のURL  / 

ホワイトデイがやってくる。
   バレンタインデイという男性には嬉しい日が日本にはある。国によってはカードをいつもお世話になっている人にあげる日であるが、なぜか日本はチョコレートが主流だ。チョコレート業界の陰謀説もあるが、やっぱ、チョコはおしゃれだし、義理で男性にあげるものとしては、後腐れがなくていい。

   我が家もバレンタインデイの朝、レトロ調の可愛い缶に入ったチョコとカードを夫の机の上に置いておいた。何もないのも寂しいだろうという心配りのつもりだ。朝起きてきた夫は、さほど感激した様子もなく、「あ、ありがとう」とまるで、お茶を入れてもらったときと同じ温度でいう。さっぱりしすぎちゃいませんか、と思うのは私ばかりか。ま、こんなもんですね、身内にもらうチョコなんて。

   そして、次の日、仕事を終えて帰宅した夫は1日遅れのチョコをいただいてきた。血糖値が気になるので甘い物は食べないのかと思っていたら、夕食後、「チョコ、デザートにあけてみようか」という。しかも、あろうことか、開けたのは私のあげた缶チョコではなく、頂いてきた箱チョコ。
   
   「へー、最近のチョコはデザインも凝っているんだね」とパクリ。「なにがデザインも凝っているんだね、」だ。私の缶チョコはといえば、机の中に放りこまれたまま。まったくデリカシーがない。「私のチョコは食べちゃったんだ」とわざと聞くと「ちゃんと頂きますよ、これから」とのお答え。おいおい、最初にわたしからもらったのを食べて、それから外様のでしょ、と思うが、それは夫には通じない。こんなちいさなことでも妻って結構、根に持つんだからね。女は怖いよ。ホント。

   そしてホワイトデイになると、「チョコ、デザインが凝っていておいしかったよ」なんて、頂いた方に、お返しをあげながらいうんだよね、きっと。しかも、そのお返しは妻が選んだものなんだな、これが。

   ホワイトデイのお返しといえば、3倍返しが普通らしい。これは男性が見栄っ張りだからなのかもしれないが、なんだか義理チョコにはめられているような気もする。ザ・ボディショップの代表をやっていたときのこと、バレンタインデイより、ホワイトデイのほうが絶対的に稼ぎ時だった。というのも、女性好みのブランドであるだけではなく、3倍返しにぴったりの2000−3000円くらいの可愛いセットを用意していたからである。「ワー、センスいいじゃない、前から欲しかったんだ、ありがとう」なんて、社交辞令とわかっていても若い女性にいわれればうれしいのが男性心理。幸せな時間は多いほうが良いから、頑張っちゃうんだよね。

   で、どの男性も妻には何もなし。「無駄使いだしね」なんていっちゃってさ。こんな状態が続くと、危ないですよ。最後に世の夫の味方になってくれるのは、紛れもなく、あなたを一番愛してくれているはずの妻なんですから、ね。3倍返しといわず、10倍返し、いえいえ、100倍返しでもしておかなくちゃ。釣った魚に一番いい餌を。これが将来、夫婦円満の秘訣です。「えー、これって、れいこさん、自分のこといってませーん?」なんて聞こえてきそうだけれど、いえいえ、一般論をいっているのですよ。ホワイトデイももうすぐですから。老婆心ながら、ほほほ。




 2007/03/06 23:49  この記事のURL  / 

読後感想文第二弾。キャリアパーソンのお助けブックになっているかな。
少しずつですが、「やっぱ、『自分ブランド』でしょ」が売れ始めたようです。売り上げランクはまだ30位台。やっぱ、無名作家はつらいですね、はい。でも、「本屋でみたよ。」「神田の三省堂では入り口近くの台に平積みになっていたよ。」とまるで、姉が妹を思うように、お知らせを入れてくださる方もいて、嬉しい限りです。この種の本はどこのジャンルに置かれているのでしょうね。有名な人の本であれば、新刊と専門の2箇所におかれたりするのですが、私に限ってはそれはありえません。

いろんな人に読んでもらえるといいなと密かに願っています。それというのも、この本を出版するにあたり、担当者と確認しあったことは、「成功物語」にはしないで、キャリアパーソンの「お助けブック」にするということだったからです。読みながら、「うん、そうそう」と共感し、読み終わったら元気いっぱいになれる本。そんな本をめざしたのです。

博報堂のコピーライタから出発してザ・ボディショップの社長まで、30年以上キャリアパーソンとして歩いている間に出会った、いろいろな物の見え方、考え方を正直に書くことで、後進の応援歌にしたい。それは、目の前にいる息子や娘への手紙ようでもありました。だから、松下幸之助という人名にもルビを打っています。誰もが出会う小さな迷いの森。その森を抜け出すヒントになれば・・・「あなたと一緒に仕事がしたい、といわれる人になろう。」いつもそんな思いで働いてきた自分の卒業論文ともいえます。

感想文の第二弾です。


☆軸のぶれない生き方、自分の気持ちに素直に尖がった生き方が
とても印象的で、たった一度しかない人生、自分を信じて前を向いて、
走り続けたいと思いました。
改めて「元気と勇気」もらった感じです。ありがとうございます。
サクラ・・・満開の期間は短いですが、潔い美しさを感じる花ですね。(会社員、女性)

☆御本は先日、無事に入手しました!!
手に入れた日は夕食の支度ももどかしく、家に帰ってから45分ほどで読破しました。

「Yes, I can」のくだり。
仕事を引き受けても面倒くさそうだと顔に出た時点で評価が決まる、
という文を見て、ドキッと身体中が引き締まる気がしました。
最近、惰性で仕事をしていないか、快く仕事を引き受けているか、
というとちょっぴり自信がなくなっていたのです、実は。
でも、笑顔で仕事を引き受けると、自分も気持ちがいいことに気がつきました。
これからも、自分自身がなくなりそうになったとき、本を読み返して
自分の軸を立て直していきたいと思います。(航空会社勤務 英国在住、女性A)

☆今、母がちょうど本を読み終わったところです。
母が感動して「凄い人だ、そんな人がいるのね」「そうそう!そうよね」をページをめくる毎に言っておりました。
私も本当に感動、感銘、感激の連続で言葉でなんと表現して伝えたら良いか分からない自分の語威力の無さと表現の無さを痛感しております。妹にも買って送ろうとおもっています。(航空会社勤務、英国在住、女性B)

☆いただいたご本は、あっという間に読破しました。
どのページをめくっても頷けることばかりで、読み終わってスッキリ!
ぜひわが社の女性陣にも薦めたいと思っています。
さしあたっては、「ブレッドマスター」という販売の専門職を育成しているのですが、 その候補生達にプレゼントするつもりです。(会社経営者、女性)

感想文は私の大きなハッピーエネルギー変わります。お送りいただいたかたがた、本当にありがとうございました。
 2007/03/04 11:05  この記事のURL  / 


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プロフィール
蟹瀬 令子(かにせ れいこ)
上智大学文学部英文学科後、博報堂に入社し、コピーライターやコピーディレクターとして活躍。
1999年、「ザ・ボディショップ」を日本で展開するイオンフォレストの代表取締役社長に就任。
ケイ・アソシエイツ代表として、外資系企業、および国内企業のブランディング、マーケティングを手がける。2007年スキンケアブランド、LENAJAPONを立ち上げ現在にいたる。

蟹瀬令子 プロフィール
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