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今年の水着のトレンドは?
6月も終盤。本格的な梅雨に入り、何となく気分は晴れないが、子供時代を思い出して夏の楽しみを見つけてみたい。
“夏”というと、すぐイメージされるのは“海”。夏のライフスタイルに水着やビーチウエアは欠かせないのだが、バカンス文化の違い(それ以上に身体文化の違いかも)から、日本の水着市場は世界でも特殊であることは、昔も今も変わっていない。
ランジェリーと共に長年水着トレンドの変遷を見ている者としては、その情報をアウトプットする媒体や機会がほとんどないのは残念だ。

というわけで、せめてここで2017夏の水着トレンドをご紹介しよう。
来月には早くもパリ「モードシティ」展で来年2018年の水着トレンドが発表されるので、その前に。
イタリアはもとより、ヨーロッパや世界の多くのランジェリーメーカーが水着も展開しているので、両者のトレンドには多くの共通点があり、お互いに影響しあっている。もちろん水着専業も多数。
ファンデーションのモノづくりを基盤にしたナショナルブランドは体型補整機能の強みを持っているし、一方で独立系ブランドはそれぞれに個性的。着る人の体型や目的、シーンに応じて選択肢が幅広いのが特徴だ。

代表的なトレンドといえるものを以下セレクトしてみた。グラフィック感覚のデザインが増えているが、見た目だけではなく、どれも着心地がよさそう。

大きくクローズアップされていたのが“スポーツ”。ボディをカバー(プロテクト)するものが多い。全体的にカラフルで汎用性もあり、“アスレジャー”のトレンドに欠かせない。

婦人服市場ともクロスしているビーチウエア。まさに夏のライフスタイルを豊かにしてくれるものが充実している。今年は肩出しがポイントですね。

白やレースも人気。

未来的でモダンなテーマのファッションショー。体の躍動感が表現されていた。

 2017/06/26 10:32  この記事のURL  / 
プリントの可能性に期待
パリで開催される「2017モードシティ」の会期が数週間後に迫ってきた。
既にプレス向けに配布されている情報によると、今後のランジェリーの予測を見る上で欠かせないアンテルフィリエール(素材展)のイノベーションフォーラムのテーマは、“プリント”。
これまでエンブロイダリー、シルク、スポーツ、ウルトラライトと、インナーウエアの大きな方向性を提案してきたわけだが、今回はランジェリー、水着、スポーツエアに共通するものとして“プリント”がクローズアップされるということだ。

2017秋冬物の国内インナーウエアの展示会を見ると、プリントが特に増えているわけではないが、すっかり当たり前のように定着している。
その代表例を、ナショナルブランドの中からいくつか紹介しよう。

ワコールの主力商品「肌リフト」のトップスともボトム(ガードル)。たるみを引き上げたい部分には、昨年に引き続き花柄プリントが使われている。水着にも近い感覚

人気が拡大している新・快適系インナー「GOCOCHI」には、新たに袖付きタイプとプリントが登場していた

アクティブなシニアやミセス層向けのラウンジウエアとして発売されるウイングの「リズミックセンス」は、無地トップス×プリントボトムの多様な組みあわせが明るい印象

ブラジャー&ショーツやランジェリーにおいては、プリントとレースの融合がすっかり浸透している(トリンプ・インターナショナル・ジャパン「天使のブラ」)

 2017/06/21 12:12  この記事のURL  / 
ラウンジウエアでグランピング
先週は久しぶりに「キッドブルー」の展示会に伺った。
2017秋冬物のテーマは、”ラグーン・コテージ”。ファミリーで楽しむ冬のグランピングのシーンが会場に再現されていた。勝手な私のイメージとしては、北欧の白夜といったところか。
レディスからメンズ、キッズまで、各種ラウンジウエアからブラジャー&ショーツ、ルームソックスやミトンやストールなどの小物に至るまで、幅広いアイテムが集結。

ふわふわした起毛素材やあたたかなストレッチ素材をはじめ、ガーゼのジャガード素材、また改めてシルクニットのアイテムも充実し、全体的に肌に優しい素材が揃っていた。
レッド系をアクセントに、チェックやストライプ、花柄などの柄も、あたたかな印象。



 2017/06/17 21:41  この記事のURL  / 
ランジェリーもテクノロジー新時代
最近、「AI(人工知能)」と共に、何かと話題となっているキーワードが、「フィンテック(金融×テクノロジー)」。その対象が、食や健康の分野から住や衣の分野へと広がり、1年半位前から「ファッションテック(ファッション×テクノロジー)」のうねりが来ているという。

こう話してくれたのは、FITTIN(フィッティン)を運営する潟tィッティン・代表取締役社長の本間佑史子さん。
ファッションの中でもインナーウエア(ブラジャー)に特化して、オンラインフィッティングの会社を起業した32歳の女性だ。
2009年、新卒でトリンプ・インターナショナル・ジャパンに入社。当時、開発途上だった同社のEC事業の部署に配属され、半年後にはアモスタイルのECの責任者になってサイトの運用を任されたという経験がベースにある。
その後、独立して2015年にサイトを立ち上げ、今年4月からはオリジナルのオーダーメイド(国内生産)システムもスタートさせた。

FITTIN(フィッティン)が注目されるのは、特定のメーカーやブランドに限らず、複数のブランドからニュートラルな視点で自分に合うものが見つかる点で、現在は10社10ブランドが参加している。
つまりユーザーにとっては、メーカーの違いを超えたウェブ上のフィッティングアドバイザーが、自分に合ったものを導き出してくれるというわけだ。
実際に8人の同社スタッフは、アモスタイルやピーチジョンの店頭での販売員経験者。体型別フィッティングモデル(100人)試着による商品データをもとに、プロならではの視点で評価を行っている。化粧品サイトとして知られている「アットコスメ」にも近いビジネスモデルといえる。
既に、同サイトは月間30万PVに成長し、オーダーメイドも月間100枚の受注と順調にスタートしている。

「下着については悩んでいる人が多いのに、それを店頭では恥ずかしくてなかなか声に出すことができないんです。そういう意味で、ウェブとの相性がいい分野だと思います。まずFITTINでまず下調べしておよその知識を得てから、店頭で買い物をするという使い方もできます。次の課題は、ユーザーの選択肢を増やすために参加ブランド数を増やすこと。メーカー各社さんにとってはEC事業の底上げのサービスとして活用していただけます」と、本間さんは熱く語る。

インナーウエアの中で、デザインやモノづくりを切り口にした起業はこれまでも少なくないが、このようにITを活かした新しいビジネスでの起業は画期的といっていい。
しかも、ファッションのオンラインフィッティングの会社は国内に他に3社あるが、インナーウエアに特化した同業者は世界でも他に3社しかないという。
国内インナーウエアも新しいうねりが確実に生まれている。その主軸になっているのは、本間さんのように30代の若い世代。
こういう時代になったのだと実に感慨深い。



 2017/06/08 11:30  この記事のURL  / 
シルクブランドの展示会
シルクを素材にした手作りのランジェリーブランドの展示会が開催されている。
両方とも日本人のデザイナーによるもの。
共に、デザイナーはエスモードパリのランジェリー科出身。それぞれにヨーロッパのランジェリーブランドで修業経験を持つ。

一つは、私が最近気になっている「basara(バサラ)」。
フランスの生地をニューヨークでデザインし、日本の技術で仕立てているという。
案内状によると、3日は葉山でのプレス&フレンズデーになっているが、ご興味のある方はのぞいてみてもいいと思う。

もう一つは、以前も紹介したことのある菊池佳代子さんによる完全オーダーメイドシルクランジェリー「petit chat(プティシャ)」。
こちらは明日3日から5日まで自由が丘の古民家で開催される。

日本においても、こういうインディペンデントなブランドがどんどん登場することを期待している。
 2017/06/02 21:18  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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