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トリンプからスポーツブラ新発売
インナーウエアのグローバルな動きの中で、「スポーツ」は単なる一過性のトレンドにとどまらず、長期的に見ても有望市場になっている。
そんな中で、トリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、明日、4月26日に「triaction by Triumph(トライアクション バイ トリンプ)」を新発売。
この「スポーツ市場本格参入」に当たって、24日に報道向けの発表会を実施した。

同ブランドは、トリンプグループ・グローバルラインのスポーツランジェリー。
ヨーロッパでは1950年代に誕生した古いブランドらしいが、2017年1月にリブランディングを実施した結果、昨年対比170%の伸びで急成長をしているという(現在は40か国で展開)。
これまでのいくつかの同社グローバルラインと異なり、日本企画ではなくヨーロッパ主導の商品企画を軸に、日本市場向けに肌触りを重視し、日本向けの色を加えるなどしている。

女性のスポーツ人口の増加、スポーツアパレルの急成長に対応した取り組みであることはいうまでもないが、特に重視しているのは、「下着メーカーならではのこだわり」。
@バストがつぶれるAジャストフィットするものがないBおしゃれではないといった、これまでのスポーツブラに対する3つの不満に対応し、同ブランドは@バストをつぶさないシルエット〈モールドカップ、ワイヤー入りで立体的にバストをホールドしたスポーツブラ〉、A豊富なサイズバリエーション〈S.M.Lではなく通常のブラジャーと同様にカップサイズ×アンダーバストサイズ〉、Bファッショナブルなデザイン性〈ユーロ圏のデザイン界で権威ある国際的プロダクトデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞〉を特徴としている

商品構成は、ハードなスポーツシーン(ランニング、ボクササイズ)などにも対応し、とにかくバストの揺れを抑えることを重視した「カーディオ」(下写真右、5900円):、バストの揺れがあまり気にならないソフトスポーツ(ヨガ、ゴルフなど)対応の「ストゥーディオ」(写真左、3900円)の2タイプ。
バストの揺れを抑える機能に関しては、イギリス・ポーツマス大学の研究・実証実験による正式な認定を受けている。
ボトムは次シーズンからの展開予定で、当初はスポーツブラのみ4種類の構成だ。


後者の「ストゥーディオ」をいただき、今日は早速、着用してヨガをしてきたが、なかなか快適だった。
立体的なモールドカップでありながら、ナチュラルなシルエット。
何よりクッション性のある太目ストラップの背中下部にアジャスト機能がついていたのが、私にとってはありがたい。フィット感がよかった。
ハードなスポーツではなく、スポーツジムで筋トレあるいはヨガを行っている私にとっては、ブラにワイヤーは必要なく、とにかく楽で着脱がしやすいのが何より。求める機能性の違いは、バストのボリュームの違いにもよるだろう。

通常の下着売り場に限らず、スポーツ用品売り場での展開も狙っている。


スポーツシーンの中ではアイテムの広がりが期待されるが、何といってもブラは基本アイテム。目的と体型に応じて、スポーツブラを使い分ける時代になってきたようだ。


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 2017/04/25 22:37  この記事のURL  / 
各社各様のNEW
インナーウエアの未来は、新しいマーケットをどう創造できるかにかかっていると思う。
もちろん美しいもの、魅力的であるかどうかが重要であることはいうまでもないが、伝統だけに頼ることなく、ファッションであるからには常に新しさが求められている。

記者の視点からは、自然と、いつも新しいものを探している。
1月のパリ国際ランジェリー展で目についたNEWについては、ランジェリーエクスプレスで紹介中。

国内でも、2017秋冬物の展示会がメーカー別に始まっているが、その中でも気になるのはNEW。
昨日伺った2社から、それぞれのブランドにとっての新しいカテゴリー、新しいアイテムの提案を紹介したい。

ナショナルブランドとはまた異なる、手作りの味わいを持つ「ラヴィアドゥ」では、新たにグラマーサイズのブラが登場している。
同ブランドとグラマーサイズというのはちょっと意外な感じもなくはないが、「ラヴィアドゥ」らしい優しいかわいらしさが出ていた。
バッグにパワー力のあるレースを使うなど、脇や背中がすっきり収まるような工夫がされている。E(75)、F(65・70・75)、G(65・70・75)まで。

アールデコ風なチューリップ柄のチュールレースのシリーズは、ダークグリーンがモードな気分。ヨーロッパの陶器にあるような小花柄がプリントされ、独特のニュアンスを出している。

優しい肌ざわりのスマイルコットンを使用した商品バリエーションの充実とともに、着実にファンを広げている「フリープ」(島崎)。
ソフトブラやショーツから各種インナー、ラウンジウエアまでアイテム構成も幅広いが、今回、ニューアイテムとして目についたのは切り替えスリップ。懐かしいアイテムの復活ともいえる。

色は、淡いパープルからネイビーブルーに近い濃色まで、全般にパープル系が多く新色として加えられている。

 2017/04/12 11:37  この記事のURL  / 
接着ノンワイヤーブラがピークに
昨今のラクな着け心地へのニーズの高さを象徴するのが、接着技術を使用したシームレスのノンワイヤーブラ&ショーツ。
2017春夏から秋冬シーズンにかけて、市場において飽和状態になりそうな勢いを見せている。

シリーズ累計販売枚数230万枚を突破したという「スローギー ZERO FEEL」(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)。

新色やプリント物などで新鮮さを打ち出し、色、サイズ、素材、カッティングなど多面的にバリエーションを増やしているが、次なる戦略として、新シリーズのブラタイプを発表したのが注目される。
Vカットの胸元とストラップの幅を狭くすることによって、アウターから見えにくくしているのをはじめ、従来のブラパッドとは異なり、シルエットを重視したボリュームパッドでナチュラルなバストラインが作れるとしている。

4月5日の発売日の翌日からは、このブラタイプを着用した新しいCMがオンエアを開始。
桜満開とともに、急にやってきた春らしい陽気の中で、さわやかな印象を与えている。


また、国内インナーウエアメーカーの2017秋冬物の展示会が既に始まっているが、その中でもこの接着タイプのノンワイヤーブラの拡充が目につく。

グンゼ「トゥシェ」は挿入パッドを進化させている

アツギ「ラフィ」は、従来からのナイロンツーウェイに加え、モダール混素材、さらに花柄を新展開
 2017/04/06 23:00  この記事のURL  / 
活気あふれる深せんの街
中国でも経済成長目覚ましい街、深せん(shenzhen)。香港に程近い場所(広東省)に位置し、中国政府の経済特区として発展してきた経緯があり、「中国のシリコンバレー」ともいわれている。

先月中旬、仕事で行った際に、限られた時間ではあったが、主な商業施設を歩いてみた。
インナーウエアなど繊維産業にとっても産地の一つだが、小売市場も先端のブランドやチェーン店が集まり、街全体が活気にあふれていた。
街の造りや雰囲気は中国の他都市と共通しているが、歴史的な古いエリアや建造物がないせいか、全体的に若々しく(街を行きかう人々の平均年齢も若い)、かつ他の大都市のようなピリピリした緊張感も少なく、ゆったりと豊かな印象を受けた。

「金光華廣場」

巨大な高級ショッピングモールの中には、ワコールや中国有力メーカーの新業態など、インナーウエアの大型高級ブティックが並ぶ

「万象城」

こちらも高級ショッピングモールだが、インナーウエアは百貨店の編集売り場も

売り場入り口にあったディスプレイは、体型補整のボディスーツ

「カルバン・クライン」は安定した人気ブランド

その他のファッションビルにも、インナーウエアのSPA業態が。

「ヴィクトリアシークレット」はコスメ中心

以前はパリ国際ランジェリー展にも出展していた「シックスティエイト」


ガード下にあるような低価格の店も、店舗デザインは凝っている


 2017/04/04 10:10  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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