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2016年から2017年へ
2016年もついに大晦日になってしまった。
AI(人工知能)が現実感を持ち、インターネットの次へと時代が回転している今、私たちを取り巻く環境は少しずつ、だが確実に変化している。
昨日確かだったものが、今日は失われているということも少なくない。

インナーウエアの業界についていえば、長くくすぶっていた時期から一歩抜け出し、新しい方向性が見えてきた年だったように思う。
ここ数年の努力がそれぞれのレベルで着実に実を結びつつある。少なくとも前向きな姿勢で年を超えられるような気がする。

ナショナルブランドメーカーや大手小売りチェーンといった市場の大きな部分を占める動きだけではなく、独立系による新しい動きもたくさん芽生えている。
市場の構造もビジネスのスタイルも多様化する中、どのような立ち位置で動くかということがより重要になってきた。

INNER通信のこの1年を改めて見直してみると、スポーツ、快適、ウエルビーイング、着こなし、コーディネイト、手作り、花、新発想といったキーワードが並んでいる。
可能な範囲で、国内イベントや海外取材にも精力的に動くことができたことに感謝したい。

2017年は、私自身にとってはいろいろな意味でサバイバルの年になりそうだ。
企業も個人も、変わらぬ信念は持ちながら、時代に合わせていかに変化していくかが決め手になるように思う。

今年一年、ありがとうございました。
来年も細々と発信続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。



下の写真は、早春を告げる水仙の花を飾った「WACOAL DIA」銀座店のウインドゥ(2017春夏物コレクション)


 2016/12/31 10:43  この記事のURL  / 
赤人気はまだまだ続く
今年の干支、申年にひっかけて話題となった赤い下着だが、その人気はまだまだ続きそう。

トリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、このクリスマスから新年にかけてのホリデーシーズンに向けて、赤を印象的にアピールしている。

「天使のブラ スリムライン」

アモスタイル「夢みるブラ」


ワコールでも、赤のパワーで輝く人を応援しようと、「レッドファッショニスタアワード2016」と名付けたイベントを先日開催した。
不安がつきない世の中だけに、せめて赤を身に着けることによって、気分は明るくいきたい。

下の写真は、ワコールブランド2016秋冬物展示会にて

 2016/12/19 22:03  この記事のURL  / 
次回パリ素材展トレンドテーマ
12月も中盤に入り、年明け1月の21日から開催される「パリ国際ランジェリー展」の情報が続々と届いています。
同展は2017秋冬シーズンのランジェリーコレクションですが、併設の素材展「アンテルフィリエール」ではその次の2018春夏シーズンの素材です。そのトレンドテーマをこっそりお伝えします。

1/ Floral Garden:
Flower and leaf motifs of every kind, from naive to romantic to pictorial. The key word: Eclecticism!

2/ Erotic Garden:
A bounty of exotic sensuality and rich oriental and paradisiacal symbolism The key word: Fantasy!

3/ Garden of the Mind:
Fully aware creativity going beyond natural fibres and durability concepts. Reinvent everyday life. The key word: Longevity!

4/ Techno Garden:
From the concert stage to the gym, have fun reinventing new rhythms for living. The key word: Innovation!



 2016/12/12 21:29  この記事のURL  / 
年を取らないブランド
ファンが年を重ねるにつれて、市場の要請に合わせながら、ブランドも変化するというのが通常だ。
そんな中で、「ラ・ヴィ・ア・ドゥ」は年を取らない稀有なブランドといっていい。

ブランド設立から既に30年。それは私がフリーランスになった年月とほぼ同じであることもあって、ああ、私自身もこうでありたいといつも思う。
私は展示会が行われる半分位にしか顔を出せないのだが、いつ伺ってもアトリエでは社長とデザイナーのご夫婦、そして同じ顔触れのスタッフが変わらずに迎えてくれる。

特に目立つ仕掛けをすることもない。
基本的な姿勢や世界感はすっと変わらないが、控えめながら、何かしら時代の空気を盛り込んだ新しい手法を取り入れている。

毎シーズン、優しく魅力的なレースや色使いが登場するが、今回、目を引いたのは、3Dモールドパッドを内装したソフトブラ。ナチュラルでありながら安心の着け心地を想わせる。
そして、ブラにもショーツにも使われているのが、切りっ放しのフリーカットレース(ヘムのスカラップがアクセントになっている)。
身生地にフリーカット素材が多く使われるようになり、市場ではすっかり浸透しているが、レースでは見たことがなかった。
3DモールドパッドはMIC、フリーカットレースはクロダレースと、いずれも技術力のある日本の素材メーカーのもの。

また、刺しゅうレースで新鮮だったのは、シェルモチーフのケミカルレースのグループ(「ドメスチックアンダー」ブランド)。
マルチカラー糸を使った貝殻部分がまるで光っているように見える。
バスト中央のチャームにも小さな金色のシェルがあしらわれていて、作り手の優しさを感じさせる。

ひらひら花びらが動く、パリスデイジー(マーガレット)の可憐なケミカルレース。

 2016/12/04 11:14  この記事のURL  / 
プロフィール
武田尚子(たけだなおこ)
ジャーナリスト・コーディネイター

ボディファッション業界専門誌記者を経て、1988年にフリーランスとして独立。
ファッション・ライフスタイルのトータルな視野の中で、インナーウエアの国内外の動向を見続けている。
また、セミナー講師やコンサルタント業務も行っている。
武田尚子プロフィール
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